古い建物や街並みをめぐる紀行・地方電化私鉄以外の駅関係の写真については兄弟ブログ(「古い建物と街並みをもとめて」・アドレスは右側の兄弟ブログらんの「古い建物と街並みをもとめて」をクリックしてください)にアップすることにしました。  こちらも是非ご覧下さい(但し、こちらのブログは駅の写真以外は鉄分ほとんどありません。悪しからず)。

2016年6月30日木曜日

夜行列車待ちの名古屋にて

本日は、1980年3月、名古屋駅の夜の風景です。

この時は身延線、中央西線の旧型国電を見た後、AL車がばんばん走っていた名古屋鉄道を堪能してから高山線の夜行急行で北陸電車巡りに向かう・・・・
という旅程での旅行の途中で、その夜行列車までの時間つぶしで撮ったものです。

のりくら、時刻表

手元の時刻表(但し1976年3月版)で見ると、夜行急行列車・「のりくら」は名古屋発23:57で、富山には翌朝4:36着と富山に行くには好都合な列車でした。
富山では富山地鉄に乗り入れて立山に向かう「むろどう」を分割して、金沢には5:27着。
季節によってはその後、能登線の宇出津まで行っていたのですね。
改めて時刻表を眺めて、結構新鮮な驚きでした。

ただ、残念ながら肝心の「のりくら」のカットは一枚も残っていません。
ということで、湘南電車の画像です。

クハ86303 80.3.7 名古屋

雨のホームに停車中の中央西線の80系電車。
立派な鋼材組み立てのホーム上屋も本線の主要駅の貫禄を感じさせ、80系電車とも良く似合っていました。


クハ86303 80.3.7 名古屋

中央西線の80系電車の運用は基本中津川以東に限定されており、朝晩しか名古屋口に現れませんでした。

クハ86080 80.3.7 名古屋

左には関西線の客車列車も写っています。
右手に停車中の113系でさえ今や懐かしのお電車です。

クモニ83818 80.3.7 名古屋

80系に併結されて荷役中のクモニ83形。
左の113系はお客さんが乗って発車待ちですが、ドアが開いています。
この光景が分かる方も減っているかもしれません。

2016年6月26日日曜日

リニューアル版・一期一会に終わった京急デハ230形

京浜急行デハ230形は大きい窓と低い屋根が特徴の電車です。
この記事は以前に掲載したものですが、スキャンの精度が芳しくないので今回のNゲージKATOのデハ230形購入・加工の記事掲載に合わせて再スキャンしてリメイクしました。

私が京急線でデハ230形に会ったのは一回きり。
230形は既に当時は本線運用はなく、空港線も置き換え後で大師線専用状態になっていました。


デハ266 77.8.2 小島新田


終点、小島新田は何もない所で拍子抜けしました。
サボの表記通りのイメージでした。

デハ266 77.8.2 小島新田

乗ってきた電車が川崎に戻ります。
ここから産業道路までひと駅歩きました。
じりじりと太陽が照り続ける暑い夏の午後でした。


デハ259 77.8.2 小島新田ー産業道路

味の素の専用線の関係で三線区間があることは有名でしたので、確認をしました。


デハ272 77.8.2 小島新田ー産業道路

雑然とした街並みを行く名車、デハ230形。三線になっているのは下り線のみです。
夏の日を浴びてやってきたデハ230形4連。

デハ259 77.8.2 産業道路

産業道路の踏切を渡る。

デハ266 77.8.2 産業道路


産業道路の駅で編成を撮りました。
ひと駅歩いただけですが、汗だくだく。
早々に終了となりました。

デハ271 77.8.2 産業道路 

暑い一日でした。

回送であれ230形が本線を疾駆する姿を見ることなく、一回限りの訪問で終わってしまったことは今考えると残念なことをしたものです。





KATOのデハ230形をいじる

KATOの京急デハ268のアッセンブリーキット、いじってみました。

買いました

お買い上げ時に実車と記念撮影。


キットの様子

キットの箱を開けるとこんな感じ。
ゆったりとした配置で、完成後も収納できるそうですがちょっと場所をとっちゃうかも。
キットは工具無しで組める設計になっています。


分解中

車体は保存車を意識しているのでしょうが、通常製品に比べてものすごく光沢が出ていて、メモリアルの単品なら良いのでしょうが、編成で楽しむにはちょっと個人的に違和感がありました。
そこで、車体全体の艶を少し落とすことに。

分解開始です。
運転台部分の分解方法が最初は分からずにちょっとストップ。
テールライトとヘッドライトの導光材がユニットを押させる構造になっていて、それを外すとパカッとユニットが上に外せることが分かりました。

分解してみました

分解が終わりました。
ヘッドライトは別パーツ化と思っていたら、車体と一体になっていたのは意外でした。
この構成はなるほどでありますが、これを実現するというのは凄い精度ですね。

