古い建物や街並みをめぐる紀行・地方電化私鉄以外の駅関係の写真については兄弟ブログ(「古い建物と街並みをもとめて」・アドレスは右側の兄弟ブログらんの「古い建物と街並みをもとめて」をクリックしてください)にアップすることにしました。  こちらも是非ご覧下さい(但し、こちらのブログは駅の写真以外は鉄分ほとんどありません。悪しからず)。

2012年9月30日日曜日

電車庫モジュールの製作(24)

照明も付いてモジュールの製作も山場を越えてひと段落してきました。

そこで電車庫に置く「アクセサリー」として電車を一両製作することにしました。
「アクセサリー」の趣旨は、台車を抜かれて車内外を点検修理中の姿、つまり「走らない」姿に割り切った電車の特化した姿を製作してみたかったのです。
この構想は以前からあったのですが、いざとなるとやはり走らせられる車両にしたい欲が出て実現しませんでした。
今回は思い切って走行を無視したあくまでもアクセサリーとして製作することにしました。

今回のネタ素材
以前にチラッとアップしたレールロード製の長電モハ400がネタ車です。
田舎臭い高床タイプの小型電車を車庫に置きたいと考えて素材選びをしてみました。
ステップ付きで扉から車端部が短いので扉間片側1スパンに縮めても違和感がないと考えました。
イメージとしては福井鉄道のモハ40、60形あたりの雰囲気と静岡鉄道秋葉線のモハ7あたりの双方のエッセンスを混ぜたイメージを出せればと思っています。

必要なパーツを切り出し
これが実際にカットした状態です。
可愛い小型電車に化けそうです。

車体の組立
車体各側面を組み立てました。
一部の扉や窓も開けた状態にしました。
窓はこのクラスの一段下降式は開けるか閉めるか程度のものが多く、バランサ付きは少ないと言うかほぼ無いとは思いますが、敢えて臨場感を出すために高級なバランサ付きの想定で途中で止まった窓も表現しました。
正面の窓も下げてみました。

シルヘッダー取り付け
シルヘッダーを半田付けして各面半完成状態にしました。

箱にしました
ひとまず箱にします。

シルヘッダー、雨樋半田付け
四隅を仕上げてから残ったシル・ヘッダーを半田付け、雨樋も付けて電車らしくなってきました。


2012年9月29日土曜日

クエ9420の廃車回送

前回紹介しました三鷹電車区訪問では廃車回送待ちのクエ9420の話をしました。
当然ながら翌々日の廃車回送も行きました・・・
というか、これはどうしても行きたくて授業を何かの理由を付けてサボって行った記憶があります。
そんなコンプライアンス違反?な回送レポートです。
・・・なので「高校生時代の放課後」とは書けません・・・。

クモヤ90802 79.1.25 高円寺  
回送列車は既に三鷹電車区で時間を聞いていました。
それによると、うまくすれば3回撮れるかもな運転時間でした。
先ずは高円寺で待ち受けます。
写真はゆっくりと高円寺を通過する回送電車。

5952 79.1.25 高円寺 
待っている間にはこんな電車も来ました。
数少ないアルミ車ですね。
5000系、当時は貫通扉に車両番号が入っていませんでした。

クモヤ90013 79.1.25 中野 
運良く黄色い緩行電車が直ぐにやってきたために中野での停車シーンも撮れました。
中野駅に入線した回送電車は、早速係員がクエの状況を確認しています。
安全のためゆっくり走行ないとならないほど老朽化が進んでいたのでしょう。

クモヤ90802(左)、クモハ100-48(右) 79.1.25 中野
中央線下り快速の101系とご対面です。

クモヤ90802 79.1.25 中野
中野で待避待ちの回送電車。
クモヤ90802もパンタのない側は大人しいスタイルでした(反対側の変なスタイルの写真はこちら⇒高校生時代の放課後 6)。

クモヤ90013 79.1.25 原宿ー渋谷
更に追いかけました。
山手線原宿を出て代々木体育館脇で回送電車を待ちました。

クモヤ90802 79.1.25 原宿ー渋谷
そして振り向いて一枚。
これが最後のショットです。
この場所、当時は渋谷のそばにしてはビルもあまり高くなく開けていました。

2012年9月28日金曜日

高校生時代の放課後(その7・三鷹電車区訪問 2)

79年冬の三鷹電車区再訪問は、前回撮影したクエ9420が引退するとの話を聞いて訪問しました。
クモヤ90013+クエ9420+クモヤ90802
79.1.23 三鷹電車区
訪問時の狙いは、廃車回送の引き出し時になかなかうまく側面が撮れなかったクエの全体を入れた写真が撮れるかもと考えたからですが、放課後の訪問時はちょうどいつもの場所から引き出されて廃車回送の準備が整いつつあるタイミングでした。
その為、既に両側をクモヤ90に固められて残念ながら今回も全体のバッチリ写真は撮れませんでした。

クハ103-1206(左)、クモヤ90013(右) 79.1.23 三鷹電車区
横には東西線直通の103系が居ました。
回送は翌々日。最後の休息に入ります。

クモヤ90802車内 79.1.23 三鷹電車区
折角なのでクモヤ90の中にも入れてもらいました。
こんな感じで、吊り革がないことと、ジャンパ栓各種が置かれていること以外あまり営業車時代と変わりませんでした。
写真奥側が低屋根改造のパンタ側です。

