古い建物や街並みをめぐる紀行・地方電化私鉄以外の駅関係の写真については兄弟ブログ(「古い建物と街並みをもとめて」・アドレスは右側の兄弟ブログらんの「古い建物と街並みをもとめて」をクリックしてください)にアップすることにしました。  こちらも是非ご覧下さい(但し、こちらのブログは駅の写真以外は鉄分ほとんどありません。悪しからず)。

2015年8月30日日曜日

金魚鉢通信 80 ・ いよいよ、鉄犬モハモハ主義コンペ納品締切!

今年のゴールデンウイーク最終日の5月6日に企画された鉄犬モハモハ主義阪神国道線コンペ発表会から既に4か月近く経ちました。

前回のぶっちゃけな発表会➡鉄犬モハモハ主義発表会
金魚鉢工作スタートはここから➡金魚鉢通信71

そして、それから約4か月。
ついに8月末の納品締切日が迫って来ました。
こちら➡http://ntekken.blog109.fc2.com/blog-entry-1490.html#comment_list

実は私の金魚鉢は、あの日に飛田で箱にしまってから一度も開けることなく今・8月末を迎えようとしていました。
発表会の時には動力未完成なまま、尚且つ梱包の問題から二両ともYゲル破損という微妙な状態になって、もうそのままやる気を無くしていたのでありました。
でも、未完成のまま納品するわけには行きませんので、最後の追い込み作業を始めました。


まずは、箱を開けようと・・・・
アレッ??、箱をどこにしまったのか?
行方不明です。
部屋を捜索します・・・。

箱を発見できました・・・

がさごそ捜索して、数日後に漸く発見しました。

開けました・・・

箱を開けました。

Yゲルがあっち向いてます・・・

Yゲルは破損したままです~。
模型工作、諸事情でこの約4か月間一度もやっていなかったので、パーツも工具もすぐに見つかりません。
たった4か月、されど4か月。
作業していても何か違和感があります。

動力化

先ずは未完成の動力関係をいじります。


部品発見

未取り付けの集電部品やらサボやら細かい部品も行方不明・・・。
これは、他のキットの箱の中に何故か入っていました。
何やっているんだか・・・。


特異な集電方法

集電方法はちょっと変わっています。
正直、これは面倒。

あと一息・・・

あと一息です。

最終仕上げ

最後にドアの手摺に色差しをしたり、ドアレールを張り付けたり、最終の仕上げをしました。

サボ

サボも切り出して、取っ手を付けてスタンバイ完了。

サボを取り付け

サボを両面テープでピタッと貼って・・・・。


完成!

完成しました!

できた~!

今回のコンペのお題、なかなか手強い題材でした。
これで、明日の納品に間に合いました。

2015年8月29日土曜日

名鉄のパノラマカー

名鉄と言えばパノラマカー。
しかし、自分にとって名鉄と言えばAL車をはじめとした旧型電車。
何度も行った名鉄電車。
でも、目に前を頻繁に通過するパノラマカーには殆どカメラを向けませんでした。
勿体無いことをしたものです。
後悔先にたたず、正にソレです。
本日は、そんな頃に撮った数少ないパノラマカーのカラー画像です。

未練がましく撮ったパノラマカーはこちら➡名鉄パノラマカー、最後のクリスマス

 83.3.2 東枇杷島

東枇杷島駅を通過する岐阜ゆき特急に運用されるパノラマカー。
当時はケチって撮っていたリバーサルフィルムで撮った唯一の新型電車のカットです。

92.1.14 神宮前

神宮前に停車中の犬山経由の新岐阜ゆき急行。
運転台が高いので7500系ですね。
高速化を狙った7500系は結果的にはご本尊より短命に終わったのも皮肉ですね。

2015年8月28日金曜日

チューリッヒのトラムミュージアム

ヨーロッパ鉄道の旅、最終日の残り時間はトラムミュージアムの見学に充てました。
チューリッヒのトラムミュージアムはスタートはかなり小規模でスタートして、その後に移転・拡大したようです。
最初はその所在地がどこか検索する段階で、新旧情報が入り混じってちょっと戸惑いました(語学力の問題が大きいとは自認しております・・・)。
それでも、場所が11系統のBurgwies電停前ということと、午後しか開いていないことは判明しました。

 15.7.26 Bellevueplatz

ところが、問題はその11系統です。
本来11系統はチューリッヒ中央駅から一本でアクセスできるのですが、大規模改修工事で運転系統が変更になっていて、すんなりと行けないことが判明。

こちらが運行を止めて改修工事中のベルビュープラッツ電停です。
多くの系統が集まる区間を全面的に止めて工事をするという思い切った工事方法は日本では考えられないですね。

15.7.26 Opernhaus

こちらの電停から少し歩いたオペラハウス電停ではこんな不思議なポイントが。
急な曲線通過の厳しい線路条件からいったん外側に線路をはみ出させてから分岐をするポイントです。
これは初めて見ました。

