古い建物や街並みをめぐる紀行・地方電化私鉄以外の駅関係の写真については兄弟ブログ(「古い建物と街並みをもとめて」・アドレスは右側の兄弟ブログらんの「古い建物と街並みをもとめて」をクリックしてください)にアップすることにしました。  こちらも是非ご覧下さい(但し、こちらのブログは駅の写真以外は鉄分ほとんどありません。悪しからず)。

2013年5月31日金曜日

ごあんない・・・『和風ドールハウス展』

昨日搬入、設置を行った藤枝市郷土博物館・文学館の企画展『和風ドールハウス展』についてのごあんない、というかご報告です。

企画展パンフレット
会期は6月1日から8月4日までの約二ヶ月間です。
江戸時代から昭和時代までの街の風景・暮らしを模型で振り返るという企画展で、その内の昭和の情景を鉄道風景という観点で切り取って展示するという部分が私の担当する分野です。
詳しくはこちらをご覧下さい(こちら⇒藤枝市郷土博物館・文学館HP)。

私の主な出品内容は・・・

昭和の駅・田島駅
先日出来たばかりの新作、田島駅。

昭和の駅・田島駅、全景
全体が4つのモジュールに分割された構成になっています。
右奥のモジュールは電車庫モジュールと合わせ、今回の企画展に合わせて急ごしらえしたモジュールです。
こちらにつきましての製作記も追ってアップしたいと考えております。

昭和の駅・田島駅、電車庫付近

電車庫モジュール付近のアップです。

浦町駅

それ以外は既に発表済みのものです。
こちらは3つのモジュールの組み合わせの『浦町駅』。

離合風景
浦町駅での離合風景を再現してディスプレイしてみました。

浦町駅、貨物ホーム

モジュール右手の貨物ホーム付近。

絵に描いたような田舎の風景
こちらは『絵に描いたような田舎の風景』です。
AOBAMODEL製ED28牽引の貨物列車を置いてみました。

今となっては不思議な風景

併用軌道シーンです。

今となっては不思議な風景

同じく併用軌道シーンから。

終着駅 山田
こちらは『終着駅山田駅』です。


まだ完成形ではありませんが、こんな感じの展示です。
宜しければ、夏休みの一日、お越し下さい。

2013年5月30日木曜日

昨日は・・藤枝へ行きました

29日は平日にも拘らず、周囲の白い目線を気にしつつも休暇を取って・・・

723-3008 13.5.29 小田原

これで・・・

13.5.29 静岡

こちら経由、

クハ210-5015 13.5.29 静岡

最近東京でも上野でも見なくなったこのタイプの電車で・・・

13.5.29 藤枝

こちらに向かいました。

13.5.29 藤枝

藤枝と言えば静岡鉄道駿遠線ですが・・
走り去る新鋭電車の左側がその新藤枝駅舎のあった所なのですが、その跡地はこんな様子で大変貌を遂げており、大変ガックリしました。

13.5.29 藤枝

それでも、そのホームの看板に目をやると、何とそこには私の作品の写真が‼
これは嬉しいです!
何たってJRの駅構内の看板に掲載?ですから。
本日の目的はこちらの用事です。

13.5.29 藤枝

駅を降りて、昔日の静岡鉄道新藤枝駅の跡地を見た図です。
日本最大級(路線延長では岩手軽便鉄道の方が少し長いとのことです)の軽便鉄道のターミナル跡地がただのマンションに成り果てているのは悲しいです。
せめてバスの営業所であって欲しかったです(一応マンション脇にバスの駐車場はありましたが)。

13.5.29 藤枝市郷土博物館・文学館

駅からバスで約10分、昔の大手の駅の少し手前から左側に行ったところの公園が今回の目的地、藤枝市郷土博物館・文学館です。
この博物館全景写真の右上にちょっと写っている屋根のかかった黒い物体にご注目!

B15 13.5.29 藤枝市郷土博物館・文学館

B15 13.5.29 藤枝市郷土博物館・文学館


件の静岡鉄道駿遠線で活躍した最後の蒸気機関車がこちらに保存されています。
こちらがその機関車、B15号機です。

B15 13.5.29 藤枝市郷土博物館・文学館

戦時中の燃料事情悪化で導入されたこの無骨な機関車、1948年に就役、活躍期間は僅か数年であったようです。
管理している博物館の方のお話では、静岡鉄道駿遠線の前身藤相鉄道開通から起算して今年が100周年になるとのことで、今年後半にはそれに因んだ企画展を計画されているとのことです。

13.5.29 藤枝市郷土博物館・文学館

こちらの博物館で6月から開催される『和風ドールハウス展』に私の地鉄電車の作品を計6点、展示のセットを終わらせて来ました。
場所が場所ですので、おいそれと行ける訳ではありませんが、静岡鉄道の蒸気機関車に興味を持たれた方や、大井川鐵道に旅行を計画されている方でお暇がある方、冷やかしにお出で頂ければ嬉しいです。

2013年5月29日水曜日

新潟交通 新飯田

新潟交通(ほぼ)各駅停車の旅、今回は新飯田(にいだ)駅です。
貨物側線が二本ある交換駅でしたが、今や地図を見ても中々『新飯田』の地名も見いだせない場所になってしまっています。

90.9.8 新飯田
駅舎正面。
かなりお疲れモードで待合室内に筋交いが見えます。

90.9.8 新飯田
ホーム側から見た駅舎。

90.9.8 新飯田
構内風景です。
外れに側線が二本あり、長い貨物ホームが伸びていました。


モハ24 80.9.5 新飯田
ホームから県庁前方面を見る。
月潟以遠が部分廃止になったのは1993年8月。
ついこの間まで走っていた気がしていましたが、既に部分廃止から20年以上になってしまいました。