添付のナンバーインレタ

動力化キットには上から貼れるインレタが附属しています。
インレタは地色に赤が塗られているので上から印刷された車番を隠蔽できる方式です。
これを貼ることで、ちゃんと車番違いの4輌編成にすることができるようになっています。
車体にクリアを吹くのはこの部分を目立たなくする点でも有効です。

クリアー吹き付け

レタリング後に3分艶にしたクリアーを吹き付けました。

クリアー吹き付け

車体が自然な艶になって、落ち着いた気がします。

屋根も塗装

折角なので、屋根も現役時に近づけて少し濃いめのグレーを吹きました。
パンタ台は実車に倣って茶色に色差しをします。

パンタグラフも塗装

今回の製品に合わせて作られたパンタグラフは応用がききそうなパンタグラフです。
こちらのパンタグラフも塗装して碍子と摺り板に色差しをします。




再組み立て完了です。

サボはやりたかっただるま急行


どこかの実車のサボオークションサイトに載っていたダルマ急行サボをコピーして、前からやってみたかったダルマ急行を再現できました。

できました!
完成しました!
だるま急行の行先は片側は川崎大師、反対側は品川にしました。

2016年6月25日土曜日

KATOの京急デハ230、買っちゃいました。

ある日の夕方・・・・



落合南長崎で電車を降りて、向かうのは・・・

勿論、KATO!

デハ230コーナー


目指すは、この商品!
昨年の限定発売時からどうしようか迷って、迷った挙句、やはり買うことにしました。

買いました!

買いました!
キット3輌+動力化セット+ASSYで4輌分です。

ライトアップは初めて
この時間に来たのは初めてでした。
ライトアップした230形も良いですね。

デハ266 77.8.2 小島新田

学生時代の夏休みに一度きりの出会いに終わった京急時代のデハ230形。
これで、その時の思い出が完全再現できます。


こちらの事業者限定鉄コレはどうすれば良いのか・・・。
ポリバケツ逝っちゃうのでしょうか??

2016年6月24日金曜日

当たり前だった駅風景


駅の待合室で待っていると「ゴンゴン」という音が聞こえ、程なくして駅員さんが事務室から改札へ。

『これから下り列車の改札をはじめます』の声と共に改札を始める。

お客さんが下りホームに移動してしばらくすると、駅舎からタブレットを持った駅員さんがホームへ。

ホームでタブレットを持って待っている駅員さんの向こうの山の麓から前照灯を灯した列車がゆっくりと駅にやって来ます。

到着した列車の運転手がタブレットを交換して、駅員さんの発車合図と共にゆっくりと列車が動き出し小さくなってゆく。

列車が発車するのを待ちわびた乗客が構内踏切を渡って駅舎へ。

駅員さんも列車が走り去るのを見届けて、駅舎に戻る・・・・

そのような光景は、明治以降近年まで全国各地で毎日当たり前に繰り返されていました。
当たり前すぎて、気付いた時には無くなっていて余り真剣に記録していない風景です。



本日はたまたま暇つぶしのように撮ったそんな以前は当たり前だった光景をどうぞ。



89.5.13 丹後山田

場所は宮津線の丹後山田駅です。
同線は日本国有鉄道、JR西日本、北近畿タンゴ鉄道、そして 京都丹後鉄道と変遷を辿っていますが、我々の年代には、国鉄宮津線・加悦鉄道の接続駅というイメージが強いのではないかと思います。

遠くからゆっくりと列車がやって来ます。
本線がYの字に分かれる配線は進入速度向上の改良で、今は少なくなって来ました。

89.5.13 丹後山田

駅員さんが列車を注視する光景はもう都会でしか見られなくなって来ています。

キハ283016 89.5.13 丹後山田

キハ58系も当時は相変わらず全国区のポピュラーな存在でした。

キハ283016 89.5.13 丹後山田

到着しました。
どのような列車だったのか忘れてしまいましたが、臨時列車のようです。

キハ283016 89.5.13 丹後山田

今や希少なタブレット交換風景も当時は未だ当たり前な風景でしたね。

キハ581109 89.5.13 丹後山田

ゆっくりと列車は走り去っていきました。

 89.5.13 丹後山田
当時の駅舎です。
今は建て替えられているようですね。
丹後山田駅は、北近畿タンゴ鉄道への宮津線移管の際に駅名が野田川に改称され、更に京都丹後鉄道への移管の際に現在の与謝野に駅名が改称されています。
これだけ短期間に猫の目のように駅名が変わったのは珍しいのではないでしょうか。


2016年6月22日水曜日

桜山軽便さんの見飽きないモジュール

昨年の軽便祭で展示されたOナローモジュールクラブの桜山軽便さんの作品は大変インパクトがあって、脳裏から離れない作品でした。

そこで、ご本人に作品の発表をお願いをして、先日その作品の撮影でじっくりと拝見する機会がありました。
桜山軽便さん➡http://sakurayamalr.at.webry.info/


これは、何だ?!

