古い建物や街並みをめぐる紀行・地方電化私鉄以外の駅関係の写真については兄弟ブログ(「古い建物と街並みをもとめて」・アドレスは右側の兄弟ブログらんの「古い建物と街並みをもとめて」をクリックしてください)にアップすることにしました。  こちらも是非ご覧下さい(但し、こちらのブログは駅の写真以外は鉄分ほとんどありません。悪しからず)。

2013年12月31日火曜日

良いお年をお迎えください

今年も残すところあと一日を切りました。

05.8.20 東幡豆

05.8.20 東幡豆
本年は一年間弊ブログにお付き合い頂きまして、ありがとうございました。
新年もおよろしくお付き合いをお願いします。

それでは皆様,
良い年をお迎えください。

2013年12月30日月曜日

32年前、晦日の近鉄道明寺線

近鉄道明寺線は中間駅が一つだけの大変短い路線です。
この短い道明寺線には、本線系から追われた旧型電車が最後の活躍をしていました。
こちらには1981年も年の終わりも迫った晦日30日に一畑電車訪問(こちら⇒一畑電車、初めての訪問)の帰り道に寄った関西私鉄電車巡りの折に訪れました。
当日は早朝から京阪電車に圧倒された(こちら⇒京阪電車 森小路 1981年)後の帰京前最後に立ち寄ったのが近鉄道明寺線でした。

ク6521 81.12.30 柏原
柏原駅に停車中のク6521。
6411形は1950年製造の南大阪線用の電車で、車体全長が20.9mと近鉄きっての大型電車でした。
仲間はモ6411形4両、ク6521形2両の計6両という少数派でした。
その少ない仲間も既にモ6411形のうちの2両は荷物電車化されて営業車はMc・Tc2編成のみでした。

ク6521 81.12.30 道明寺
道明寺駅に停車中のク6521。
張り上げ屋根のオデコがでっかいです。

モ6412 81.12.30 柏原
車内の運転台仕切りには正月飾りが付けられていました。
東京では見かけないこの風景に関西の文化を感じました。

モ6412 81.12.30 柏原
車内の様子です。
乗客は多く、入れ替わりを待って撮ろうとしましたが、うまく撮れませんでした。

モ6412 81.12.30 柏原南口ー道明寺
沿線唯一の撮影ポイント、大和川を渡る鉄橋で近鉄電車の姿の撮影を楽しみました。

モ6412 81.12.30 柏原南口ー道明寺
車体も大きいですが、パンタグラフも大きいのが遠目でも解ります。

ク6552 81.12.30 柏原南口ー道明寺
こちらはモノクロショット。
リバーサルは高価だったので、かなりなケチケチ撮影。
道明寺線では3カットしか撮っていません。


モ6412 81.12.30 柏原南口ー道明寺
鉄橋の雰囲気を強調してみました。
モ6413 81.12.30 柏原南口ー道明寺
この角度から見ると、大きい電車であることが強調されている気がします。

モ6412 81.12.30 柏原南口ー道明寺
新年を迎える準備に忙しそうな人々を脇に見ながら、のんびりと走る近鉄電車。
暮れの30日ももうじき夕方・・・。
今年も残すところあと一日、という時です。


ク6522 81.12.30 柏原南口ー道明寺
柏原南口のホームから撮ったク6522。

この電車のカットで、1981年の電車の撮影を締めました。

2013年12月29日日曜日

今年最後のお買い物〜鉄道コレクション京浜急行デハ600形

今年もやって来ました、『京急の日』。

今や恒例行事と化した年末の大騒動、京急の鉄コレ販売会。
今年は先代600形特急車の非冷房時代とのアナウンス。
それも何故か『お一人様12個限り』。


600形非冷房車

でも、

そんなにいっぱい600形買う人、転売目的以外でいるとは思えません!


その上、末期の馴染みがある冷房化された姿では無い事から何となく今回は人気薄の予感。
それはどうせ欲しい私にとっては却って有利な状況になるはずなので結構なことのような気もしますが、実態はどうなのかはやはり蓋を開けてみないと未知数。
そこで、前回よりはスタートを少し遅らせながらも早朝から上大岡に向かうことにしました。


暗い内から出動

さて。
今年最後のお買い物は、常連の鉄犬殿の急用欠席で一人ぼっち…。
う~む、寂しい・・・。
のはずが救いの神•駒ヶ根車輌さんのメールで友人のK氏と飯田線好き3両編成で上大岡を目指すこととなりました(昨年の700形お買い物レポートはこちらから⇒ 鉄コレ京急700形)。
これなら退屈な待ち時間もあっという間です。


