古い建物や街並みをめぐる紀行・地方電化私鉄以外の駅関係の写真については兄弟ブログ(「古い建物と街並みをもとめて」・アドレスは右側の兄弟ブログらんの「古い建物と街並みをもとめて」をクリックしてください)にアップすることにしました。  こちらも是非ご覧下さい(但し、こちらのブログは駅の写真以外は鉄分ほとんどありません。悪しからず)。

2017年7月31日月曜日

坂本 衛さんからの案内状

先日、私のような地面派モデラーにとっては少年時代から雲の上の師匠ともいえる坂本 衛さんから美術展出品の案内状を頂きました。



出品なさる美術展は『関西平和美術展』で、昨年坂本さんの作品が鉄道模型としては初めて出品され、観覧者から大好評をいただいたことはRMM誌でも紹介しました。
今回はそれに続いての出品だそうです。

今回は3軸客車の5輌編成が落石覆いのある山あいを走る風景に載せての展示だそうで、機関車は動輪を空転させて動く美術作品をアピールなさる予定だそうです。

会期は明日8月1日(火)から6日(日)の6日間、大阪市立美術館で開催されます。



2017年7月30日日曜日

蒲原鉄道モハ11形、現役の頃




モハ11 93.7.17 村松城址公園


残念な姿で保存されているモハ11形をご紹介したついでに、現役時代の活躍シーンも併せてスキャンしましたので、まとめてみました。

モハ12 84.3.22 七谷

雪深い早春の七谷駅に進入するモハ12の加茂行き電車。
田舎電車の原風景のような車輛とシチュエーションでした。


モハ12 85.3.2 高松

こちらは、廃止が迫った1985年の3月。
雪深い高松駅にやってきたモハ12。

モハ12 81.9.6 七谷ー冬鳥越

こちらは逆に夏の七谷駅付近のモハ12です。
線路脇の砂利道と、電車を降りたお客さんの姿が印象的で、個人的にお気に入りの画像です。

モハ11車内 85.3.3

モハ12号はびっくり改造でワンマン車となったので、運用に組み込まれて走るシーンは見かけましたが、ワンマン改造をされなかったモハ11、51は晩年はほぼ出番はなかった模様でした。

そのモハ11が、加茂~村松間部分廃止時にその記念の列車で2輌編成で走るというので、115系電車の夜行電車で雪の蒲原を訪れた時のものです。
こちらはその編成に乗り合わせたときの画像で、直接制御車の2輌編成でしたので、当然総括制御はできません。
昔の汽車と同じく2両目にも運転手が載ってタイフォン合図にノッチオン・オフをしていました。
このような体験は私的にははじめて。
そして、これが空前絶後の体験ともなりました。

モハ11+モハ12 85.3.3 土倉

一面の雪原をゆっくりやってくるモハ11形の2輌編成は当時でも信じられないほど懐かしい風景でした。
ヘッドマークが無ければ猶更良いのですが、そこまで贅沢は申せません。

モハ11+モハ12 85.3.3 土倉

真横からとった時はシャッターを押す指が震えました(寒さじゃないですよ)。

モハ11+モハ12 85.3.3 土倉

土倉駅を出てゆく2輌編成のかわいい列車です。
このカットがかわいい電車が動く姿の見納めとなりました。


モハ51 85.3.3 村松

こちらは残雪の残る村松でのモハ51です。
現役とはいっても、実際にはほぼ出番はなかったものと思います。


モハ51 85.3.3  村松

モハ51のほうは、結局動く姿を拝むことなく廃車となってしまいました。

以下はウイキペディアからです。
『「加茂線」区間については、路線延長は蒲原鉄道線全体の約8割を占めるにも関わらず、利用者数は全体の約3割程度であったことから、同区間については鉄道線としての存続を断念し、バスへの転換が決定された。同区間と併行する国道290号の拡幅改良工事完了を機に、1985年(昭和60年)4月1日付で村松 - 加茂間 (17.7km) が廃止され、蒲原鉄道線は第一期開業区間に相当する五泉 - 村松間 (4.2km) のみに縮小された。』

