古い建物や街並みをめぐる紀行・地方電化私鉄以外の駅関係の写真については兄弟ブログ(「古い建物と街並みをもとめて」・アドレスは右側の兄弟ブログらんの「古い建物と街並みをもとめて」をクリックしてください)にアップすることにしました。  こちらも是非ご覧下さい(但し、こちらのブログは駅の写真以外は鉄分ほとんどありません。悪しからず)。

2017年11月20日月曜日

中尾 豊さんの訃報に接して

先日、中尾 豊さんがお亡くなりになられたことをCedarさんのブログで知りました。
今月10日に息を引き取られたそうです。
享年92歳であったと聞きました。

訃報を知った記事はこちら⇒http://cedarben.blog.so-net.ne.jp/2017-11-18

私にとって中尾 豊さんはTMSを通じて様々な情報やテクニックを教わった大先輩であり、特に地面系モデリングでは貴重なアドバイスや方向性を教えて頂いた師匠でもありましたので、この訃報にはショックを隠せません。


私のバイブル


私にとって中尾豊さんと言えば、まずはこの書籍をはじめとした、模型化設計図の数々でありました。
中尾さんの図面は、単なる実物を1:80にした図面ではありません。
中尾さんなりの解釈によって作られた「模型化設計図」です。
つまり、実物の図面を根拠としながらも、実車や写真から模型的に美しいバランスになるように書かれたもので、実車の設計図ではありませんでした。
実車の図面から寸法をどのように読み取り図面化するかについての苦労話も伺ったことがあります。
例えば電車でいえば、HゴムのRや大きさは実車図面ではHゴムを入れる前のカット寸法しかありません。それを図面化するときどの寸法を取るかは中尾さんのセンスで書かれていました。ウインドウシルの位置関係なども同様にどこで寸法を取るかは実車図面だけでは特定ができません。
そのような部分の表現にも中尾さん流の考え方やセンスが反映していたわけです。


この記事でもお世話になりました


こちらは私にとってはエポックとなった1981年のTMSコンペで特選を受賞した作品の記事です。
この時、文章の校正はもちろん、記事の図面も中尾さんが書いてくださり、出版後の原図返却時に図面の知識の無い私にコメントを頂いたのが実は初めて中尾さんとの接点の始まりでありました。
しかし、その時はあくまでも手紙上のやり取りだけで、ご本人に直接お会いすることはありませんでした。

後に伺ったお話で、この時のコンペで中尾さんが拙作をすごく推していただいたことを聞き、感動しました。
そして、記事も本来なら中尾さんは編集部内で西日本のモデラーの記事しか担当しないのが原則だった中、あえて拙作の記事の担当をして頂いたことなどもビックリでした。
今だから、こんな話も時効ですね。

中尾さんから頂いた本


こちらは中尾さんから頂戴したTMS引退後のホビーライフとTMS時代の思い出をまとめた本です。

中尾さん作品展からお付き合いが始まった・・


その本の中で紹介されている、中尾さんの地元の模型店「まるしん」で開催された作品展の模様です。
中尾さんの作品が一堂に見れるうえに、一度見たかった機関庫の入換レイアウトも見れるとのことで、こちらには私もお邪魔しました。
当日は残念ながら中尾さんはご在席ではなく、芳名帳に記入をしただけだったのですが、丁重なお礼状をいただき、さらに娘さんが住まわれていたのが偶然私の家のすぐ近くであったことから、中尾さんが娘さんのお宅に上京の折に、空き時間でお会いする機会ができたことからお付き合いが始まりました。
1990年のことでした。


そのような縁でその後何度かお話を伺うことができるようになったのですが、そこで伺ったお話、アドバイスは私にとってはまさに財産のような内容がいっぱいでした。
その内容はまたどこかの機会で書いてみたいと思います。
その後はご自宅を阪神大震災で被災された後の顛末のお話や、Gゲージを楽しまれるようになったお話などを伺いましたが、数年前から年賀状が届かなくなって気になっておりました。

私なりの思い出を記し、心よりご冥福をお祈りしたいと思います。
ありがとうございました、中尾さん。

2017年11月19日日曜日

銀座線開通90周年

本日は銀座線絡みの劣化版ネタを組み合わせました。


鉄コレ銀座線

ちょっと前に発売された鉄コレ銀座線。
店頭からはすぐに無くなってしまったようです。
こんなのが出ちゃうんですから、最近は何でもありですね。

82.7.31 末広町


82.7.31 末広町

この鉄コレの編成は、学生時代にずいぶんとお世話になっていた懐かしい編成です。
駅構内も当時は開通時の雰囲気の残っている駅が比較的多かったですが、最近の改修でその雰囲気は失われつつあります。
どうせ改修するなら開通当時の雰囲気の駅もあっと良いのではと思うのですが。


左から2032、2068、700
86.5.24 中野車庫

中野車庫での丸の内線との顔合わせ。

今回の鉄コレの編成は中間封じ込めの吊り掛け車が両開き扉の1800形になっていました。
これはできれば片開き扉の1500~1700形あたりにしてほしかった気がします。