2013年5月28日火曜日

電車庫モジュールの製作(完)

製作開始から約一年、途中約半年のブランクがありそれなりに時間がかかりましたが、ようやく完成しました(昨年6月の製作開始の記事はこちら⇒電車庫モジュールの製作(1))。

今回は出来上がり画像をまとめてみました。

電車庫全景
電車庫入口部分から電車庫全景。
手前左側には場末の飲み屋街が並んでいます。


電車庫のアップ。
手前奥には保線関係の詰所が配置されています。
詰所の奥には飲み屋街が続いています。

電車庫裏側
電車庫終端部分から電車庫建物、電車区事務所を眺めた風景。
小さな電車の車庫はやはり小さなスペースに凝縮されています。

検修風景
電車庫に入線、検修中の小さな電車。

検修風景・その2
小さいながらも一通りの設備は整っています。


電車区事務所・夕景
秋の夕暮れは釣瓶落とし・・・。
電車区事務所では明かりが灯って残務整理の職員が頑張っているようです。

眠りにつこうとしている電車庫
夜の帳が降りた電車庫。
昼間はたくさんのお客さんを乗せて走った小さな電車が、パンタを下ろして静かに翌朝の出庫まで休みます。

駅前通りはまだ賑やか
静まり返った電車庫とは対照的に、駅前通りの商店街は明るく照明が灯っています。

元気な居酒屋
駅前通り角の大衆酒場はひと仕事終えた人々で賑わっています。

呑み屋横丁
呑み屋横丁では既に出来上がったおっちゃんも歩いています。

2013年5月27日月曜日

草軽の13号機再訪

週末は社用で軽井沢に行って来ました。

13.5.25 軽井沢
早朝までの飲み会で同僚が爆睡中、抜け出して散歩に行ってきました。
いかにも軽井沢なこんなところから、目指すは軽井沢駅です。

13.5.25 軽井沢
旧軽井沢駅舎が再建されて記念館として使われています。
どうせこんなことになるなら、そのまま曳き家をしても保存して置けばよかったのに・・・
と思ってしまいます。
以前現役時に見たときにはそれなりに大きい駅舎だと思ったのですが、改めて見ると随分と小振りに見えました。

87.8.13 軽井沢

因みにこちらが本来の旧駅舎です。
比較すると同じ大きさのようですが、当時は立派に見えました。
さわやか信州キャンペーンも懐かしいです。


EF63 2 13.5.25 軽井沢
峠のシェルパ、EF63もちょっと顔を見せています。

EF63 20 87.8.13 軽井沢

現役時代の姿ももう一枚。
東京から一時間で来れるようになった現在では、峠のシェルパの活躍も既に大昔の話になってしまいました。

デキ13 13.5.25 軽井沢
そしてその脇にはお目当ての有名な電気機関車、草軽デキ13号機。
米国ジェフリー社製の産業用電気機関車です。
東京電燈が発電所建設工事用として使用したものを電化の際に譲り受けたものと言われています。
独特のパンタグラフと從台車が特徴の機関車でした。



デキ13 13.5.25 軽井沢

反対側から見たデキ13。
大変にシャコタンな機関車です。

デキ13 13.5.25 軽井沢
キャブは滅茶苦茶狭く、乗り込むのも蓋のような側面引き戸から運転機器を跨ぐようにしてしか入れません。
一旦乗り込んだら姿勢を変えるのも大変そうな狭いスペースで、極寒の地で乗務員はさぞ大変な思いをして運転をしたのではないかと想像します。

デキ13 13.5.25 軽井沢
これまた独特の形状をした從台車。
朝顔型連結器がいかにもです。

早起きは三文の得・・・な、お散歩でした。

2013年5月26日日曜日

電車庫モジュールの製作(39)

電車庫モジュールの製作もいよいよ終盤を迎えました。

画龍点睛、細かいアクセサリーやフィギュアを配置してゆきます。
この辺りの作業は、どう配置するかで凄く時間がかかったりして悩ましい作業である反面、次第にリアリティが上がって行くので、楽しい作業でもあります。

今回登場の人物たち
今回のモジュールに登場してもらうフィギュアたちです。
既に建物の中に配置するフィギュアは入居済みですので、外を歩く方々が対象です。

呑み屋脇をあるくおばさん

フィギュアを配置して見ます。
出来ればそれぞれのフィギュアにそこにいる必然性を与えたいものです。
ただ、今回のモジュールのような昼の顔がメインな部分と夜の顔がメインな部分とが混ざったモジュールでは置かれているフィギュアをトータルで見ると、矛盾が生じますが、これは止む無しという事で目をつぶるしかありません。

本屋さんと女子高生

本屋さんの前で話し込む女子高生。
ほかにも路地には酔っ払いのおっちゃんも配置させました。

兄ちゃんと場末バー

線路脇の場末バーの前には、訳ありそうな兄ちゃん。


チョックもつけました
チョックもつけて見ました。
線路脇には御用済みになってしまったレーザーカットの架線柱をアクセサリーとして活用しました。

完成しました 1


完成しました 2

完成しました!

箱入りモジュール

そして、完成から一時間後・・・・

件のモジュールは梱包されて・・・・。。。

いざ、藤枝へ・・・

静岡は藤枝に向かって旅立ちました~。