古い建物や街並みをめぐる紀行・地方電化私鉄以外の駅関係の写真については兄弟ブログ(「古い建物と街並みをもとめて」・アドレスは右側の兄弟ブログらんの「古い建物と街並みをもとめて」をクリックしてください)にアップすることにしました。  こちらも是非ご覧下さい(但し、こちらのブログは駅の写真以外は鉄分ほとんどありません。悪しからず)。

2014年10月31日金曜日

鉄道コレクション 阪急2000系・2300系

先日の関西遠征の旅(こちら⇒土曜日は阪急電車の日)であのおっちゃんのナビゲートで久し振りに阪急電車各線の電車をそれなりに堪能出来ました。
その時の一番の目的は京都線の2300系電車の爆走シーンを上牧で撮りたかったのでありましたが、実際は撮ること叶わず若干消化不良気味で終わってしまいました。

ところで、話は去年の秋に遡ります。

昨年鉄道模型ショウ会場戦利品
13.11.2

こちらは去年の鉄道模型ショウ・タカマブースでの戦利品です。
前回の模型ショウ(こちら⇒第34回鉄道模型ショウ)。
たまたま他のブースで中古鉄コレ阪急2000系が一箱だけ2000えんで出ていたのを買うか買うまいか悩んでいたら、わんわん殿がストック品一箱くれると言うし、それならうちのパーツも付けたら?とタカマさんからパーツプレゼント提案で購入決意。
そのお礼?にタカマ本も参考書として購入しました。

考えてみると2000系列の誕生は1960年。
私と同級生であります。
その上、物心付く前から石橋の踏切で眺めていた電車のひとつでもあるので、手元にあっても良い品であると思えるようになって来たのも購入を決めた理由です。
製品も丁度その登場時の非冷房仕様なので、好都合です。
その後、わんわん殿から一箱譲渡を受けて一応編成出来る状態になりました。が、
手には入ったものの、鉄コレ同封のシールの車番は貼りたくありません。
阪急インレタを買おうと探すものの在庫切れで半年以上見つけられませんでした。
そして漸くインレタを入手した時には既に気持ちが醒めてしまい、放置状態に突入してしまいました。


軽便祭で闇トレード
14.9.28
その後、軽便祭会場にやって来たあのおっちゃんが何とレールロードタカマさんから私のために巻き上げてくれた鉄コレ阪急2300系を『コレ、いらへんかぁ〜』と差し出して来ました。
据え膳食わぬは男の恥?
有り難く頂戴しました。
軽便祭はこちら(⇒第10回軽便鉄道模型祭)。
この2300系電車は新幹線開業前の新幹線区間を走行した現役最後の系列だそうです。
Pー6好きにはこのあたりだけでもどこか愛着が湧いてきます。



闇トレード品

以前リクエストしながらも残念ながら入手できなかった阪急2300系・板車。
それをレールロード発わんわん殿経由で私の手元にやって来ました。

中はこんな感じ

中はこんな感じです。

まとめて完成!

今回の阪急詣でとわんわんプレゼントの2300系が追加入手できたことで再びやる気モードに転換、まとめていじることとしました。
こちらが、出来上がり画像です。
正面周りの加工とパンタ交換が主な手を加えた箇所です。

2300系

まずは2300系。

床下のディテールアップパーツがイイです。

レールロードタカマさんから頂いた床下のディテールアップパーツを使わせてもらいました。
これ付けるだけで全然印象が違ってきますね。


中間車2両

こちらは2300系中間車2両。
中間車化改造された姿が特徴的です。

2000系先頭車

続いては2000系先頭車。

2000系中間車

2000系中間車。

それでは、実車編です。
因みに2300系についてはこちらもどうぞ(⇒阪急嵐山線の板車)。


2317 82.8.31 正雀

2300系は正雀車庫のP-6を見学に行った折に見ることができました。


左から3314、2317、5324、5319
 82.8.31 正雀

正雀車庫での阪急顔の並び。
これもいつまで見られるのでしょうか?


2360 89.5.13 上桂ー松尾

こちらは嵐山線で活躍する2300系。
この姿は長く見られました。

2317 02.8.27 富田

正雀車庫で非冷房時代の姿を見た2317の20年後の姿です。
その後に方向幕改造を受けた姿になっています。
こちらの編成はこの撮影の5年後に運用を離脱してしまいました。


2376 02.8.27 富田

振り向いて撮った2376。

2309 08.11.1 嵐山

最後の板車編成となった2309の編成は、この翌年の2009年で引退しました。


明日は恒例蒲田の模型ショウ。
今年は残念ながらレールロードブースは諸般の事情で無いそうです・・・。
結果報告を自慢げにレールロードタカマどのに見せつけられません。
が、年に一度のお楽しみ行事!
顔を出す予定です。


