古い建物や街並みをめぐる紀行・地方電化私鉄以外の駅関係の写真については兄弟ブログ(「古い建物と街並みをもとめて」・アドレスは右側の兄弟ブログらんの「古い建物と街並みをもとめて」をクリックしてください)にアップすることにしました。  こちらも是非ご覧下さい(但し、こちらのブログは駅の写真以外は鉄分ほとんどありません。悪しからず)。

2013年1月31日木曜日

TOMIX73系の加工に挑戦

先日Nゲージ参入宣言をしましたが(こちら⇒Nゲージ参入宣言 )、TOMIXのNゲージ72・73系は以前から気になる存在でした。
しかしながら、これに手を出すと禁断のNゲージの泥沼に入りそうで見て見ぬふりをずっと貫いていました。
ところが、例の鶴見線セットが販売されるに及びそれをレポートするおっちゃんの画像をみてついにころっと逝ってしまいました。
そのイケナイ記事はこちらから(⇒TOMIX73系 )。
その記事を読んで、やはり買おうと模型屋に直行したものの、なんと瞬殺に近かったとのことで、近所の定価販売の売れ残り多数の店でさえ『売り切れました・・』と言われ、がっくり。
欲しいものが手に入らないともっと欲しくなるのが人情・・・

Hゴム窓パーツ

おっちゃんの指南でこんなパーツも入手できました。
めちゃくちゃ薄いパーツの仕上がりにちょっとビックリ。
このパーツで、正面のバリエーションを作ることにしました。

クモハ2両とクハ1両を対象にします。

幌の再塗装と正面パーツ塗装
幌も微妙グレーモールドな色合いと光沢感が気になるので真っ黒に塗ってしまうことにしました。
Hゴムパーツやサボ受けも一旦車体色に塗ってからにしたほうが、後で嫌なことが起こらなそうな予感がします。

貫通扉マスキング
だんだん気分はエスカレート、貫通扉も塗り分けたくなってきました。
一気にマスキングです。

正面Hゴム化完了


Hゴム窓を取り付けました。
これって、上から貼るだけでOKなんですね。
16番で四苦八苦してHゴム化したのとは大違いです。
安直にお顔の整形手術完了、接着後全体に軽くぶどう色を吹きました。

パンタも安直タッチアップ

パンタグラフも真っ黒で塗り分けていないのや、黒がテカテカ光るのが気になります。
そこで、つや消クリアをぶっかけました。
碍子の白と擦り板のカッパーも当然タッチアップします。

ディテールアップパーツ
下回りも銀河で床下配管パーツなんて出ているのを発見。
早速追加工作することにしました。
こんなパーツ出ているの、羨ましいです。

正面いろいろいじりました。

両栓構造のクハ79920は一番効果的ですね。
レリーフ状でもジャンパ栓は左右二個ずつにしたいところです。
コックもなんちゃって色差ししました。
鉄コレでさえ表現のあるワイパーも銀河のパーツを付けました。

御殿場線の正面床下追加工作
ジャンパ栓受けは偶数・奇数を考え出すとモールドを取ったり、床下機器の盛り替えに及ぶので、軽い気持ちで加工しました。
左のクモハ73は偶数向きなので本来は車体側のジャンパ栓はなしですが、まあいっか。
右のクハ79にはジャンパホースを付けました。
これも良く見ると微妙ですが、良しとします。

床下配管、大鉄用
床下の引き通し線は見た目に効果的なので、早速追加しました。
大鉄吹田工場出場車の特徴の肌色塗装は模型的にアクセントになります。

配管付けました。
こんな感じです。
なかなか良いですね。
抵抗器も16番同様にグレーの色差しをします。

2013年1月30日水曜日

京王帝都井の頭線のグリーン車 その4・1200~1700番代

京王帝都井の頭線最終回は1200~1700番代のトレーラーたちです。
井の頭線の1800系以前の車両は数少ない戦前からの生き残りや戦災復旧車名義の車両や戦後新造車など経緯は様々でした。

クハ1258 79.5.29 新代田
戦後新造車のクハ1258。
帝都電鉄時代からの雰囲気を残して先頭に立つ唯一の車両でした。

クハ1258 79.5.29 新代田
W-1-18という独特の形状の台車を装備しています。
両運のデハ1760形の電装解除・片運転台改造車です。
大きな窓が戦前帝都電鉄時代からの流れを引き継いでいる感じです。

