古い建物や街並みをめぐる紀行・地方電化私鉄以外の駅関係の写真については兄弟ブログ(「古い建物と街並みをもとめて」・アドレスは右側の兄弟ブログらんの「古い建物と街並みをもとめて」をクリックしてください)にアップすることにしました。  こちらも是非ご覧下さい(但し、こちらのブログは駅の写真以外は鉄分ほとんどありません。悪しからず)。

2021年8月29日日曜日

始発隙間電車@上井草

 残暑厳しい日が続きます。

その分眠りも浅く、夜明け前に目覚めてしまうこともしばしばです。そんな時にはご近所散歩とかをしたりします。まだこの時間なら涼しいですし、夜明けの情景というのは清々しいものです。



そこで思いついたのが、始発電車をこの夜明け前のシーンで撮ってみたら面白そうだ、ということで、早速実行に移しました。

21.8.22 上井草


向かった先はギリギリホームでお気に入りの上井草駅。

今朝も当然ギリギリ停車位置に始発電車が停車します。ただ、この日は曇りであったために空の雰囲気が今一つ。電車もできればスマイル電車じゃなくて黄色い電車が良いなあということで、早々に退散してリベンジを期すこととしました。

そして、天気予報とお月様の様子から晴れることを確認してリベンジの日。

21.8.27 上井草

この日は良く晴れました。
でも、日の出が遅くなって始発電車はほぼ真っ暗。
これでは、夜撮影したのと差がありません。
電車もあいにく黄色じゃなくてスマイル電車でした。


そこで、二本目に期待をしました。
空の雰囲気は予想通りになったものの、電車が理想の黄色い電車ではありませんでした。


上井草駅は古い対向ホーム上屋があって、駅自体も魅力的であります。



ということで3番電車を待ちましたら、黄色い電車がやって来てくれました。
でも、既に空はかなり白んでしまって期待したイメージとはちょっとずれてしまいました。


電車の種類と夜が明けるタイミング、理想の組み合わせをモノにするのはなかなか難しいですね。

まだまだ修行が必要のようです。

ではまた。

2021年8月27日金曜日

さようなら、スカ色の115系。

 昨日でしなの鉄道線のスカ色115系が引退したようです。

しなの鉄道は各種ラッピング車両を走らせていることで有名ですが、コロナ禍になってもその運用行路をずっとHP上で公開し続けてくれていました。

しかしながら・・・


残念なことです。

色々なケースがあるのでしょうが、もしかしたら自分もそう見られているかもしれないので、他人事ではないのかもと思いながらこのHPを見ました。

さて、そんなことになっているとは知らずに向かったしなの鉄道線。

21.8.10 豊野~三才

この日は北しなの線を終日走るおいしい運用で、最後にもう一回と向かったものでした。

黒姫~古間

蝉時雨の中を颯爽と走るスカ色電車は美しいですね。
やはり国鉄色というのはよく考えられたカラーリングだと改めて感じます。



一日中走るといっても、結構休憩タイムも多い運用行路なので、それほどたくさん撮れるわけではありません。
こちらものんびりと田舎の夏を楽しみながら時間が来るのをまったりと待ちます。



一本撮ったら、おいしい黒姫のお蕎麦を頂きます。



一度は泊まりたいと思いながら、結局停まることが叶わなそうな駅前旅館。



北しなの線に来るのもきっとこれが最後。
ということで、締めに超有名ポイントで一本撮ろうかと向かうと、こんな状態に。
キットマナーの悪い輩がなんかしてクレームになったのでしょう。
最近はこういうのをよく見かけるようになり、写真撮るのも何となく気分が晴れません。