2014年10月30日木曜日

近鉄モ2200形の生き残りに出会う

昭和初期の私鉄電車の代表格といえば、阪急Pー6(こちら⇒阪急のデイ100 対面)と阪和のモヨ100(こちら⇒1980年秋、東北への旅  弘南鉄道弘南線 ・阪和電鉄の生き残りをもとめて)、そして近鉄モ2200でしょう。
その3形式の中では一番最後まで本線で現役だったはずのモ2200形だけは何故か一度も写真を撮ることなく姿を消してしまいました。
そんなモ2200形ですが、全くの偶然でその生き残りの電車に出会うことができました。

先日の関西遠征の折(こちら⇒長い一日~株主優待切符でゆく中部・関西遠征の旅)、アーバンライナーの車窓から懐かしい名張の風景を見て、昔見た2200のネガをスキャンしてみました。

モワ20 83.3.2 名張

出会ったのは伊賀線のモ5000形を見にゆく時(こちら⇒近鉄伊賀線のモ5000)に名張の駅での乗り換えの時でした。
モ2200形は引退後に一部車両が事業用車として残存していたことは、今と違って情報不足この時には知りませんでした。

モ1486、モワ20 83.3.2 名張

名張で下車して乗ってきた電車と重厚な木造駅舎を絡めて写そうとしたら、

ナント!
奥に停車しているモ2200を発見!
これには大変びっくりしました。

今見ると右手の木造の立派な駅舎も乗ってきたモ1486も結構な電車に見えますし、左手の木造上家、どれをとっても役者揃いで懐かしい風景です。


モワ20 83.3.2 名張

モワ20形は20から22までの3両が改造されて誕生した電動貨車で、もとは2227形・もしくは2200新と呼ばれた2200形のモデルチェンジ増備車です。
それ以外にも高安工場構内の車籍無しの入換車にも2200新が使われていたらしいです。

このモワ20は元モ2231で、2200新の中でも特急用の特別整備を受けて埋め込み型前照灯に改造されている車両です。


モワ20 83.3.2 名張

名張駅の側線では、こんな編成で留置されていました。
この編成の両端にはスノープローが装備されており、山越え区間の積雪時はこの電車が除雪に出動をしたのかもしれません。

モワ20 83.3.2 名張

こちらはパンタ側。
正面窓が特別整備時にHゴム化されています。
『私鉄電車のアルバム』の写真ではクロスシートが残存していたようですが、この時の様子ではその後に改造されたのかシートは撤去されているように見えます。

モワ16 83.3.2 名張

編成相手のモワ16はモ2200新と同じデザインコンセプトのモ1400形を改造して誕生した電動貨車です。
モ1400形とモ2200新は製造時期もほぼ同時期で、車体のデザインや主要機器類もほぼ同一の設計で、用途の違いで2ドアクロスと3ドアロングシートになっているのが違いの兄弟車です。
モワ10形は荷物輸送その他に活躍、モワ11から19まで9両と相方の制御車でクワが51から52の2両の合計11両の結構な所帯でした。
モワと荷物輸送風景はこちら(⇒1980年春、電車めぐりの旅)。

モワ16(左)、モワ20(右)
 83.3.2 名張

どちらの電車も格好良い電車でした。
現役時代の勇姿が見られなかったのは残念ですが、実物をこの目で見れただけでも幸運だったのかもしれません。

2014年10月29日水曜日

御殿場線 岩波から裾野

御殿場線の岩波駅。
開業時はスイッチバック駅で、本線から分岐する行止りの引き上げ線に接して単式ホーム1面が設置されていた駅でした。
1968年の電化に伴ってホームは本線上の勾配区間に移転してスイッチバックは解消されました。
現在は再び交換可能な駅に改造されているようです。

クモハ73 78.8.17 裾野ー岩波

本日はその岩波駅から隣の裾野駅まで歩きながら73系電車を撮った時の写真からご紹介です。


クモハ73902 78.8.17 裾野ー岩波

岩波駅の沼津方にはスイッチバックの引き上げ線の築堤が残存していました。
その築堤の突端に立つと沼津方向に広大な風景が展開しているのが見えました。
その突端で電車が来るのを待つこととしました。
やって来た沼津ゆき電車の先頭はクモハ73902。
当線きってのスマートなクモハ73形です。

クモハ73902 78.8.17 裾野ー岩波

振り向いての1カット。
線路がどんどん下って行っているのが手に取るように分かります。

クハ79937 78.8.17 裾野ー岩波

反対側も全金属のクハ79920番代。
編成中間には葡萄色で転属したばっかりのモハ72920番代が編成に組み込まれていました。
これでサハが全金属なら・・・という編成ですが。
有り得ませんね、そんな編成。

クハ79389 78.8.17 裾野ー岩波

別の場所での73系電車。
4両編成を2編成繋いだ8両編成も良く見かけました。


クモハ73106 78.8.17 裾野ー岩波

上記編成を振り向いて撮った画像です。


クハ86300 78.8.17 裾野

裾野の駅には色褪せた姿で飯田線に転用待ちの80系電車が留置されていました。

2014年10月28日火曜日

週末は伊豆へ(下)

伊豆への旅、二日目です。

14.10.26 伊豆北川

一夜明けた早朝の伊豆北川の漁港風景です。

14.10.26 伊豆北川

早朝の伊豆急上り電車。
北川の街を見下ろしながら鉄橋を渡ります。

本日はいよいよクモハ103の貸切イベントの日です。


朝から豪華

朝から豪華なお食事!
朝4時に漁師さんが釣ってきた魚を仕入れて朝の食膳に提供されてきました。

乾杯 朝の部 イエイ!