クハ1259 79.6.5 新代田
クハ1259。
唯一取付式前照灯二灯を装備した車両ですが、残念ながら先頭には出れないようでした。

クハ1259 79.7.10 明大前

前照灯部分のアップ。

サハ1253 79.5.29 新代田
戦前製の帝都電鉄時代の車両の戦災復旧車クハ1250を中間車改造したサハ1253。
切り妻側のこちらは未改造側です。

サハ1253 79.5.29 新代田

こちらは改造側で、丸妻のままです。

サハ1256 79.6.5 新代田
こちらは同じ経緯ながら両方の妻面が丸妻のタイプ。

サハ1304 79.5.29 新代田

1000系の5連化時に広幅貫通路に改造されたサハ1300形。
こちらも戦災復旧名義の新造車で、1800形と同時に製造されたグループです。

サハ1763 79.6.3 新代田
クハ1250と同じ経緯のデハ1760としての新造車の改造車、サハ1763

2013年1月29日火曜日

京王帝都井の頭線のグリーン車 その3・1800、1900系

井の頭線のグリーン車、3回目は吊り掛け車グループの電動車です。
1900系は1953年京王線の2700系と同時に誕生した高抗張力鋼を採用した電車ですが、2700系とは外観が異なります。
このあたりは、1000系と2000系の関係と似ている誕生経緯なのに、考え方には違いがあるのが興味深いです。

デハ1911 80.7.5 明大前ー永福町
デハ1911。

デハ1901 80.6.7 明大前
明大前を発車するデハ1901。

デハ1912 79.5.29 新代田
吉祥寺方のデハ1912。
1900形は基本的には同一形態でした。

デハ1903 79.5.29 新代田
吉祥寺方のデハ1903。

デハ1910 80.6.5 高井戸
中途半端な阪急風中間車改造のデハ1910。

デハ1913 79.6.5 新代田
きっちり中間車改造のデハ1913。
中間車改造は結局この二両に留まりました。

デハ1805 79.6.5 新代田
1952年製造の1800系は、井の頭線に新風を送り込んだ第一陣になります。
初期のデハ1800形とサハ1300形(全て)は戦災復旧車改造名義で誕生しています。
写真は台車交換でパイオニア風台車TS-117をつけたデハ1805。
先頭で風を切れる唯一のデハ1800形でした。

デハ1804 79.5.29 新代田
こちらは中間封じ込めのデハ1804。
こちらの車両もTRー25からTSー117に台車が交換されています。

デハ1804 80.6.7 明大前
デハ1804の屋根上はこんな感じで、パンタはいつの間にか撤去されていました。
前照灯は恐ろしく大きいケーシングのデカ目でした。

デハ1806 79.6.5 新代田
同じく中間に入ったデハ1806。
こちらはDT12系の台車を履いています。

デハ1808 79.6.5 新代田

中間車改造を受けたデハ1808。
改造したパンタ側が丸妻です。

2013年1月28日月曜日

京王帝都井の頭線のグリーン車 その2・1000系

京王帝都のグリーン車、京王線に続いては井の頭線のグリーン車です。
最初は、京王線の2000系に相当する高性能車、1000系です。
1000系は京王線の2000系と同じ1957年に誕生、当初はMcのみの変則3両編成でしたが、のちに編成にもう一両ずつMcを増備して4両編成に、更には中間に旧型車の1800系のサハ1300を挟んで5両編成になりました。

デハ1052 80.7.2 明大前
明大前の跨線橋から撮ったデハ1050。
通風器のあいだの丸い突起物は扇風機カバーでしょうか。
2000系は前照灯の二灯化をデカ目で改造されましたが、井の頭線の1000系は小型シールドビームで二灯化されているのも興味深いです。

デハ1001 80.6.7 明大前
明大前を出るトップナンバー、吉祥寺方のMc1、デハ1001。

デハ1005 79.5.29 新代田
吉祥寺方先頭車Mc1のデハ1000形、デハ1005。
井の頭線はステンプラの一部を含めて長らくパンタグラフがPS13でした。

