古い建物や街並みをめぐる紀行・地方電化私鉄以外の駅関係の写真については兄弟ブログ(「古い建物と街並みをもとめて」・アドレスは右側の兄弟ブログらんの「古い建物と街並みをもとめて」をクリックしてください)にアップすることにしました。  こちらも是非ご覧下さい(但し、こちらのブログは駅の写真以外は鉄分ほとんどありません。悪しからず)。

2014年12月31日水曜日

大晦日の伊東

本日はタイムカプセルシリーズ・大晦日スペシャルです!

去年の大晦日スペシャル(こちら⇒近鉄 道明寺線)。
一昨年の大晦日スペシャル(こちら⇒ミュンヘンのトラム)。

1982年の年越しは家族で伊東の保養所で過ごしました。
保養所に到着後の夕刻、伊東駅裏まで散歩がてら出かけた時の記録です。

クハ158 82.12.31 伊東ー南伊東

山の上まで保養所や旅館が建ち並ぶ伊東の街並みを縫って走ります。

クハ158 82.12.31 伊東ー南伊東

伊東の狭い温泉街をゆくハワイアンブルーの電車は引き立ちました。

クハ160 82.12.31 伊東ー南伊東

マイナーチェンジタイプのクハ160。
何ともブサイクな電車です。
東武の6000系にも通じるデザイン。
オリジナルのまま増備すればよかったのにと思います・・。

クモハ119 82.12.31 伊東ー宇佐美

どんよりとした雲行きと相まって撮影が厳しい状況になってきましたが、本日の目的の列車はまだ来ません。

クハ167-16 82.12.31 伊東ー宇佐美

臨時と思われる167系の快速が東京に向かってゆきました。

EF58 61 82.12.31 伊東ー宇佐美

漸く目的の列車がやって来ました。
臨時の踊り子51号伊東ゆきはお召機が牽引してきました。
この間はPトップが富士を牽引してここまで来たらしいですね。

EF58 61 82.12.31 伊東

到着した臨時踊り子はすぐさま構内入換を開始。

EF58 61 82.12.31 伊東

機回し中です。

クハ158 82.12.31 伊東ー宇佐美

戻りの踊り子回送を待ちます。

EF58 61 82.12.31 伊東ー宇佐美

何とかぎりぎり間に合いました。
これで1982年の撮影は撮り収めとしました。
あとは紅白見て今年は終了です。

さて、

本年も一年間弊ブログにお付き合いいただき、ありがとうございました。
また来年もよろしくお願い致します。

それでは、
良いお年をお迎えください。

2014年12月30日火曜日

鉄道コレクション京阪600系・700系

恒例の年末京急上大岡の鉄コレ販売、今年は何と!京阪電車までコラボ同時発売されるとの案内。
今回発売の形式は600、700系。
京津線がまた発売?
と思われた方も結構居るのではないでしょうか?
本線の600、700系は昇圧を契機に引退もしくは改造されて消滅した形式ですから、結構昔の電車です。
ある程度の年齢以上でないと知らない電車でしょうね。

駄菓子菓子!

鉄コレ販売会場は長蛇の列!
それもおっさんばっか。
やっぱりなのか?意外になのか?はたまた単純に販売数が少なかったからだけなのか、結果としては人気商品になりました。

パッケージ



パッケージ外観はどちらも懐かしい姿の写真です。
イメージ以上にジャンパ線に存在感がありますね。
こちらはパッケージを開いたところです。

600系3輌セット

こちらが600系3輌セット。

700系2両セット

こちらは700系2両セット。
同じ値段ながらパッケージは京急230形よりもこちらのほうが立派です。
その分なのか、ディスプレイ線路が付いていません。
私は即ゴミ箱行きのディスプレイ線路は要らないのでこちらのほうが良い感じがします。


嗚呼、ライトが・・・・

先ずは基幹形式の600形です。
がっ!!
嗚呼、ライトがそれぞれ彼方を向いてます~!!!
お値段上がってもクオリティはしっかり堅持!
勘弁してくれ~。
お友達の駒ヶ根車輌さんのはレンズも欠品だったとか・・・・。

基本的には中々良い?