気分が晴れないと言ったら、天気もイマイチでした。
前回も山がすっかり見えなかったのでリベンジと思ってきたのですが。。。


あれれ、電車が来る頃には煙幕貼られてしまいました。。。

牟礼~豊野

最後には以前から気になっていた俯瞰ポイントへ。
狭い山道を上がった集落からは模型のような世界が展開していました。

豊野~牟礼

夕方の下り電車です。

これでスカ形とはさようならです。



お疲れ様でした。

2021年8月25日水曜日

コロナ禍の婆さん電車見物。

この夏、某企画で競作として製作をしているのが新旧の東武電車です。

撮影を来週に控え、連日工作に奮闘中です。


これを製作している時に様々な過去の写真を見て参考にしながら製作をしています。そこで思い出深いのが小菅で見た疾走する78系の準急列車でした。

そんな折、用務で北千住に行く用事ができました。そこで用務後に想い出の小菅でTQの婆さん電車を昔日の78系と同じ位置で撮ってみようと思いつきました。

今や外出警察まで出て、肩身が狭い世の中ですが用務だけで帰るのはさすがに詮無いことですので。




北千住の用務後に立ち寄ってのは模型屋さん・フジモデル。
ここまで来たら、北千住まで徒歩で戻って電車でひと駅行くのはバカ臭い~。
そこでフジモデルを左折して徒歩で千住大橋を渡って小菅に行ってみようと考えました。千住大橋を徒歩で渡るのは初めてです。
すると橋の上にも河原にも人がいっぱい。
荒川でなんか事件か?と鈍った頭で思ったものの、時計を見て思い出しました。
そうでした!
今日はパラリンピック開会式でブルーインパルスが飛ぶ日だったのでした。



荒川両岸はそのインパルス見物客がいっぱい~。
ここから見ると密ですが、近づくとそれほどでもなかったので、私もインパルス見学することに。




みんなが予期したのとは全く違う方向からインパルス、来ました!
三色の煙に周辺からは歓声が。

21.8.24 小菅

そしてインパルス通過から10分後。
TQ8500形もインパルスの後を追うように持ち前の轟音を上げてやって来ました!

80.5.29 小菅


こちらは同じ場所で1980年5月に撮影した78形先頭の準急・東武宇都宮ゆき。
北千住からはフルノッチで加速、小菅は轟音と共に通過してゆきました。



こちらは同じく78形の準急・伊勢崎ゆき。この列車は単独線区としては私鉄最長距離を走破する準急列車でありました。
いまや系統分離されて東武宇都宮も伊勢崎も直通の準急列車の様な設定は無くなってしまいました。


再び、現在に戻ります。

振り向いて撮った婆さん電車。

残り5編成となった8500系。日によっては昼間一本も走っていないこともあるようになってきたようです。東武線内で見るのはきっとこれが最後かなあ、と思いながら見送りました。



こちらは、40年前の婆さん電車。

これから伊勢崎まで行くんだ、と感動した思い出があります。

ということで、婆さん電車撮影は無事終了です。



お昼返上のインパルス+婆さん電車見物でお腹がすきましたが、つい先日友人がコロナで逝去されたばっかりで、とてもじゃないけどこのような魅力的お店にも入る気がせずに、素直にお電車乗って自宅で弁当を食べました。


ではまた。

2021年8月21日土曜日

大井工場で見た103系電車。

夏休み後半の楽しいイベントの一つに大井工場の公開イベントがありました。

この時でしか見れない電車などの展示が目玉でしたが、それ以上に見ておきたいものもいっぱいありました。最近は行っていないのでわかりませんが、以前の大井工場の一般公開では、検査中の車輌のジャッキアップの風景が見られます。

モハ102-316 96.8.24 大井工場

1996年の一般公開では常磐線の103系の様子が目の前で見れました。
様子がばっちり見れたのはモハ102形でした。



こちらは妻面配管がばっちり見えます。
クモハ103形でしょうか。


 
当時は当たり前で、つぶさに観察することなく表の旧型電車に直行しましたが、今考えるともうちょっと細かく撮っておくべきでした。


2021年8月18日水曜日

不意に落札してしまった模型

 やめれば良いのに。。ついつい見てしまう、ヤフーオークション。


スクロールしていたらこんな可愛らしい電気機関車が出ていました。

何となく遊び心で最低価格を入札。どうせ最終日に高値更新されるであろうとタカをくくっていました。ところが、ひょんなことからそのまま競合無しで落札してしまいました。

あらあら~。


そして、数日後に現品が届きました!