デハ1003 79.5.29 新代田

同じくデハ1003。
こちらはサボ入れが撤去されていて表情が異なります。

デハ1052 79.5.29 新代田
渋谷方先頭車Mc2のデハ1050形、デハ1052。

デハ1054 79.5.29 新代田
同じく渋谷方先頭車、デハ1054。
こちらはサボ受けが撤去されているだけでなく、アンチクライマーもありません。

デハ1053 79.5.29 新代田
M2のデハ1050形、デハ1053。
半数の1000系は中間電動車化改造を受けて貫通編成になりました。

デハ1004 79.5.29 新代田
M1のデハ1000形、デハ1004。
写真手前に連結されているデハ1054(ひとつ上の写真参照)はKTRのロゴの位置が異なり、大きさも小さいです。

2013年1月27日日曜日

京王帝都井の頭線のグリーン車 その1

京王帝都のグリーン車、京王線(こちら⇒京王線のグリーン車 )に続きまして、井の頭線です。
最初は活躍していた姿からまとめました。
晩年のグリーン車は朝晩のラッシュ専用車状態になっており、昼間はステンプラ独壇場になっていました。
故に、グリーン車撮影=早起きをしないとちゃんと撮れませんでした。

デハ1907(左)、デハ1901(右) 82.2.8 駒場東大前
駒場東大前で離合するデハ1900形。
京王線と異なり、井の頭線は吊り掛け車は吊り掛け車、カルダン車はカルダン車同士で編成を組んでいて(サハ1300を除いての話ですが)、混結はありませんでした。
左の電車は既にラッシュ輸送終了で富士見ヶ丘入庫電車になっています。

デハ1908 81.12.3 高井戸
今でも同じ写真が撮れる高井戸の吉祥寺方で朝のラッシュ輸送に専念するデハ1900を待ちました。

デハ1912 81.12.3 西永福
西永福の直線区間にて。
朝の仕事を終えて、昼寝場所に向かいます。

デハ1903 82.2.8 駒場東大前ー神泉
前後は揃ってはいるものの、中間には色々な電車がごちゃ混ぜの5連。

デハ1908 82.2.8 駒場東大前ー神泉
上の写真後方の建物から俯瞰したグリーン車。
奥の方に駒場東大前の駅が見えています。

デハ1904 79.10.24 駒場東大前ー池ノ上
どんよりした秋の朝の上り電車。

デハ1912(左)、デハ1056(右) 79.10.24 駒場東大前ー池ノ上
デハ1900とデハ1000の離合。
高性能車デハ1000は3編成で少数派でした。

デハ1052 79.10.24 駒場東大前ー池ノ上
デハ1000の編成は3連でデビュー、一両、また一両と追加されて最後は5連で安定しました。
中間のサハは旧型車からの転用なので、窓割を含めて異なるため編成美を崩しています。
この写真でも中間サハだけ車体の裾が下がっているのがわかります。

デハ1805 79.10.24 駒場東大前ー池ノ上
デハ1800は屋根の薄い独特の外観を持った電車です。
同形式は中間改造車や中間封じ込め車が多く、先頭に立って活躍したのはこの一両だけでした。

デハ1805 79.10.24 駒場東大前ー池ノ上
同じデハ1805を反対側から。
交換されたパイオニア台車が違和感を感じさせます。

クハ1258 79.10.24 駒場東大前ー池ノ上
デハ1800同様にクハ1250も先頭に立てたのはこの一両のみでした。
帝都電鉄時代のイメージを残した(実車は戦後生まれですが)顔を唯一見ることのできた編成でした。

2013年1月26日土曜日

電車庫モジュールの製作(34)

完成した電車を完成間近となった電車庫モジュールに置いて、気の早い竣工写真を撮影しました。


点検補修中のモハ4

車体補修中の電車の姿・・・・
これがやってみたかったのです!

ジャッキアップしたモハ4
片側をジャッキアップした電車風景も再現したいシーンでした。

反対側から見たシーン
反対側から見たシーンです。
右側の地面にはこれからもう少しガラクタを置いてみようと思います。

正面がちに
こちらは正面がちにワンショットです。
自分で作った塀が邪魔してうまく撮れません・・・。
実際の車庫の奥も引きがなくて撮影に苦労しましたが、こんなところも皮肉にもリアルに仕上がりました(笑)。

車庫裏側の情景

車庫裏側の全体風景です。