 15.7.26 Zürich Stadelhofen

そして、地図を見ながらようやく分断された系統の末端部分の暫定始発駅に到着しました。

トラムの車内

トラムに乗ります。
車内も綺麗です。


15.7.26 Tram Museum Zürich

トラムミュージアム、
到着しました。

15.7.26 Tram Museum Zürich

ミュージアム外観です。
昔の車庫をそのままミュージアムにしています。

15.7.26 Tram Museum Zürich

庫外には変わった作業車が止まっていました。


15.7.26 Tram Museum Zürich

車庫の中にはぎっしりと古いトラムが並んでいます。


15.7.26 Tram Museum Zürich

ここにあるトラムの多くは稼動可能に整備されており、特定の日には実際に運転されるところが素晴らしいです。

15.7.26 Tram Museum Zürich

こちらの102号も、走れます。

15.7.26 Tram Museum Zürich

一昔前まで走っていたこの電車も勿論、走れます。

2 15.7.26
Tram Museum Zürich

こんな古典車も!

176 15.7.26
Tram Museum Zürich

こちらは176号。

176 15.7.26
Tram Museum Zürich

右手の電車は現役時代のコンディションをそのままに置かれています。

8 15.7.26
Tram Museum Zürich

他の車両が綺麗に整備されている中で異彩を放っています。

8 15.7.26
Tram Museum Zürich

こちらの車両は床下に潜れます。

2、321  15.7.26
Tram Museum Zürich



1935 15.7.26
Tram Museum Zürich

こちらは事業用車両。

1994 15.7.26
Tram Museum Zürich

こんな架線作業車も保存されているのは流石です。

 15.7.26
Tram Museum Zürich

トラムのモデルも充実。

 15.7.26
Tram Museum Zürich

屋外では古いバスの体験試乗も行われていました。


2057 15.7.26
Burgwies

十分満足してトラムミュージアムを後にしました。


2015年8月27日木曜日

ヨーロッパ鉄道の旅  最終目的地・チューリッヒへ

長かったヨーロッパ鉄道の旅もいよいよ残すところあと二日となりました。
最終目的地のチューリッヒへと向かいます。

15.7.25 Göschenen

アンデルマットからは急勾配を降りてゲシェネン駅へ。
途中からは雲の中に入って気温も下がり、なんだか寂しい気持ちになって来ます。

15.7.25 Göschenen

国鉄のホームから見たアンデルマットゴルナグラード鉄道の列車。
駅構内で既にかなりな高低差があります。

15.7.25 Göschenen

駅構内では旅客列車退避の貨物列車が止まっていました。

15.7.25 Göschenen

そして、ゴッタルドトンネルからチューリッヒゆき列車が顔を出しました。

15.7.25 Zurich HB

チューリッヒ、到着です。
駅はいかにもヨーロッパの駅という重厚な雰囲気ですが、この地下は近年の大改装で凄くモダンな空間が広がっています。

15.7.25 Zürich Hauptbanhof

駅舎の外観です。


15.7.25 Zürich Hauptbanhof

チューリッヒの駅前にはトラムが各方向から集まって来て頻繁に走って来ます。
その中でも車が入れないバンホーフ通りを走るトラムはこの町のトラムの代表的風景です。

15.7.25 Paradeplatz

観光を兼ねてバーンホフ通りを散歩しました。
こちらはパレードプラッツというターミナルです。
左手の楕円形の屋根はトラムの電停上屋で、売店やインフォメーションがありました。

Paradeplatz Zurich – The heart of Bahnhofstrasse
現地のHPから

現地の公式サイトの俯瞰画像です。
近代的な電停の上屋が目を引きます。

15.7.25 Paradeplatz

電停には昔の写真が飾られていました。
こうやって見ると随分昔からこのモダンな上屋があったのに驚きます。

15.7.25 Paradeplatz

こちらの電停も線路が複雑に交差するジャンクションです。
色々な方向から来る電車を見ていると楽しいものです。

15.7.25 Paradeplatz

日本じゃ見ることのできないこんな鬼線路、興味津々です。

15.7.25 Paradeplatz

小さな町ばかり回っていて、久しぶりの都会風景です。
最終日はお土産を買ったりして楽しもう・・・・と、カレンダー見たら日曜日。
お店は軒並み閉まってしまう日です嗚呼。
曜日感覚がマヒしてしまっています。

日曜日のスケジュールを再度考えねば・・・・。

2015年8月26日水曜日

ヨーロッパ鉄道の旅終盤戦  ディセンティスからアンデルマットへ

ヨーロッパ鉄道の旅のレポートも残すところあと4日分となりました。
いよいよ終盤戦に突入です。

ベルニナ線ハイキング後は、サンモリッツ経由でレーテッシュ鉄道とマッターホルンゴルナグラード鉄道の接続駅のディセンティス駅まで一気に移動しました。
このルートは正に世界遺産登録路線をトレースする感じです。

