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2014年5月31日土曜日

名鉄電車 犬山橋

名鉄名物、犬山橋も併用橋から改修されてから既に15年近い年月が経ちました。

モ7015 80.8.22 犬山遊園ー新鵜沼

パノラマカーがミュージックホーンを鳴らしながらノソノソと犬山橋を渡る光景はこの区間のハイライト的光景でしょう。
パノラマカーさえが懐かしい存在になって久しくなってきました。


モ3561 80.8.22 犬山遊園ー新鵜沼

車体載せ換えをしたモ3561がやって来ました。

ク2836 80.8.22 犬山遊園ー新鵜沼

モ3561の相方はク2800形で、不釣り合い編成が特徴でした。

モ3747 80.8.22 犬山遊園ー新鵜沼

HL車の中でも最も安っぽく感じるスタイルのモ3747。

モ3762 80.8.22 犬山遊園ー新鵜沼

このタイプは良くやって来ました。
できればここでモ800やあわよくばナマズを撮りたかったのですが、運が悪いのか時間帯が悪いのか滞在時間中は古そうな電車はやって来ませんでした。

ク2855 85.8.31 犬山遊園ー新鵜沼
6年後にまた犬山橋の袂に行きました。
この時は3850系がやって来てくれました。

モ3855 85.8.31 犬山遊園ー新鵜沼

振り向いた時は軽ワゴンに被られてしまいました。
こうやって見ると幅員が狭いのが良く解ります。
接触事故がよく起こったのも頷けます。

 85.8.31 犬山遊園ー新鵜沼
パノラマDXが車体をユラユラさせながらやって来ました。
この電車は時代の波に翻弄されて短命に終わってしまいました。

2014年5月30日金曜日

可部線のクハ79

クハ79もクモハ73以上に不思議なほどにバラエティ豊かで、クハ79の変遷がほぼ概観できるほどの状態になっていました。
可部線に配置された73系は基本クモハは奇数、クハは偶数向きに統一されていました。
また、呉線時代はクモハ15両に対してクハ7両と配置数が少なかったために、他線区からの転属車がクモハに比べて多いのも特徴で、クモハがアコモ改造車か近代化改造車で統一されていたのとは対照的にアコモ面では未改造車の転入などで補充されたので統一性がないのも特徴でした。

左から クハ79501、クハ79308、クハ79326
79.3.17 横川
横川の電留線に憩うクハ79・3態。
クハ79のモデルチェンジの様子がそのまま分かるような3両です。
どうせなら製造順に並んでくれれば良かったのですが、そう都合よくは行きません。

クハ79004 80.8.25 横川


元祖63の戦中派クハ79004です。
登場時は台車もTR11でしたが、流石にTR23に履き替えられています。
正面裾の形状に登場時の名残が見えます。
この車両をはじめアコモ改造を受けたクハ79は4位側に便所の取り付け改造がなされています。

クハ79214 79.3.18 横川

63改造クハ79のオーソドックスなスタイルのクハ79214。

クハ79308 79.3.17 横川

クハ79300番代の最初期車のクハ79308。
登場時は上のクハ79の屋根を低くして台車をTR48に変えたぐらいの姿でしたが、かなりの改造が加わってスタイルが変わっています。

クハ79326 79.3.17 横川

次に登場したのは正面窓を全てHゴム化したこのスタイルです。
1位側左の窓の上下Hゴムが特徴です。
3段窓を残した電車は後年の転入組です。

クハ79328 79.3.17 古市橋

こちらも同じ仲間ですが、特徴の上下二段のHゴム窓が改造されてのっぺりしてしまっています。


クハ79328 77.12.19 横川

2位側です。
どこか間抜けな3枚目顔をしています。


クハ79370 80.8.26 横川

その次に登場した車両から正面窓が傾斜したスタイルになりましたが、こちらもちゃんと在籍していました。

クハ79466 79.3.18 横川

後半の車からは埋込みヘッドライトになって登場しました。
こちらの車両は中央東線で活躍後に71系と一緒にやって来たグループの生き残りですので、アコモ改造は受けていません。

クハ79501 80.8.25 横川

便所付きのクハ79501。
便所取り付け改造はクハ79、サハ78について行われましたが、どれも400番代改番ルールは適用されませんでしたが、何故かこの車両だけクハ79482から改番をされています。
その上、偶数向きなのに奇数の車番に改番されたのも不思議です。
これで、全金の920番台が配置されていたらバッチリだったのですが、920番台は呉線時代にモハ72に配置があったのみでクハの配置はありませんでした。

2014年5月29日木曜日

本日は『90』ネタです。

皆さんは『90』の名のつく電車というと何を思い起こすでしょうか?
当然世代、地域、好みで違いますよね。
私が思いつき、尚且つ実際に目にした形式は余り多くはありませんでした。
本日はお陰様で90万アクセス記念、『90』のついた電車のお話しです。



クハ101-38(きいろ)、クハ101-5(オレンジ)
80.6.26 大久保

最もポピュラーな線でゆけば(その座標軸自体が怪しい?)これでしょうか?
でも・・・・
これを90と結び付けられる人の年齢もかなり高齢化しているでしょうね。
写真は、当初のモハ90オール電動車計画が頓挫した後に製造されたクハ101の顔合わせです。
そのためクハ101形式は90代の形式を名乗ったことはありませんでした。

クハ103-1206(左)、クモヤ90013(右) 
79.1.23 三鷹電車区
それとも、これでしょうか?
これだって結構昔の電車ですね。
左手の電車タイプの成れの果ては先日も広島や奈良で見てきました。

クモヤ90000 80.8.21 池袋

こちらは、一応『90000』です。
この写真じゃ、全然判りませんがっ!


