古い建物や街並みをめぐる紀行・地方電化私鉄以外の駅関係の写真については兄弟ブログ(「古い建物と街並みをもとめて」・アドレスは右側の兄弟ブログらんの「古い建物と街並みをもとめて」をクリックしてください)にアップすることにしました。  こちらも是非ご覧下さい(但し、こちらのブログは駅の写真以外は鉄分ほとんどありません。悪しからず)。

2019年12月31日火曜日

良い年をお迎えください。

本年もいよいよあと一日弱となりました。
例年になく早い一年が過ぎていった気がします。
本年は相次ぐプロバイダのブログ閉鎖や、個人的には些細なことながらやる気を無くさせるようなコメント投稿などに悩まされたり、ブログの在り方などについて考えさせられる事が多い年でもありました。




どちらにしても2019年はこれにておしまい。

弊ブログを読んで頂いている皆様、この一年お付き合い頂き、ありがとうございました。

皆様、良い年をお迎えください。

2019年12月30日月曜日

上毛電鉄 新里・粕川

上毛電鉄の初訪問は黄色い電車の最期を見る旅でもありました。
黄色い電車のうち、既にお役御免になった電車が途中の新里と粕川駅にも疎開されていました。

まずは粕川駅訪問です。

デハ103 80.4.24 粕川

デハ103+ト221 80.4.24 粕川


こちらは今なお現役のデハ101の兄弟車、デハ103です。
無蓋車を従えて留置中でした。

ト221 80.4.24 粕川

無蓋貨車も相当の年季ものでした。

次は新里駅です。


デハ181 80.4.24 新里


上毛電鉄唯一の両開き扉車、デハ181も戦線離脱です。

クハ61 80.4.24 新里

クハ61 80.4.24 新里

その唯一の両開き扉車デハ181と編成を組んでいたのはクハ61でした。


デハ102 80.4.24 新里

その奥にはデハ102が居ました。



2019年12月29日日曜日

上毛電鉄の黄色い電車(2)

大胡の車庫で見た上毛電鉄の黄色い電車、続編です。

デハ171 80.4.24 大胡

まずは最後の活躍をしていた編成です。
西武所沢で車体を新製した車輌で、車体だけを見ればこれらの電車を置き換えた西武車よりも新しかったです。

デハ171 80.4.24 大胡

クハ1061 80.4.24 大胡

中央前橋から回送で戻ってきたところを撮りました。朝だけの活躍だったようで、このまま車庫に入庫、動いているのを見たのはこれが最初で最後になりました。

クハ301 80.4.24 大胡
クハ301 80.4.24 大胡

こちらはクハ301。
クハ1061と似ているものの、細部は異なっています。
車番の付番も良く判りません。

デハ801 80.4.24 大胡

相方のデハ801。
こちらはどうも動いていなさそうな雰囲気の編成でした。

2019年12月28日土曜日

上毛電鉄の黄色い電車(1)

上毛電鉄訪問の目的は西武ファンとして西武車の活躍を見るためでしたが、西武車導入で淘汰される黄色い電車もまだ少しながら頑張っていました。

デハ101 80.4.24 大胡

貨物側線で休むデハ101。
デハ101は貨物列車の牽引も考慮して歯車比を低速用に変更して牽引力を向上させています。
 
デハ101 80.4.24 大胡

デハ100形は朝のラッシュ時にリリーフ用としても後年まで活躍していました。

デハ101 80.4.24 大胡

今も健在なデハ101です。
中央前橋から戻ってきて構内を入換していました。

デハ104 80.4.24 大胡

もう一両のデハ104は既に他の仲間と引退モードに入っていました。
幸いこの104号も車籍こそないものの化粧直しされて健在です。


クハ501 80.4.24 大胡

元青梅のクハ501はダルマさん化していました。

クハ501 80.4.24 大胡

こちらはあまり画像が良くないですが、カラーで。
幌もついたままでした。
それにしても凄い色ではあります。

2019年12月25日水曜日

雪の下北交通線

私が青森に赴任した折には私鉄路線が多く残る県の一つでありました。
ところが、赴任した翌年から様子が変わってきました。
まず最初に南部縦貫鉄道が休止に。
その後弘南鉄道に転換された黒石線と下北交通に転換された下北交通線が相次いで廃止になりました。

この2路線は地方交通線の転換でも全国的に珍しい民間事業者への転換として話題になった2路線でもありました。
特に大畑線は南部縦貫鉄道が大畑線引継ぎを申し出たことがきっかけになっているというのも皮肉です。
その2路線が共に青森県に所在していたことも特徴的でしたが、それぞれ別の理由から路線維持はやはり厳しかったようです。


キハ85-1 97.2.20 田名部ー樺山

写真は雪に埋もれた早掛沼の脇を行くキハ85形。
雪に音を吸われて非常に静かにやって来ました。
バスと同じ色を使った車体塗装もキハ22にはお似合いに感じました。

キハ85-2 97.2.20 田名部ー樺山 

その2路線が共に青森県に所在していたことも特徴的でしたが、それぞれ別の理由から路線維持はやはり厳しかったようです。
下北交通線はこの撮影の4年後の2001年3月末限りで廃止となりました。