15.7.23 Bergun

途中では車内から以前訪問したことのあるベルギュンの村を眺めたり・・・
以前のベルギュン➡ベルギュンで見たミニクロコダイル




15.7.23  Filisur-Tiefencastel

超有名なラントヴァッサー橋はしっかり観光客モードで撮影。
橋は100Rのカーブを描き、トンネルに突っ込みます。
高さは65mで、良くこんなものを作ったものだと感心します。

629 15.7.23 Reichenau-Tamins

その後、ライヒェナウでオーバーランド線に乗り換え。

15.7.24 Disentis

ディセンティスに到着しました。
ディセンティス駅は単なる中間駅に見えますが、ここで鉄道会社が変わります。

この駅は卒業旅行の時にも来たことのある駅で、32年ぶりの訪問です。
その時は雪崩で途中でバス乗換をして、良くわからないままにやって来た駅ということで、印象に残った駅でした。
ここからはフルカオーバーアルプ鉄道に乗り換えたのですが、今は合併で会社名も変わってマッターホルン・ゴルナグラード鉄道となっています。

34 84.3.1 Disentis

こちらがその時のディセンティス駅です。
駅の風景も車両もすっかり様変わりしていて、これを撮ったのがどこが元の場所かよくわかりませんが、恐らく右手の赤い機関車のいるあたりで撮ったものでしょう。

その時の様子はこちらをどうぞ➡30年ぶりの再会~FOの機関車

15.7.23 Disentis

今回は、思い出のあるこちらの街で二泊することにしました。
宿泊したのはこちらの右奥の黄色いホテル。
手前のオシャレなパスタ屋さんもホテルの経営のようでした。
スイスらしい快適で清潔なホテルでした。

15.7.24 Disentis

翌朝はマッターホルン・ゴルナグラード鉄道の区間をまわりました。
この列車でアンデルマットを目指します。
行先表示はスイスでも液晶式に変更されているのが大半で、このように昔ながらのパタパタ式の行先サボは貴重品になって来ています。

駅にある案内地図

途中、立派な石橋があるブグネイ駅で下車(地図の赤丸のところ)。
以前車窓から撮った橋を今回はしっかり撮ろうというわけです。

橋の説明看板

橋の袂にはこんな石橋の由来の解説と図面表示の案内看板がちゃんとあります。


15.7.24 BugneiーSedrun

これで、一応目的は果たせました。
その後、沿線のハイキングコースを3駅先まで歩きながら列車を撮りました。
地図は持参しませんでしたが、携帯で撮った駅の地図と案内標識、更にグーグルマップもあるので事前に地図を購入せずとも十分歩けます。
便利な時代になったものです。

15.7.24 Sedrun-Rueras

途中の牧草地で列車を待ちます。
牛さんの落し物が大変多いのが要注意ですが、見た目は綺麗です。

15.7.24 Sedrun-Rueras

反対側からもやって来ました。


15.7.24 Dieni-Rueras

こちらは三駅先の手前にあった石橋。
こちらまで歩いたらヘトヘトになってしまいました。

15.7.24 Nätschen

次はネッチェン駅で下車します。
こちらも卒業旅行で下車した駅です。


15.7.24 Nätschen

当時と機関車も客車も様変わりしましたが、その当時乗ったタイプの車両が最後尾に特別車輛としてくっついていました。


15.7.24 NätschenーAndermatt

先ほど降りた列車が眼下をのんびりと下ってゆきました。


33 84.3.1 NätschenーAndermatt

こちらは卒業旅行時の同じ場所です。
時は3月の1日。
まだ、沿線は全くの冬景色でした。
道路も雪に埋もれ一面スキー場と化していました。


ヒトリカンパイ

列車を見送った後は駅隣接のレストランで休憩します。
一人で乾杯イエイ!

15.7.24 Nätschen

休憩後は駅付近で列車を撮ります。
やって来たのはご存知、氷河急行。

15.7.24 NätschenーAndermatt

反対側からやって来たのはディセンティスゆきの普通列車。

15.7.24 Nätschen

先ほどの氷河急行が発車しました。
それぞれの列車間合いがあるので、駅のあたりをウロチョロするだけで色々撮れちゃいます。


15.7.24 Nätschen

ちょうど上の写真のあたりからラック区間が始まります。
当線のラック区間は最急勾配110パーミルあり、方式はラックレール2条のアプト式になっています。
ちゃんと導入部分を見たことが無かったので、じっくり拝見します。

15.7.24 Nätschen

こちらがアプトの導入部分です。
結構複雑な構造になっています。
いきなり2条のラックが噛むのではなく、まず片側が噛んでから2条目が噛むようになっていますね。

15.7.25 NätschenーAndermatt

初日はネッチェンでホテルへ折り返して、アンデルマットへは翌日向かいました。
こちらはネッチェンからアンデルマットへ下ってゆくところです。

15.7.25 Andermatt

アンデルマット駅に到着しました。

ここからはゲシェネンへ下って、ゴッタルドトンネルを出てきた列車で今回の旅の最終目的地・チューリヒへと向かいます。