600形も700形も台車が京急230形と同じもので終わらせてしまったようで、オイルダンパが付いていません。
これはちょっと残念かもです。
ひしゃいだ前照灯が気になります・・・。

今回イチオシ、630形

今回の京阪鉄コレの一押しはやはりこの630形でしょうか。
こちらは中々良かったですが、
お友達のわんわん殿のは塗装がボテボテだったとか・・・・。


屋根周り

630形は屋根周りが他の600系列とは異なっています。
模型的見た目はこちらのほうが良いですね。


700形

個人的には縁の無かった700系700形。
1000系に改造するネタにする人も結構いるのでしょうね。


600系と700系比較

中間車的には殆んど同じだと思っていた600系と700系。
比較してみました。
結構違いますね。

窓部分の差がハッキリと

それでは、実物編です。
600系電車は1981年に二回京阪電車を見に行った時に会っています。

609 81.12.30 森小路

準急電車で活躍中の600系電車。
この時代に本線系統の優等列車に吊り掛け電車が活躍していたのは昇圧が前提にあったためで、私にとってはラッキーなことでありました。

2263(左)、606(右)
 81.12.30 森小路

こちらは普通列車で運用中の600系電車。
複々線区間で優等列車が普通列車を追い抜く、いかにも京阪らしいシーンですね。

611 81.2.24 六地蔵ー桃山東口

宇治線に充当されていた600系の4連。
当日は中間に1300系を組み込んだ編成と2編成が運用されていました。
こちらは600系列で固めた4連です。

606 81.2.24 中書島

本線普通の606。
小田急そっくりの前照灯が関東人には目が行ってしまいます。

635 81.12.30 野江

1650形を電動車改造された630形635。
私は630形で顔を拝めたのはこの一両だけでした。

635 81.12.30 野江

上の電車の折り返しを野江で形式写真として撮ったものです。
ちょっとうるさいとの評価も出そうですが、個人的には戸袋窓付きのこの姿が好きです。
関西で戸袋窓付きの電車は珍らしい存在でした。
窓部分が多くて車体強度が弱そうに見えますが、実態は600形よりも車体強度は強かったようで、簡易昇圧改造の新1800系には600形は敬遠され、このグループが選定されています。

690 81.12.30 野江

こちらは元700系の781号を改造編入した中間電動車の690。
側面の窓サッシュの構造が違うのが左右の車両とつながっていると一目瞭然ですね。


661 81.12.30 野江

中間付随車の650形661。
台車は三種類あったようです。
630形に台車を譲った10両は新型台車に換装されています。


602 81.2.24 中書島

こちらは宇治線で運用中の600系電車です。
この編成は結構ユニークでした。
順を追ってご紹介します。

687 81.2.24 中書島

先頭の602の次の二両目は中間車改造をされた687。
同じ改造を受けたのは686~689の4両でした。
簡易中間車改造であったので、見た目は630形と大差がありません。
この編成では630形でないのもミソです。


1351 81.2.24 中書島

そしてその後ろには1300系の1351が連結されていました。
次位の宇治方先頭車は601号でした。
つまり、
中書島←602+687+1351+601→宇治
というデコボコ編成でした。
鉄コレ1300系に期待したいところです。

1055(左)、1918(右)
 81.12.30 森小路

700系は訪問時には既に昇圧対応改造されて1000系になっていました。

600系・700系の編成実例などはこちらのサイトに詳しく出ています。
倶楽部2600のブログ⇒http://blogs.yahoo.co.jp/keihan2600club

2014年12月29日月曜日

鉄道コレクション京急デハ230形

毎年年末恒例の京急上大岡事業者限定鉄道コレクション、今年は個人的に期待していたデハ230形が発売されました。
当日の様子は昨日アップしましたので、本日は模型と実車編です。

230形、買えました

出るべくして出た感じの230形。
今年はもしかして600形の冷房改造後のタイプが出るのかな?と思っていましたがこちらが来ましたね。
やはり前回の似ていないお面に懲りたのでしょうか?
ブーイングのほとぼりが冷めた頃合で、きっとお顔を直してのリリースに期待しましょう。

さて、デハ230形です。

正面の印象

正面の印象です。
うーん、こんな感じですかね。
ちょっと柱が全体的に太い気がしますが、これは実車の細さを再現する限界もありそうだと最初から想定していたのでその想定範囲でしょうか。