2019年12月20日金曜日

HOスケールの小和田駅キットができました。

一年前、小和田駅のNスケールキットを発売しました。
その折、1:80サイズは出ないのか?とのお声を結構頂きました。
拡大するだけでできそうな印象があるものの、いざとなると結構変更点も多いことから同時リリースをやめたのですが、今回1:80のキットを週末の大宮で発売する運びとなりました。




1:80と1:150の比較です。
大きさだけでなく、かなりな部分の見直しもしてパーツ点数も多くなっています。




飯田線の電車と並べてみました。
窓枠は貼り重ねで引き違いを再現、屋根もグレードアップしました。






こちらはキットの素組みにちょっと手を加えたものです。



ホーム側から見た外観です。




反対側の外観です。
少量ですが、明日・明後日の大宮のイベントで先行発売開始します。
今年も城東電軌さんのブースを一部間借りして参加いたします。



2019年12月19日木曜日

上毛電鉄 大胡の車庫 1980年

今回イベントで訪れた大胡の車庫を含めた上毛電鉄の施設は今や産業遺産に登録され、すっかり有名になりました。
ストラクチャーについて、一般的には興味の対象として余り重視されていない日本で、このような形で評価されることは嬉しい限りです。


80.4.24 大胡

1980年、初めて訪問した時の車庫の全景です。
単線庫が並んでいるように見えますが、中を見ると複線庫になっています。

モハ171 80.4.24 大胡

もうちょっと寄ってみます。

モハ171 80.4.24 大胡
80.4.24 大胡

庫内を覗いてみます。
ちょうどオリジナルの電車が西武からやって来たクモハ351とクハ1411形に置き換えられようとしていた時でした。
右手のクモハ351は入線したてで、試運転の方向幕を出しています。


80.4.24 大胡


脇に立つ車庫事務室です。

車輛要目表 その1

この事務所では車輛要目表を見せて頂きました。
この時点での在籍車一覧その1です。
デハ100形も102と103は既に除籍されています。


車輛要目表 その2

こちらはその2枚目です。
西武の電車は7編成目までが入線しています。


クハ1061 80.4.24 大胡

車庫側から駅構内を眺めます。

2019年12月18日水曜日

上毛電鉄の大胡車庫

両毛線と上毛電鉄訪問続きです。
本日の最後の目的地・大胡の車庫のイベントに向かいます。



19.10.27 大胡(以下おなじ)

駅舎は近年レトロ調に改装されました。
どうせなら、駅名票もいじったらなお引き立ちそうです。



イベント会場の様子です。
黄色いデハ104のきれいな姿は初めて見ます。



入口ではミニ列車やレトロバスがお出迎え。




近代化遺産となった車庫が自由に見れるのが何よりもうれしいです。



と言いながらも、構内の電車と機関車が気になるので、まずはそちらを見に行きます。



実は東急のデキも初めて見ました。




イベント会場を見ている間にデハ101が中央前橋から戻ってきました。
今日の運転はここまでです。



久しぶりに吊り掛け電車を堪能した一日でした。

2019年12月16日月曜日

風間克美さんの『地方私鉄1960年代の回想』・島秀雄記念優秀著作賞受賞のお祝い

先週の土曜日、鉄道友の会 島秀雄記念優秀著作賞の授賞式が行われ、その授賞記念パーティーが開催されました。



こちらが、その授賞式の記念写真です。
今回の授賞理由は下記のとおりです。
本書は、1960年代の全国100路線以上の地方私鉄を訪ね歩き、車両のみならず鉄道をめぐる人々の表情や、駅、施設などの情景を、心のこもる生き生きとしたカメラアイで写し撮った写真集です。これまでの記録の多くが「車両写真」中心である中で、一歩ひいて周囲の景観や生活を画面に取り込んだ写真は、時代の空気感を感じさせ、鉄道が日常生活と共にあった地域や時代を後世に伝える記録としても価値があります。また、ベテラン編集者の手慣れた手法により質の高い写真集に仕上がっており、個人のWebサイトから出発して出版に至った経緯や、老舗の鉄道出版社を発売元とすることによって、より多くの読者に普及させたことなどを高く評価し、島秀雄記念優秀著作賞に選定しました。
(鉄道友の会のサイトより)



風間さんの著作は過去の授賞著作が資料としての評価に基づくものであったのに対し、純粋な写真集としては初めての授賞であったことが何よりも素晴らしい点であります。
また、その著作に若干ながらかかわらせて頂いたことも名誉なことであります。

そしてその授賞式の後、授賞記念パーティーを行ないました。




場所は代々木のイタリア料理店。
そこに集まったのは21名の方々。
私にとって、どの方も重鎮の方ばかりです。

乾杯です

私が拙い司会をさせていただきながら、パーティー会場では審査委員のお一人でもある鉄道ファン名誉編集長の宮田寛之氏のご発声で乾杯。



和やかで貴重なお話を聞くことができた二時間でありました。
こちらは編集をされた名取さんと授賞の記念盾をお持ちになった風間さんとのツーショット(風間さんFB画像から)。

風間さん、授賞おめでとうございます。