このタイミングをもって愛すべき小型電車3輌も除籍されたのでした。

2017年7月29日土曜日

蒲原鉄道の保存車の今 その2 残念なモハ11とモハ51

五泉市内の蒲原鉄道の保存車に続いてモハ11,51の保存車の様子です。


モハ11 17.7.16 村松城址公園

モハ11およびモハ51は元は同じ形式で、小型車であったことから部分廃止時に廃車となり、村松城址公園と阿賀野市の安田民俗資料館保存されました。
最初に訪れたのは村松城址公園のモハ11です。
しっかりとした屋根の下に保存されているにも関わらず状態はかなり悪いです。

モハ11 17.7.16 村松城址公園

前照灯は割られ、木部を中心に腐食が進んで可哀相な状態となっています。

モハ11 17.7.16 村松城址公園


パンタグラフ側はもっと状態が悪いです。
雨樋は朽ちて失われつつあります。

モハ11 93.7.17 村松城址公園


こちらは保存当初の姿です。
その時からすでに四半世紀が経とうとしています。
当時は屋根もない状態でありましたが、保存して間もないせいもあってきれいな状態でした。


モハ11 93.7.17 村松城址公園


箱型の車輌は蒸気機関車と違ってむるみる状態が悪化するので、往時の姿を維持するのはかなりの労力が求められるものです。


モハ51 17.7.17  安田民俗資料館

次は阿賀野市の安田民俗資料館に保存されたモハ51です。


モハ51 17.7.17  安田民俗資料館

こちらの資料館は休館になっいるとのことで、ほとんど放置状態です。
これでは先行きが心配です。


モハ51 98.11.24  安田民俗資料館

これは1998年のモハ51です。
奇しくもほぼ同一設計の庄内交通のモハ1形も善宝寺で朽ち果てそうな状態であることを考えると、微妙な気持ちになります。


2017年7月28日金曜日

新宿にて

先日、ちょっと変わった組み合わせのメンバーでの飲み会がありました。

カンパイ
まずは、乾杯です。
新宿駅近く、飲み放題付き3000円という格安居酒屋をセレクトしていただいたのは、湘南の運転会他お世話になっている多摩川泉さんです。
もう二方は、いつもRMMの撮影でお世話になっている青柳カメラマンとその趣味の先輩のKさんです。

OER1600形

多摩川さんは、地元の小田急電車を持参。
前回も前々回も違った小田急を持ってこれれていたので、結構な数を持っていそうです。

デハ1600
こちらのデハ1600形は戦後片運転台化間もないころの姿で、客用扉の窓桟や、運転台を埋めた窓部分の寸法も後年の姿とは違っています。

クハ1650

相方のクハ1650形もちょっと癖のある車両をセレクト。
木造車の台枠を使って鋼体化した車輌で、この車体は後年廃棄されて上田丸子で再起しています。

京王の小型車

こちらは京王電車がお好きな青柳カメラマンの京王電車。
この状態が長く続いているようですが、早く色を塗った姿を見てみたい作品です。

2017年7月27日木曜日

蒲原鉄道の保存車の今 その1 モハ41

先日のKBMC新潟合宿で蒲原鉄道の保存車めぐりをしたことはすでにレポート済みですが、もう少し細かく見てゆきます。

モハ41 17.7.16 五泉市総合会館

最初に向かったのは五泉市総合会館でした。
ここには蒲原鉄道のモハ41が保存されています。
公共施設の入り口にあって、屋根もしっかりしたものがついているのですが・・・。

モハ41 17.7.16 五泉市総合会館

しかしながら・・・・
近づいてみると結構傷んでいます。

モハ41 17.7.16 五泉市総合会館

車内の様子です。
外観と違ってきれいな状態です。
もう少し何とかならないものかと思いました。



モハ41 98.11.24 村松

こちらは、現役時代のモハ41です。

モハ31、61 98.11.24 村松

モハ61とのツーショットです。
こちらのモハ61は冬鳥越にきれいな姿で保存されていました。


次回はモハ11形をみてゆきます。








2017年7月26日水曜日

「Oゲージファーストの会」 強制入会

先般、原鉄道模型博物館の5周年記念行事のお話を書きました。
こちら➡http://tsurikakedensha.blogspot.jp/2017/07/blog-post_7.html