モハ71 81.3.3 北熊本

更にこれはもっと難しい?
これを思い浮かべる方はかなりのベテラン?
こちらが何故90と関係があるのかわからない方はこちらに答えがあります(⇒熊本電鉄訪問(中))。


デハ61(左)、クハ191(右)
92.11.12 松江温泉

『90系』という形式で言うとこれが当て嵌るでしょう。
一畑電車に嫁いだ西武551系電車です。

デハ91(左)、デハ61(右)
92.11.12 松江温泉

でも、車番は残念ながら『デハ91』です。
右のデハ61は西武551系のお顔を移植した両運転台車でした。

クハ191 92.11.13 武志ー大津町

90系電車は80系電車のように増備はなく、結局1編成だけに終わりました。
田んぼの中を行く90系電車。

デハ91 92.11.13 大和紡前ー大津町

ノコギリ屋根の工場脇を行く風景も今ではなかなか見られなくなりました。

90 96.8.29 東山三条

形式は違えど車番はバッチリなのはこちら。
同じような事例は玉電でもありましたが、私は撮っていません。

90 81.2.22 京阪三条

非冷房時代の80形90。

100万アクセスに、引き続きご愛顧のほどよろしくお願いいたします!



2014年5月28日水曜日

可部線のクモハ73

呉線から転用されて可部線に集結した73系電車は両数の割にはバラエテイ豊かで、恣意的に集めたのではないかと思うほどでした。

クモハ73001 80.8.25 横川

そんな可部線電車の各車の記録からまとめてみました。
本日まずはクモハ73形です。

左から クモハ73027、クモハ73383、クモハ73041
80.8.25 横川

横川の電留線で顔を並べたクモハ73形3両。
それぞれに独自の表情をしています。
先日車窓から確認したら、この電留線もいつの間にか綺麗さっぱりなくなっているのですね。
正直その変貌ぶりにはびっくりしました。

クモハ73041 80.8.25 横川


原型に近いクモハ73041。
運行番号窓が2桁の車両は少数派です。

クモハ73041 77.12.19 横川

このクモハ73041は妻面がイレギュラーな電車でした。
ご覧のように妻面だけノーシル・ノーヘッダーでした。
どのタイミングでどのような理由で改造されたのかは不明です。



クモハ73061 79.3.18 横川

正面窓をHゴム化したクモハ73061。
右側2個をHゴム改造されたのは東鉄によく見られた改造手法でした。

クモハ73128 77.12.19 横川

重々しいDT14装備のクモハ73128の妻面です。

クモハ73313 79.3.18 横川

こちらもDT14を履いた後期車、クモハ73313。

クモハ73313 79.3.18  横川

こちらも同じです。

クモハ73383 80.8.25 横川

台車が違うクモハ73383。
似たようなスタイルをしてDT15台車を履いた仲間は仙石線にも多く在籍していました。
仙石線はこちら(⇒仙石線のクモハ73)。

クモハ73001 80.8.25 横川

有名な試作近代化改造車のトップナンバー、クモハ73001。

クモハ73001 80.3.18 広島運転所

クモハ73001の妻面です。

クモハ73009 79.3.17 横川

埴輪顔のクモハ73009。

クモハ73259 79.3.17 横川

おなじような方向幕無し、サボ受け付のタイプスタイルの近代化改造車のクモハ73259。
しかしながら、細かい部分を見てゆくと結構差異があります。

クモハ73021 79.3.18 横川

近代化改造車のうち、一番すっきりした外観の方向幕装備タイプ。

2014年5月27日火曜日

可部線73系の時代

先日の広島訪問をきっかけに可部線の73系時代を振り返ってみました。
可部線は毎度横川訪問だけで終わっていることが多く、奥に入っての列車写真をあまり撮っていなかったため、あまり記録が残っていません。
沿線の風景に特筆するものが無かったのと他線区との掛け持ちで時間が無かったのも原因と思います。

17メートル車時代の記事はこちら(⇒初めての山陽遠征・可部線リニューアルしました)。

左から クハ115-2121、クモハ73169、クモハ73259
80.8.26 横川


横川で山陽本線の115系と顔を合わせた可部線の73系電車。
この当時の可部線は基本的に横川発着でした。


クモハ73061 79.3.18 横川ー三滝

横川の車庫の脇の築堤を歩いて撮った太田川を渡る73系電車。


キハ23 17 79.3.17 中島ー上八木

上八木ー中島間の鉄橋を渡る非電化区間直通の気動車列車。
このような列車が日に何本か走っていました。


クモハ73169 79.3.17 中島ー上八木

以前から雑誌で発表されていて行ってみたかった沿線随一と思われる撮影ポイントの鉄橋は、生憎の霧雨で墨絵の世界のような風景でした。


クハ79308 79.3.17 中島ー上八木

鉄橋対岸に渡ってクハ79側も何本か撮影。

クハ79328 79.3.17 中島ー上八木


上の鉄橋と取りつく築堤区間をゆくクハ79。
懐かしい家屋をバックに。

クモハ73021 79.3.17 緑井ー古市橋

街中をのんびりと走行します。
民家や畑との区分けもどこか不明瞭です。

クハ79466 79.3.17 緑井ー古市橋

古い建物を縫うように古い電車が走ります。


 79.3.17 横川
こちらは横川で見たおまけ画像です。
車扱い貨物時代ならではのシーンですね。
どこかユーモラスな光景でした。