デハ827-1(左)、3758(右) 13.12.28 品川

先ずはこんなツマラン電車で品川まで。
隣のダルマさんも徐々に勢力を落としつつあります。


デハ1065(左)、デハ1041(右) 13.12.28 品川
品川からは1000形特急。
やっぱ、京急線内は京急車に乗りたいです。

会場到着
やってきました、上大岡。 昨年のお買い物行列は読みが外れて想像以上の列が出来ていてビックリしましたが、前回の反省からか8時に到着時には既に暖かい販売会場に案内されました。
万全の防寒対策をしてきましたが、狭い場所に押し込められるのはなんですが、外で並ぶことを考えれば雲泥の差。
これなら暖かく待てます。

駒ケ根車輌さんの新作
飯田線のクハ18
待ち時間は飯田線の話題が頻出。
そんな中、駒ヶ根車輛さんが、新作のクハ18末期仕様のご披露。
GMの板キットの切り継ぎで2扉化改造がされています。
リベットだらけの車体なので、切り継ぎ場所にパテ埋め研磨が出来ないハードルの高い改造ですが、さすがばっちり。
パッと見にはどこが継ぎ目かわかりません。

さて、販売開始は若干フライイング気味にスタート。
ここで何箱買うかで最後までお悩み中の駒ヶ根車輛さんと3人で再び議論。
私が京急百貨店の回し者になって、4+4や6+2もできるでぇ~と余計なPR。
そして、やっぱ快特は4連じゃ寂しいので4+4の8連でしょうと!いう話になりました。
そこで、2箱4連でいいというおっちゃんにもメールで


『ホントに2箱でエエの?』

とプレッシャーかけて見ます。
早速、術中に嵌ったおっちゃんから返事〜。

『4個で逝ってけろ〜』

やっぱね^o^。

既に発売開始10分後には列の末尾が途切れているのが見えてきました。
やっぱり現行車種でないので不人気なのでしょうか?
そして販売開始15分で無事お買い物終了。
沢山余った京阪600特急色や南海電車などノンビリと店内を冷やかしてから遅めの朝食を摂るべく外に出ようと2階に下りたら、何か凄い列。
他にも並ばせる様な売り物はあるとは京急も商売熱心か?





・・・・とよくよく見たら鉄コレの列でした。
多分売り場内でトグロを巻かれるのを敬遠して入場制限していたみたいです。
出だしが遅いと外で待たされる羽目になっていたのですね。
やっぱりそれなりの人がやって来ていたのでした。
外で待たされるはちょっと辛いですね。
でもどうせだったらこの間の京阪販売のように整理券配布だともっと良かったのですが。

どちらにしても個人的には昨年の異常現象を考えると今回は大変穏やかにお買い物終了しました。


旧600形
中身の様子はこちら。
屋根は別パーツとの交換で4連が組めるようになっていました。
こちらは東武8000系のような屋根を変えても配管付きパンタ無しモハ、みたいななんちゃってにしかならないようなことはなさそうです。


お面は・・・ちょっとイマイチ・・・かな?

お面の感じは・・・ちょっとイマイチ。
モニターの側面の表現も彫が浅くてちょっとメリハリ感不足な感じですね~。


実車写真と比較
実車の写真と並べて比較。
う~む。


トレジャータウンの便乗商品!

その後は駒ヶ根車輌さんに案内されて横浜駅近くで初めて開催のNゲージパーツメーカーの販売会に移動、そこでは久しぶりに牛久保さんにも会えていろいろ会話ができました。
そして、トレジャータウンの便乗商品、京急600形全車の車番が網羅されたインレタをGET。
これで、安心して作業が出来そうです。


ここで、夕方までいるという駒ヶ根さんたちと別れた後に最後に行ったのは・・・・
やっぱりココ。


コエーモデル!

コエーモデル!


幻のP社73系
 
今は無きP模型のアナウンスだけで発売頓挫した幻の73系電車が何故かジャンク価格で売られていましたので、内容を吟味の上購入。
これ、ここまで出来ていたんですね。
良く見ると窓割りやドアがあり得ないスタイルのものが挿入されていたりといくつかのエラーが発見されたりして、末期P模型のダメダメ感が伝わって来るものの、トータルで見るとこれはお買い得!
同業のお客さんと争奪戦をして本当の最後のお買い物をして来ました。


今年の物欲の総決算、これにて終了です。
 

2013年12月28日土曜日

下十条電車区訪問

『東モセ』・・・
この配置区所の電略記号を覚えていますでしょうか?
この配置区所名は下十条電車区のことでした。
この下十条電車区は、隣接駅が東十条なので、そのあたりからしてややこしい状態になっています。
『モセ』の意味合いについては編集長敬白で詳しく書かれています。
その部分を引用抜粋しますと・・・