こちらで紹介したようにこの秋からOゲージの工作教室が始まります。
その教材は京急デハ230形であることもお話ししました。

スクール開校に先立ち、スタッフには先行試作品が配られ、各自製作の上内容を吟味することが義務化?せれ、同時に強制的にOゲージデビューを飾らざるを得なくなりました。

サフェーサー塗装

工作方法は第一回目の協議でサフェーサー塗装をした車体をシンナーとサフェーサーで接着する方式にすることになったので、まずはサフェーサー塗装します。

追加部品

日之電さんからは追加部品や改良パーツも到着。
いやでも気分が煽られます。

はじめてのサフェーサーくみたて

サフェーサーで接着、組み立て技法は目にしていたものの、私としてはこれまでやったことのない手法で、ちょっと戸惑いながら組み立てます。
心配した通り、案の定シンナーが垂れたり、指と車体がくっついたりと結構難儀します。



でも、一応一晩でここまで来ました。
これで、第二回目会合にそれなりの顔をして出れマス。

デハ823-6 17.7.22 京急鶴見 

競技会場は原鉄道模型博物館です。
交通手段はJRでもTQでもなく、もちろん!KQです。
途中、鶴見でちょっとお遊びします。
運よく白塗りだるまさんがご登場。

デハ236(左)、デハ823-6(右)
 17.7.22 京急鶴見


折角なので、1分の1のけいきゅんと記念撮影。
45分の1はやはり大きいです。

デハ268 17.7.20 KATO

模型化にはこれがあるので、安心です。

デハ2061 17.7.22 京急鶴見

油売るのはこれにて終了。
エア急で横浜へ向かいます。



着きました。

打ち合わせ

キットの内容の精査や作り方指導方法などの協議中です。
講師陣の中でも考え方、作り方はさまざま。
思わぬ蘊蓄も聞けて真剣な中にも楽しい会話が続きました。

自分で作るのと、それをまだ見ぬ生徒さんに工作法を伝えるのとでは全然違うことを痛感する出来事でありました。

2017年7月24日月曜日

「懐かしの鉄道情景」講座でしゃべってきました。


週末、江東区の古石場文化センターで上記題目の講座があり、おしゃべりをしてきました。

こちらが、会場

今回の講座は同センターが主催する様々な講座の一環で開催されたもので、今回は昭和の鉄道情景についての講座が設定され、全5回をRMライブラリーのDD13本を書かれたり、その他各種記事でおなじみの岩成政和さんと分担して行うもので、後半の2回が私の担当です。

17.7.23 永代橋
 日曜の朝、地鉄電車モジュールを積んで現場へ向かいます。
途中、久しぶりに永代橋を通過。
折角なので記念写真をパチリ。
ここを走る都電が昔のように来たらどんなに良かったことでしょう。



会場の様子です。



イラストが意味深です。

モジュールも展示します

講座会場にはモジュールも展示しました。

講座の模様

講座の模様です。
内容は模型で見る懐かしの鉄道情景というテーマで、昭和の懐かしい鉄道施設や街並みの風景を写真を中心にお話をする、という内容です。


作品を置いてきました

当日ご披露した作品は(持って帰るのが面倒なので?)7月中期間限定で同センターロビーに展示することになりました。
また、次週も第五回目を開催します。
講座の様子は同センターのFBでもご覧いただけます。
古石場文化センターFB➡https://www.facebook.com/古石場文化センター-1678675045699410/

おや??


これは、オマケです。
具体的なお話は8月5日の鉄道模型コンテスト会場のKATOブースにてご披露予定です。


2017年7月23日日曜日

ワンショット写真 富士急行

本日は頂き物のワンショットならぬ、3ショット写真です。
どれも、場所・日時がわかりません。



冬枯れの里山を行く3600形です。
砂利道と小さな川が良い感じと思います。



富士山バックに3100形。
富士急行の良き時代の自社発注車ですが、1編成はブレーキ事故で悲惨な最期を迎えてしまいました。
この編成がどちらの編成なのかは不明です。
後ろのハイエースも気になります。

101
これも富士吉田ですね。
荷物電車もちゃんと洗ってくれています。
この荷物電車は、営業車が車体更新した中にあって、原型を伝える貴重な電車でした。
側面の扉間の窓がすべて埋められて、時として広告スペースにさせられていたのが一寸可哀相ではありました。

以上、古き良き時代の富士急行の画像でした。