そして、鉄コレ発売からちょっと経って、この本が出ました。

夢が実現していれば・・・


本誌を読んで、おぼろげな記憶だけだった銀座線の歴史、改めて勉強しました。
早川徳次という人は本当に先見の明のある人であったようですね。
五島慶太が邪魔していなかったら、こんな顔合わせが実現したのかもしれなかったわけですね。
そうなっていたらどのような形で京急は進化していたのでしょうか?
この計画が実現しなかったのは良かったのか、悪かったのか微妙ですね。

2017年11月18日土曜日

アメリカの鉄旅  その18 大清算大会

楽しかったアメリカの鉄旅、帰ってきてからすでに2か月半が経ってしまいました。

アメリカの鉄旅の模様はこちら⇒
http://tsurikakedensha.blogspot.jp/2017/09/blog-post_70.html



気が付いたら地元の銀杏並木も紅葉真っ盛りに。
時間はあっという間に経ってしまいます。

大清算大会会場

各自分担してまとめ払いをしていた経費もそろそろ精算しなければなりません。
そこで、アメリカの鉄旅の総括・大清算大会を都内某所で執り行いました。




こちらはメンバーのすがさんが現地コンベンション会場で購入したスチームのショベル。


まずは3連で。

所定の時間になったので、会議紛糾中の一名を除いて乾杯イエイ!


全員集合!

追って到着した一名を加えて乾杯イエイ!

たにがわさんのステンシル

こちらはたにがわさんが作ったNGJのステンシル。
リオグランデのフライングヘラルドを模しています。

昭和駅も

ついでに昭和駅再現プロジェクトの進捗も打ち合わせ。

日出生交通の新車

こちらは、すがさんの新作・二軸客車です。





大分交通を思い出させるカラーも良く似合っています。





以上、にぎやかに楽しく清算も終了。
これにてアメリカの鉄旅は全て終了となり、ちょっと寂しくもありました。
計画したのは1年以上前の去年の夏。
ずいぶん先の話と思っていても、早いもんです。


実際に清算してみたら、宿泊代+レンタカー代+食事代を合算して一日当たり1万円を切っていることが判明。
想像以上にリーズナブルな旅であったことを改めて感じました。

2017年11月17日金曜日

栗原電鉄 沢辺

栗原電鉄3回目です。
三回目は途中の交換駅・沢辺駅です。

95.3.26 沢辺

駅舎外観です。
基本的には若柳駅と似たり寄ったりの駅舎です。
撮影当日はくりでんから3セクへの転換前夜です。
駅舎にはその旨が書かれた垂れ幕がかけられていますね。

87.2.21 沢辺

こちらは乗車中の下り電車が交換待ちの間にちょっと撮ってみたシーンです。
栗原電鉄の交換駅はどれも駅舎が駅の中心部にあって、改札口を境に上下線が食い違う配置になっていました。

M151 87.2.21 沢辺

上り電車が入線して来ました。
駅員さんがタブレットを持って通過を待っています。
懐かしいシーンですね。
上り電車のホームではそれなりの乗客が到着を待っています。
M151 87.2.21 沢辺

電車が通過後に駅員さんがタブレットを持って上り電車に向かっています。
タブレット閉塞の列車交換ではあちらのタブレットが来るまでは絶対に発車しないので安心して電車の外で写真が撮れると言う事で、今考えるとのんびりしたものでした。

87.2.21 沢辺

こちらはその電車交換待ちの間に駅の外に飛び出して駅舎外観を撮ったものです。
最初の1995年の3セク化直前の時の様子とは屋根など雰囲気が異なっています。

95.3.26 沢辺

沢辺の駅には保線関係の詰所が並んでいました。
こちらが駅構内にある詰所です。

95.3.26 沢辺

保線関係の小屋。
右手に軽便時代の有蓋車の廃車体も鎮座していました。


2017年11月16日木曜日

上海で見た新しいトラム

先週、上海に出張で行って来ました。

上海には30年ぐらい前に二回行っていますが、今回はそれ以来の訪問です。

17.11.1 上海


今回は純粋に仕事での訪中でしたので鉄分ゼロ。
朝のお散歩ぐらいが唯一の自由時間でした。
ただ、唯一車の車内から変なトラムを見つけましたのでそちらを報告したいと思います。


17.11.1 上海

こちらがそのトラムです。線路は中央に1本だけ。
車輌はタイヤで走っており、ナンバープレートまでついていて鉄道なのかバスの延長なのかわからない中性的存在の交通機関です。

17.11.1 上海

こちらは車内から見た軌道です。
軌道の中央の案内軌条は鉄製で斜めに傾いており、底部にフランジがあって2個の車輪で案内軌条をV字型に挟み込むようになっているそうです。