そして、あさから乾杯( ^^)/▽▽\(^^ )いえ~ぃ。

クハ8016 14.10.26 伊豆北川

先発隊は伊豆高原での準備作業をしに伊豆北川を8:00に出発です。
伊豆北川からはこちらの電車で伊豆高原を目指します。

伊豆高原の車庫へ

伊豆高原駅では、伊豆急の担当の方がお待ちかね。
一緒に車庫へ向かいます。

14.10.26 伊豆高原

最初の準備作業は祝賀電車ヘッドマークの改ざんです。
その前に別の伊豆急社用車で予行演習!


14.10.26 伊豆高原

利用したヘッドマークはこちらの時に作ったもの(⇒伊豆急行100系電車 クモハ103号車で行く下田ミニトリップ)。
その後は倉庫でお休みをしていたらしいです。
なので現物寸法の実測無しでの改ざん作業は割と難航。
何とか切り継ぎで完成しました。

14.10.26 伊豆高原

ヘッドマーク完成!
こちらを持って現車に向かいます。

クハ8011とクモハ103
14.10.26 伊豆高原

完成したヘッドマークをぽんキチ殿が運搬中。


14.10.26 伊豆高原

ヘッドマーク装着完了です!
こちらは装着業務終了して何やらゴソゴソやってるぽんキチ殿。

14.10.26 伊豆高原

ポンキチ殿謹製クモハ103on本物クモハ103。

14.10.26 伊豆高原

運転台には犬ゲージクモハ100形が鎮座。


14.10.26 伊豆高原

遂にやっちゃいました!
ごイェ~イ付きヘッドマーク。
ヘッドマークの装着場所の関係でイェ~イが貫通扉には入りきれず、止むなく左手に掲出で妥協。
このイタズラの意味不明な方はこちらをどうぞ。

RMライブラリーより

これは、このシーンをパロった訳ですね。
時は1961年12月10日のことでした。
こうやって比較すると復刻版のヘッドマークは一回り大きいのですね。

14.10.26 伊豆高原

準備後は一旦駅に戻ってから車庫に再入場。
参加者の皆さんは車庫内フリー撮影出来ました。
サボも勝手に作って勝手に入れ替えて撮影タイム。

クモハ103 14.10.26 伊豆高原

車庫での撮影会も無事終了、ホームにいよいよ入線です。

クモハ103 14.10.26 伊豆高原

発車時刻までは車内外をウロウロ。
自分を含めてこの民族は落ち着きがありません。

車内でも乾杯( ^^)/▽▽\(^^ )イエイ!

発車した車内でも早速・・・・
乾杯( ^^)/▽▽\(^^ )イエイ。


クモハ103 14.10.26 川奈

今回の目玉の一つ、普段入線しない伊東方の川奈で7分停車。
対向ホームに行って写真が撮れるという設定。
車掌さんが『対向ホームに行って写真を撮ってね』の一言で殆どの人が対向ホームへダッシュ。
普通のお客さんがびっくりしていました。


クモハ103 14.10.26 川奈

現役時代が偲ばれますね。

クモハ103 14.10.26 南伊東

復活運転後初入線の南伊東に到着。
伊東にはATSの関係で入線できないので、こちらで折り返します。

クモハ103 14.10.26 南伊東

折り返し時間もほとんどの人が外に出て好き勝手写真を撮りまくっています。
まったりした時間が経過します。

クモハ103 14.10.26 

折り返し伊豆急下田に向かう車内では紙の上半分だけ特製のお弁当が配られました。
朝の豪華料理が消化していないにも拘らず、早速頂きます。

クモハ103 14.10.26 伊豆北川ー伊豆熱川

イベント列車にはこんな次世代ヲタクも乗車。
お決まりの姿勢で前方注視。

クモハ103 14.10.26 伊豆急下田

伊豆急下田に憩う各種電車顔合わせ。


クモハ103 14.10.26 伊豆急下田

折り返し回送電車になるまでの休憩シーンを撮影して、クモハ103の旅は終了です。

 14.10.26 伊豆急下田

その後は駅前のお店(前日入って気に入った右側のお店)で海の幸をいただくことに。


又もや海鮮

弁当食べて間もないのに又もや海鮮料理!
二日連続なのでお店の人にも覚えられていました。
乾杯、撮り忘れました・・・・。

クハ185-15 14.10.26 伊豆急下田

お帰りはリバイバルストライプカラーの踊り子に乗車。

乾杯( ^^)/▽▽\(^^ )いえい

踊り子車内で最後の乾杯!

おみやげ

慌ただしくも楽しい一泊二日の珍道中でした。