『・・・かつて東十条駅の赤羽方に「下十条電車区」と呼ばれる電車区があり、浦和電車区、蒲田電車区とともに京浜東北線の電車を受け持っていました。下十条なのになぜ電略が「モセ」なのかはまさに判じ物で、東京の電車区電略としては「南チタ」(田町電車区)の上をゆく難解さでした。ちなみに「チタ」の方は「タマチ」のタとチを逆にしたもの。東京の鉄道管理局がまだ3局に分かれる前の東京鉄道局時代、立川(タチ)との誤謬を避けるための策だったと言われています。一方の「モセ」の方はさらに凝って(?)いて、下十条の旧仮名“シモジウゼウ”のモとゼを抜いて、さらに濁音のゼを清音に戻したものだという説が一般的です。しかし真偽のほどは定かではありません。だいいち、調べてみると「条(條)」の旧仮名は「デウ」が正しく、本来は「シモジフデウ」となるはずです。』

東十条の駅に隣接した下十条電車区は車庫訪問するまでもなく、駅のホームでクモヤ90を撮るという用事が済んでしまいました。



クモヤ90005 77.7.27 下十条電車区
一番ホーム側に止まっていたクモヤ90。
つながれている103系も今や鬼籍入りです。


クモハ103-111 77.7.27 下十条電車区
クモハ103は103系の中でも京浜東北線への投入に向けて新造した電車です。

103けーについてはこちら(⇒TOMIXの103けー)。

クモニ13013 77.7.27 東十条
偶然に京浜東北線南行線に荷物電車が到着しました。
乗客も京浜東北線の珍客に注目しています。

クエ9112 77.6.29・友人撮影
実は、ここでは残念なことをしています。
もう少し早く気づいていれば写っている車庫の中にこんな木造国電が残っていたのです。
これは友人に後日もらった写真ですが、撮影は廃車の一週間前だったとのことです。
この車輌の廃車は1977年7月5日。
もう一ヶ月早く行けば撮れたのです。

クエ9112 77.6.29・友人撮影
この時は廃車回送の準備中で、弱ってしまった車体に回送時に板が外れないように補強の棒を釘で打っていたとの話を聞きました。
救援車がこんな救援をしないと本線を走れないというのは皮肉な話でした。

尚、この車両については上で引用をさせて頂いた編集長敬白でも紹介されています(こちら⇒最後の木造国電)。

2013年12月27日金曜日

冬休みの宿題~頂き物の工作 その1

シンナードボンした健太郎T殿からのクリスマスプレゼント・京阪ショーティー(こちら⇒クリスマスプレゼント)、ご本人からコメントを頂きました。
以下、その内容です〜。

いつも楽しくブログ読ませてもらってます。
コメント書こうとしたのですが、なぜか携帯から投稿できないんです。
チビ京阪、いじくっていただきありがとうございます。
私も京津線を考えたんですが、車体幅が広いのでチビ1800を目指したんです。
そうなると妄想は拡がる一方で、BSアンテナを付けたテレビカーにしたろかとか、しかも方位磁石を仕込んでクルクルと…アホですわ。
あれこれ考えてる内に進捗せぬまま興味が薄れて長年そのままになってしまってた物です。
このまま持っていても進捗はないと思い、失礼ですが宮下様に押し付けたしだいです。
すんません、がよろしくお願いします。

ということで、本人の意思がどこまで反映するかわかりませんが、本日はその後の進捗報告です。
ドボン後は車体各部をガシガシ磨きました。
折角なので、徹底的に磨きます!
この作業、結構好きで自分の放置車両の時にもよくやっています。

自分とは違う作風のモデルを手に取って、前オーナーがどんな想いを以て加工したのかなぁ~?
と考えながらじわじわ自分色に染めてゆくのは、これまた楽しい~。

ピカピカ車体に古風な台車

真鍮色の輝きを取り戻した車体には各種穴開けを行い、適当な残材で床板を装着しました。
台車は私なりのコンセプトで京阪つながりで京津線ふうにすることに。
折角なので(否、折角なのに、かな?)スマートな車体とは対照的な古風な台車で下廻りはゆきたいと思いました。

そこで・・・
先日わんわんと醜い争奪戦の上Cedarさんから頂いた(その醜い姿はこちら⇒真夏の上野毛、頂き物争奪戦)懐かしい小高の京阪16号台車を装着することにしました。
台車の位置も敢えて限界まで外側にして踏ん張らせることに。

健太郎Tボディ+Cedar足回り!これぞ、究極の頂きもの電車!