特徴的な屋根周り

ベンチレーターが無い特徴的な屋根周り。
パンタグラフは仮設してみましたが、製品そのままの適合品が無いので何かしらの改造をして装着したいと思います。

ライトはやっぱりいじらなきゃ。

別パーツになっている最近の前照灯はたいてい変な方向を向いていますね。
まあ、このあたりは簡単に直るので別に許容範囲ですが、相変わらずのクオリティではありますね。

それでは、実物編です。
実車の現役時代は残念ながら大師線での活躍しか見ていません(こちら⇒一回しか見られなかった京急230形)。


デハ266 77.8.2 産業道路


大師線を走る230形4連。
この当時は旧形国電命で、南武線に行った『ついで』で行っています。
今考えると随分と失礼な扱いをしたものです。

デハ272 77.8.2 産業道路


下り線は味の素の1067mm専用線があるため三線になっています。
真夏の230形がのんびり走っていました。

デハ259 77.8.2 産業道路


産業道路を渡ってホームへ進入。
デハ230形は翌年の1978年3月で引退、京急線から姿を消しました。

ダルマ急行R.jpg
Cedarさんサイトから

現役時代の画像がプアーなので、Cedarさんサイトから許可も得ずに勝手に転載します~。
正月だけ走った川崎大師行きの初詣急行、通称『だるま急行』です。
この方向板のデザイン、痺れますね~。
今回買った鉄コレにもこのサボを付けたいです・・・・がやっぱりシールには入っていませんでした・・・。


保存車の部に移動です。

デ1 03.5.25 久里浜工場

最初はご本尊に安置されている湘南デ1形のお見苦し画像です。
京急ファンフェスタにはこの電車撮りたさで行ったのですが、結果はこの通り。
やはりこのようなイベントでちゃんと撮るのは難しいですね~。
初代のトップナンバーにあたるデハ248を復元したものです。

デハ236 89.11.18 西川口

こちらは西川口駅へから10分ほどの青木公園に保存されているデハ236。
この当時は綺麗に整備されていた感じでしたが、近年はかなり状態が悪くなっているようでこの先がちょっと心配です。
逗子のデハ601の様に再整備されると良いのですが。

デハ236 89.11.18 西川口

こちらは反対側です。
現在は車内に入る階段が無くなっているようです。
背後の蒸気機関車はちゃんと屋根の掛かった車庫に保管されているのとは随分な差別ですね。
なんで汽車に比べて電車はこういう扱いを受けちゃうのでしょうか?
毎度ながら憤りを感じちゃいますね。


デハ268 89.6.14 関水金属

こちらはお馴染みのカトーの店頭にあるデハ268です。
せっかく実物があるのに、未だに商品化しませんね。
鉄コレに先を越されてしまいました。

デハ268 14.5.16 ホビーセンターカトー

ご近影はこちら。
やはり、窓柱もアルミサッシュも細いですね。


31 81.3.9 瓦町

230形は大挙して7編成14両が琴電に渡りました。
琴電では最初の二両だけ一時75形を名乗りましたがそれは暫定策で、30形を襲名しています。
ことでん30形はオリジナル電車が一代目、阪神の喫茶店が二代目で京急のデハ230形は三代目の襲名になりました。
両数が増えて30番台が塞がってしまった後は番号が20番台に若返っています。
こちらはオリジナルの面影をよく残した31。

32 81.3.9 房前ー塩屋

琴電では片方の相方についてはパンタを外してTc化されていました。
台車も軽量化のため手持ち品を転用しています。

38 81.3.9 房前ー塩屋

こちらは後半に増備されたグループで、正面に貫通扉が増設されて随分と不細工になってしまいました。
これは行先サボの交換を容易にするためだそうで、確かにその交換作業を見ていると納得はできました。
30形は1998年から名古屋地下鉄の電車で代替が始まりましたが、途中のことでん自体の民事再生法申請などのアクシデント発生で一時中断、最終的には2007年まで生き存えました。

来年はきっと琴電バージョンが出そうですが、果たして上記どちらのタイプが現れるのでしょうか?


2014年12月28日日曜日

今年も締めは上大岡。

毎年恒例、御用納め翌日の鉄ヲタ物欲イベント、京急上大岡の鉄コレ販売会に性懲りもなく餌食になりに行ってまいりました・・・アホヤナ・・・。

去年(こちら⇒デハ600@上大岡)。
おととし(こちら⇒デハ700@上大岡)。

今年も餌食に・・・

今年の販売品は以前から期待していたデハ230!
ステ1000なんかが発売されればゆったりとした年末が過ごせるのですが、こんなのが来れば当然、行くしかありません!
更にその上今回は京急の西のお友達らしいおけいはんの鉄コレ2種も同時発売の愚挙!
ネタは現行ものでは無い古い形式消滅電車なので不人気?それとも大混乱?
予想がどうもできません・・・・
さて結果はいかに????