こちらはスタジオで移動用ケースから開けた状態を後ろから失礼したものです。
電車での移動のためにコンパクトな収納方法がとられています。
よもやモジュールの裏側が収納スペースとして有効活用されているとは思いませんでした。
グッドアイデアですね。

ストラクチャーは着脱式

モジュール本体には殆ど突起物が無いフラットな状態になっており、最小限の高さに抑えられていました。裏側から登場した各種ストラクチャーや樹木類をセットしてゆきます。


素晴らしき情景

軽便祭ではスタッフでないと見られなかった裏側からのシーン。
この微妙な高低差と道の曲がり方は絶妙で、かなりの観察眼とセンスが無いと再現不可能なものと思います。

痺れますね、このシーン。


枯葉が舞う神社の裏では・・・・
嗚呼、青春のヒトコマですねぇ。
色々な物語が書けそうです。

神社は小物入れ

着脱式神社の内部は踏切をはじめとした小物収納庫だったのですね。

苦心のむくリ屋根

こちらが、苦心作のむくり屋根の裏側です。
興味津々であります。



撮影終了して、乾杯イエイ~!
です。
お話を聞いたら何と年齢もタメであったりで、楽しくお話ができました。

桜山軽便さん、ありがとうございました。
この紹介記事は近日中にRMMで発表予定です。

2016年6月21日火曜日

モハモハコンペ 阪堺電車、いよいよ塗装です。

モハモハコンペ・阪堺電車、あと18日です(大糞核爆)!

だーかーらー

先週末は必死コキました!

あっちのおっちゃんも必死です。
こんな感じ➡http://ntekken.blog109.fc2.com/blog-entry-1788.html


塗装準備完了


ここで・・・・

ふやけない真鍮お電車はJOYで磨いて記念撮影です!

なぜなら・・・・・
梅雨の晴れ間、今週しかない!
でも、土曜日塗装したかったけど果たせず。。。
日曜の朝、作業開始!
夕方には雨の予報・・・・。

快速特急塗装、臨戦体制でスタートです。


プライマー塗装完了

まずは、車体。
お得意のいさみやグレープライマーでプーっと吹きます。
白塗装の発色・・・考える暇なく次の工程に移動!


床下ほかグレー塗装完了


床板も台車もパンタも・・・
いさみやグレープライマー+自家製グレー


ニス塗りマスキング完了


次は車内外のニス塗り塗装です。
一部車輛は窓枠がくっついてしまっているので、マスキングをしなければならず、時間が多きくロスしちゃいます。


グリーン塗装完了


そして!
グリーン塗装。
この色、南海緑ですが、なんか濃い感じも・・・

阪堺電車はまあ、南海電車だったこともあってグリーンがイメージカラー。
でも案外その色調はこだわりなく、
なんとなくテキトーに塗ってる(糞爆)。
たとえばいまグリーンに塗られている
161号は明るいグリーン。
162号は明るいけど、161よりは少しだけ落ち着いた色。
163号は青みが強く深いグリーン。
往時はこの163の色に近かったように思います。

とはわんわん殿談。
でも、塗り重ねるとこの色が良いかもしれない状況になったので、再調色はせずに、
グリーン塗装官僚!


やったー!


ドキドキのニス塗り窓枠は・・・
祈れ、祈れ!
やったー!
老眼で見る限り、バッチリです!


クリームと白塗装完了


金太郎塗装の161号と青雲塗装の306号はそれぞれ、名鉄クリームと冷蔵車白を吹いて、いよいよマスキング!

雲塗装マスキング完了


もちろんマスキングに使ったのは!

のぞみ工芸 雲形デザインマスキングシート!
尼センちゃん、紹介してくれてありがとー!

白を捨て吹き


青雲スカイブルーの前にもう一回冷蔵車白を吹き付け。
万全を期します。

スカイブルー塗装完了


続いていよいよスカイブルー塗装!
使ったのはもちろん103系用青22号、じゃなくて小田急青帯+名鉄クリーム(糞爆)!

そして、スカイブルー塗装官僚!

あとはマスキングの出来栄え・・・・祈るだけです(大糞核爆)!

南無阿弥陀仏~~

やったー!


祈れ、祈れ!
やったー!
青雲、完成です。
一部吹き込みましたが、まあこれぐらいはタッチアップで目をつぶりましょう。

全車塗装完了!!


そして、暮れなずむ頃、全車塗装完了!
予報はハズれて雨は降らずにぎりぎりセーフ!


塗装が終わったら一山越えた気になっても実は・・・・
まだまだ残作業は山積み!

もう、ブログアップする気も無くなるほど疲れました。