この活用方法なら台車を頂いた京津線好きのCedarさんも活用法として首を縦に振ってくれそうです。
健太郎T殿はいかに?!

格好になってきました

屋根周りにはランボードやヒューズボックスを取り付け。
下回りも連結器やステップを装着、電車らしくなってきました。

ドデン。。。
下回りは相変わらず
下回りは地鉄標準仕様に準拠して台枠をプラ細工で組みました。

2013年12月26日木曜日

何故か本日だけは食べ物ブログ~新大塚 『与し亭』

本日は一日食べログ化します。
理由は、あんまりに幸せな気分になったから書かずにいられなくなったからです。

先日、この駅から近いお店に行って来ました。
仕事絡みでいつもお世話になっている方からご招待を受けてのプチ忘年会です。
その方からはとにかく『大変幸せな気分になるお店』とだけ言われていましたので、どのようなお店なのか全く見当がつきません。

02117 13.12.20 新大塚

丸ノ内線もサインカーブの復活した更新車が増えてきました。


交差点をX形に挟んで上下線の出口が違うちょっと珍しい配置の新大塚駅を出てからすぐ。

本日の会場

本日の会場はこちら(⇒西洋小料理 与し亭)。

オーナーシェフ

早速、お店の中に入ってみます。

与し亭さんは、イタリアンと和を融合させた新しい料理を提案しています。
「体に優しい」を目指した、創作イタリアン料理屋さんです。

お店の内部
こちらがお店の内部の様子です。

おしながき

お品書きはこんな感じ。

前菜
前菜は沢山でました。
こちらはほたてしんじょとほうれん草、ガトー仕立てです。
中のホタテがすごくまろやかでした。

もう一つ前菜


こちらも前菜です。
お魚が何とも言えない味わいでした。

この後、スープが提供されて、逸品に移行です。

蒸しかぶら

蒸したカブラの中には黒毛和牛のパテときのこが入っていました。
カブがものすごく柔く蒸されていました。

メインディッシュ
メインディッシュは3種類選べました。
私は黒毛和牛を選びました。

お食事
メインディッシュの後にボンゴレアラビアータをいただきました。

デザート

どの食べ物も大変な拘りがあり、大変に優しく胃の中に入ってゆきました。
口で触れた味わいだけにとどまらず、シェフの想いを含めてとっても美味なお店でした。


西洋小料理 与し亭―よしてい―
東京都豊島区南大塚2-13-7
営業時間 6PM~10:30PM


2013年12月25日水曜日

未だ見ぬ人からのクリスマスプレゼント

先日の暴年会(こちら⇒アルコール消毒の暴年会@幡ヶ谷)でわんわん経由で頂いた未だ見ぬ健太郎T殿のクリスマスプレゼント、サンタが来たので箱を開けてみました(爆)。

授与式@幡ヶ谷

授与式当日は風邪で頭がぼ~っとしていたので、ただただ嬉しいなぁ~・・・
でちゃんと見ていませんでした。

箱の中には『頼むからジオラマにこのままダルマさんにして置くのだけはやめてけろ』と遺言が書いてありました(爆)。

遺言はこちら(⇒いぬげーじ)。

プレゼントの品
3連休に改めてじっくりと見てみました。

おけいはんショーティー
良く見ると、あっちこっちの穴ぼこを埋めてイジリまくられています。
実車と比較するとわかるのですが、いろいろな部分を京阪化整形手術を施されています。
乗務員扉の手摺の位置もしっかり下がっていました。
正面も天地方向の修正に始まり、テールライトの位置変更のための穴埋め等々、相当の手が入っています。

因みに実物で確認しますと・・・


デハ501 82.5.2 仲ノ町
こちらのキットの通常の完成予想図はこちら。

誰がこの姿からおけいはん1800をイメージするでしょうか?


1809 81.2.24 私市
健太郎Tさん殿がイメージしたのはこちら。
画像を並べてみます・・・が。

イメージが結びつきません!


今回健太郎作品を見るまで気づかなかったのですが、正面にはウインドウシルは無かったんですね。
271 82.8.31 東山三条
二つ合わせて私がイメージしたのはこちら。
これが最もイメージが近い?

色々見てたら、だんだんやる気が出てきました。
車体は既にプライマーと思しき下塗りがなされていました。

ドボン!

そこで・・・

シンナードボン!

生地に戻します。


健太郎T殿、冬休みの宿題・頑張って作りま~す!