台車部分には『MADE IN OCCUPIED JAPAN』の刻印が。
この刻印があったのも札を入れた動機でありました。


落札するとはあまり思わず札を入れていたので、結構見落とし箇所がありました。
パンタグラフは片方シューが無くてひもで結んでいます。
まあ、ちゃんと見ないで応札しているので何も申せません。

そして、早速分解してみます。



台車とか各部のねじが失われてガボガボでしたので、部迂回しながらも一部は組立をして全体の姿を一旦復元してみます。
ねじは通常使用しているものよりも系の大きいもので、JISねじですので子供のころからいろいろなものを分解しては貯めておいた使い道殆どゼロのねじジャンクが役に立ちました。



肝心のモーターは存在しない心臓なし機関車です。
この辺りもあったので他に応札が無かったのかもしれませんが、自分にとってはあまり走行することは重視しない三線式のOゲージなので、観賞用と割り切っていましたので問題はありません。


デッキの手摺の大半は失なわれていたので、真鍮線で補修しました。



ところで、この製品はどこの製品なのか、製品にも刻印等は無く元箱なんか当然ありませんので、皆目わかりませんでした。

でも、ヤフオクの常で一個出品があると続きが現われます。その商品説明を見ていたら阪井模型店というところが作っていたらしいことが分かりました。

さて、どこまでレストアするか、これからが楽しみです。


2021年8月15日日曜日

忘れ去ってしまっていたネガから。

 先般、来年の企画でネガをチェックしていた折に偶然見つけた画像をいくつかご紹介します。

どれをとっても片手間画像で、真剣度が低いもの(だからこそ忘れてしまっていたと思われますが)ですが、ご笑覧ください。



こちらは池上一号踏切での撮影ということは、池上駅の脇で撮ったものですね。
仕事のついででお昼ご飯を食べた食休みに撮った記憶がかすかにあります。
ネガには1988年3月3日とかすれた刻印がありました。



これは踏切を振り向いて撮った池上駅の情景です。
右側で半分ネガが切れていたものを無理やり加工してみました。
地上時代の池上駅舎も懐かしいですが、改築されてしまってからは未だに行っておりません。



三菱ふそうのTQバスはこの時代でもかなりな婆さんバスであったと思います。
既に東京地区ではバス窓のバスは殆ど絶滅危惧種でした。



社会人になってからの5年間ぐらいは鉄活動が非常に減少した時期で、大好きなはずの3450形もこの時はここにアップした2枚しか撮らずに帰ったようです。

今思うと勿体ないのですが、当時はそんな気分だったのだと思います。


2021年8月13日金曜日

リバイバルで走ったスカ色の荷物電車

 2014年の夏、普段は長野工場と長野駅の間ぐらいしか走らない荷物電車が本線上を走るというイベントがありました。連結する相手は当時まだ残っていたスカ色の115系6連となかなか魅力的でした。

何回か運転されたこの列車、その一回に行ってみることにしました。


大糸線に柏矢町駅に着きました。

ここに来るのはスカイブルーの電車が走っていた時以来です。



こちらは今回の主役であるクモユニ143形の登場時の姿です。

当時としてはびっくりするワインレッドカラーの新製電車でした。しかしながら、ここでの本来の役割で活躍する時間は短く、それからはあちこち所属先を転々とした挙句、最期は長野工場の入換や職員輸送用に使われていました。


さて、今回の主役をどこで撮ろうかと見て回るのですが、スカイブルーの電車が走っていた頃はどこでも撮れた感じがあったのですが、宅地化が進んだのか奇麗に撮れるところがなかなか見つかりません。


こちらはその当時の大糸線です。

14.7.19  安曇沓掛ー信濃常盤
 
結局はスカイブルーの電車が走っていた頃に何度か撮ったことのある場所で、目的電車を待ちます。
クモユニ先頭にしたスカ色の7両編成です。


振り向いてパチリ。

こちらは邪魔者が多くてパッとしません。


戻ってくるまでには結構時間がありました。

その間にお気に入りのちひろ美術館に行ったり。。。


道祖神巡りなどを楽しみました。



そして戻りの列車をどこで撮るかですが、またもや場所探しに難航。
結局こんな場所で妥協します。


安曇追分ー細野


こちらは戻りの列車です。
今度は115系先頭です




このクモユニ143形はその後も長野工場と長野駅の職員輸送などに使われていましたが、それは2019年に廃止となり、この電車も過去帳入りしたようです。