もう少し帰国後調べてみました。
ウイキペディアによると、このトラムは張江有軌電車(ちょうこう-ゆうき-でんしゃ)と言い、シーメンスの技術を導入し2010年から運行を始めたそうです。
方式は、ロール・インダストリー方式で、2006年フランスと中国の天津で初導入。年その後イタリアのパドヴァ、フランスのパリでも導入されています。
日本でも三井物産が中心となって車両を輸入し、堺市の新日本製鐵堺製鐵所構内で実験線を設け、売り込みを行ったものの不発に終わっています。
 ゴムタイヤを使用しているため、坂道に強いほか、通常の路面電車よりも急なカーブを走行できる他、レールの建設コストが安く済むため、坂の多い道などでの活用が期待されるが、路面電車とのシステムの共用ができないため長期的に見て車両の他社への譲渡等が難しいことや、タイヤの磨耗などのコスト面の問題も指摘されている。

とのことです。

聞くところによると、当初システム全体をシーメンスに発注する約束だったのを、5編成位輸入した時点でキャンセルして、あとの増備は自国でパチモンを作っちゃったらしいです。

恐るべし、チャイナ。

2017年11月15日水曜日

Oゲージ京急デハ230形の工作 その2

Oゲージの京急デハ230形、今月末にはスクールも千秋楽となりますので、製作を急がねばいけません。


17.11.8 KATO

工程も床下機器まで来ましたので、せっかく近くにあるのだからと実車を見てから作ることに。
ただ、日の暮れる時間が想像より早く、着いたら薄暗くなってしまいました。
ありがたいことに最近のカメラはこの状態になっても問題なく撮れちゃいます。

デハ268 17.11.8 KATO

最近のカメラって、すごいですね。
こんな感じに撮れちゃうので、資料写真には充分であります。

デハ268 17.11.8 KATO

おまけにライトアップまでしてくれているので昼間のピーカンよりもシャドー部分がくっきり撮れたりして。。。
あまりよく見えてしまうと、余計なものまで見えてしまって精神衛生上良くなかったりして。
床下なんて、良く見えない位が平和なのかもしれません。

17.11.8 新宿

その後はこの電車に絡んだやましい目的で新宿へ。

乾杯イエイ!

そして、Cedarさんと乾杯イエイ!

パンタグラフ、ゲットです

新宿で乾杯イエイ!した目的はこちら。
入手難のパンタグラフを譲っていただくことでした。
これが今回の230形工作の鬼門でした。
自作するのは面倒だし、でもどこでも買えません。
ネットオークションではバカみたいな値段になっていると聞きました。
そこで・・・このヒトなら持っているに違いない、とアタリを付けたわけです。



カンパイと同時に問題の物を受領。
これで、この電車工作のネックが解消しました。
最近ネットでは3,000円から5,000円ぐらいになってしまうらしいパンタグラフのお代は、この呑み代で帳消しにして頂きました。




帰宅後は取材写真を参考に床下工作を再開。


床下も形になってきた

床下機器も形になってきました。
なんと、ここまででできてから、空気側機器がまったく逆についていることが発覚!
何のために見に行ったのかわかりません、、、ほんとうにアホです。
機器ごとに撮った写真を逆方向からスクロールして見てたら順番を勘違いしたらしいです。
まさに、「木を見て、森が見えない」を地で行っておりますです。


直しました。

当然、引っぺがして直しました。
「知らんぷり」も頭をよぎったのですが、どうせJORCのモハメイドペーパーさんとキムラ先生に指摘されるのは目に見えています。
生徒さんの前でそれをやられたらたまったものではありません。




ずいぶん形が見えてきました。
次はパンタグラフ廻りです。


2017年11月14日火曜日

金曜日のChitetsu

金曜日の夕刻は仕事がらみで巣鴨に行きました。

17.11.10 巣鴨

陽が落ちるのも早くなってきました。

モロさんの作品展

仕事の用件終了後はさかつうギャラリーでモロさんの作品展を拝見しました。




モロさんらしい個性あふれる作品が楽しいです。
一目見て作者がわかる作品というのはどこか惹かれるものが必ずありますね。


17.11.10 神田
その後は神田に移動。


神田の会場

本日夜の会場はこちら。

まずは3連

乾杯イエイ!、まずは3連。

フル編成

フル編成で乾杯イエイ!
今回は湘南鉄道クラブ関係でお世話になった方のお誘いでの飲み会です。

拙作と多摩川泉さんのクモニ13

肴に持参したお電車。
手前は拙作の東急デハ3450、奥は多摩川泉さんの新作・クモニ13の試験塗装車です。


クモニ13022

鋼体化改造のクモニ13のうち大井と吹田で改造した初期の4両は量産車と車輌の向きが異なっているうえ、吹田の2両は乗務員扉にもヘッダーが付いた異端車です。
そのうえこのクモニ13022号車は試験塗装でオレンジ色に塗られたことがあります。
作例はその時代を再現したもので、同車はこの後クモル23060に改造され、荷物電車の時代は長くありませんでした。


屋根廻り

こちらはその屋根廻り。
資料が無く苦労したそうです。

S川さんのカニ25

こちらはS川さんのトラムウエイカニ22改造のカニ25です。
実車は24系25形用に改造されたそうで、他の車輌の明るい青色の車体に、20系そのままの塗装のカニ25がくっついた姿で走っていた、というのはこの時初めて知りました。



夕方からの凝縮した時間にいろいろな作品を見れ、色々な方のお話を聞き、お勉強もできました。
いやはや、楽しい時間でした。