寒いです、眠いです・・・

今回も昨年と同様にわんわん殿や駒ヶ根車両さんセットと行列を作る予定でしたので、需要予測をして集合時間を相談しましたが、どうもイマイチ今年の予想ができません。
結局はわんわん殿は夜も眠れずに始発で先発。
それ以外の3名は8時着目標で出発しました。
連日の忘年会で早起きはしんどいです・・・・。
ヲジサンに優しくないイベントですわ。

デハ1707 14.12.27 大門

大江戸線は爆睡の旅。
大門に着きました。
駒ヶ根さんセットとはこちらの快特三崎口行きにて待ち合わせ。
すでにわんわんがテツ逝った~で300人ぐらい並んでいるぞ!と心臓に良くない情報も開示中で心穏やかではありません。
京阪は限定912箱・おひとり様2個ですから雲行きが宜しくなさそう。。。。
快特電車も本日限り・上大岡まで200Km/hで頑張って頂きたい気分になってきました。

お買い物は優待券活用

毎年行くと色々な人が支援してくれるようになりました。
沿線住民からは販売案内の写メが来るし、マネーゲーム友人からは買い出し補助券が送付されてきました。
但し、ちゃんとブツを買って来いとの条件がついていますがっ。

着きました!

上大岡に着きました!
奥の方に黒い集団が・・・・。
はやる心を抑えて何事も無いかのように列に並びます。

おけいはんお買い物券

そこで配られたおけいはん購入の整理券は600番代で一安心。
心配したほどのことは無かったようです・・・。
あとはひたすら販売を待ちます。


何だかんだで購入できたのは12時前。
たかが鉄コレ、されど鉄コレ。
大散財です・・・・。
これだけのおっさんが大半一万以上のお買い物をするわけですからデパートにとっては結構いい商売だなあ、なんて考えちゃいます。


今回は人数が多くて出遅れた我々は外で待たされて体の芯まで冷えた上に朝から何も食っていません。
そこで、お食事懇親会場に移動します。

デハ819-1 14.12.27 日ノ出町

数を減らしつつあるだるまさんで日ノ出町に移動。

中華・第一亭

日ノ出町徒歩三分の老舗中華料理屋さんに到着。
大物監督の映画の舞台にもなったお店だそうです。

乾杯イエイ

かんぱ~いイエイ!
メンバーは例の御大とそのお友達+わんわん+駒ヶ根さん+お友達の喜多村さんの6連!
でも、ビールは4連!

喜多村さんのNゲージ詰め合わせ

乾杯したら登場するのはNゲージの加工作品群。
まずは喜多村さんです~。
鉄コレ改造旧形国電や地方私鉄電車の数々・・・
どれも手が込んでいます。

小型電機各種

こちらも今年発売の電機機関車製品など各種。

上田の丸窓電車

上田の丸窓電車も良い感じになっております。

駒ヶ根さんの横須賀線

次は駒ヶ根車輌さんの横須賀線70系電車。
塗装は近年のスカ色になる前の初期の塗装がされています。
正面の手摺も関西転属組の特徴を出した拘り作品です。


こちらはモハ70

こちらはモハ70。

サロ75

こちらはサロ75。
一等帯の下の白線が効いています。

14.12.27 日ノ出町

昼食懇親会後は今回の鉄コレ販売便乗で販売される京急230インレタを買いに横浜駅近くで開催されているNゲージイベント会場に移動。

壮絶作品群

会場ではニッチなパーツ販売に合わせて素晴らしいNゲージ作品が一杯展示されていました。
どれもこれも凄いさくひんばっかり。
目からウロコです。

杉本さんの新作クモル。

こちらは毎回目からウロコの杉本さん(こちら⇒ヒナの業務日誌)の新作、クモル24006。
ご本人に持ってもらって撮りましたが、興奮してピンボケになっていました・・・。


拙作とツーショット

折角なので持参した拙作と並べて異種格闘技ツーショットです。
GMベースのこのクモニ13も凄いっす。


デハ822-1  14.12.27 神奈川ー仲木戸

見だしたらキリがない会場を後ろ髪引かれつつも皆さんに挨拶して夕暮れの京急を撮りに散歩します。

デハ818-6 14.12.27 神奈川ー仲木戸

乗ってると来るのに撮ろうとすると来ないだるまさんを待って終了としました。

デハ1468 14.12.27 神奈川ー仲木戸

ステ1000も夕陽で輝けばそれなりかも・・・・。


デハ1024  14.12.27 神奈川ー仲木戸

最後はファソラシドレミ電車で京急三昧の一日を締めることとしました。
仕事も疲れますが、鉄コレ購入はもっと疲れます・・・・。