クモニ83814 79.1.23 三鷹電車区
庫内にはクモニ83が115系と並んで点検をしていました。

クエ28000 79.1.23 三鷹電車区
クエ9420の居た場所には交代でよその電車区からやって来たクエ28000が置かれていました。

クエ28000 79.1.23 三鷹電車区
相変わらずここではうまく撮れません。


2012年9月27日木曜日

お知らせ

お知らせです。
昨日、ネコパブリッシングより「ナローゲージ模型入門」という本が発売されました。

表紙に登場しました!
↑ この本です。
お蔭様で表紙に地鉄の軽便軌道線のパイクの写真が使われました。
記事の内容の中でも、私も所属する軽便モジュール倶楽部の活動内容やメンバーの作品も紹介されております。
興味をお持ち頂けたら、是非店頭で見てやってください。
そして気に入っていただけたら(2,500えん・・・・高い!ですけど)買って頂けたりしたら嬉しいです。
以上、宣伝的お知らせでした。

この本の中でも触れられていますが、毎年10月の初めには恒例の軽便鉄道模型祭が開催されます。
今年も、例年通り私の所属する軽便モジュール倶楽部も参加いたします。

今回の趣向は当日までのお楽しみということで全貌はお見せできないものの、私もこんなもの↓
を鋭意製作中です。


写真その1


写真その2

今の状況はこんな感じで、あと一週間ちょっとでできるのか・・・・・・・・・・・・??
ちょっと不安です。

それはさて置き、今年の模型祭りは10月8日(月・祝)です。
是非お越しください。

2012年9月26日水曜日

高校生時代の放課後(その6・三鷹電車区訪問 1)

高校二年のある早く終業した放課後に三鷹電車区を訪問しました。
三鷹電車区にはこの後、中野電車区同様に一回ならず何度か訪問しています。


クエ9420 78.6.3 三鷹電車区
訪問の第一の目的はこの電車 、クエ9420です。
元を正せば鶴見臨港鉄道が発注した国内初の量産4扉車です。
この種の電車にありがちな狭い場所に押し込まれていてこれ以上のアングルは事故でも発生しない限り望むべくもありません。
車両の状態もかなり悪く、自分が被救援主になってしまいそうな状態でした。
この様子から察してあまり先は長くない気がしました。


クモニ13016 79.4.18 三鷹電車区
もうひとつの訪問目的はこの電車です。
荷物電車の間合いでここ三鷹にてお昼休みをすることが分かっていましたので、じっくりと撮れると踏んだわけです。

クモニ13002 78.6.3 三鷹電車区


何回か訪問して荷電各車両を撮りつぶしてゆきました。
元モハ34改造のクモニ13は改造車とは言え端正なスタイルをしていました。


クモヤ90802 78.8.23 三鷹電車区
こんな電車もいました。
中央東線の狭隘トンネル対策でバッサリと頭を切られてしまって、なんともなお顔です。

2012年9月25日火曜日

東武のロクサン、東上線のカステラ電車 3

東武東上線のカステラ電車、最終回は本線末端部分の単線区間と支線にあたる越生線の活躍から選んでみました。

85.2.16 川角ー西大屋
桑畑を行く78系電車。


モハ7872 85.2.16 川角ー西大屋
冬枯れの川を渡る。

モハ7310 83.10.25 武州唐沢ー越生
八高線と寄り添って越生に向かう73電車。
本線末端区間の折り返し運用と越生線では4連で走っていました。

クハ310 83.10.25 武州唐沢ー越生
上と同じ電車の越生方を振り向いて撮りました。



モハ7845 82.3.30 男衾ー東武竹沢
こちらは本線末端区間をゆく78系電車の区間運転。

モハ7843 82.3.30 男衾ー東武竹沢
この付近は里山の間を縫うように左右にカーブしながら走っていました。
モハ7845 82.3.30 男衾ー東武竹沢
こちらも桑畑の中を行く73系電車。
こちらは池袋直通の6連。


 82.3.30 玉淀ー鉢形
名所、荒川を渡る橋梁にて。
78系二連のダブルヘッダーです。
モハ7840 82.3.30 玉淀ー鉢形
桜が蕾を膨らましています。

モハ7843 82.3.30 寄居
終点寄居駅にて。
秩父鉄道、八高線との一大ジャンクションであったため貨物扱いが盛んで、東武線ホームの左右に貨車が止まっていました。

クハ8149 82.3.30 寄居
8000系も未だ非冷房でした。
後ろには八高線のDD51が止まっています。

2012年9月24日月曜日

山形交通高畠線の保存車両 2・高畠

山形交通高畠線の高畠駅は駅舎等の駅施設と合わせて車両も保存されており、広く知られています。


ED1 87.11.16 高畠
ED1を先頭にしたミキスト状態で展示されています。
この機関車、先日東急から上毛電鉄に譲渡されたデキ3021と同形です。



モハ1 83.8.13 高畠
モハ1形は腰の高い田舎臭い電車です。
上山のモハ2同様車体に比べて台車が華奢です。

ED1 83.8.13 高畠
ED1形アップです。


ワム201 87.11.16 高畠
ワム201形。
変哲のなさそうな鋼製有蓋車です。


高畠駅舎 83.8.13 高畠
高畠駅舎。
創業時からのものかと思っていましたが、初代駅舎は木造で、この駅舎は昭和9年に建て替えられた二代目のものとのことです。建物の素材は地元産出の高畠石を使っており、鉄分が非常に少ないため、黒く変色しないという特徴を持つものだそうです。




駅舎 83.11.16 高畠
ホーム側から見た駅舎。
立派ですね。
廃線跡もサイクリングロードになっています。

2012年9月23日日曜日

電車庫モジュールの製作(23)

ストラクチャーのインテリアもひと通り出来ましたので、照明を仕込みたいと思います。
照明の仕込みをしないとストラクチャーの固定ができませんので、順序的にもこのタイミングが適当かなと思っています。

LEDの組み込み作業
主要なストラクチャーには天井を設置し、天井板にLEDを仕込みます。
天井板は取り外しができるように、ピンジャックで繋ぐ仕様としました。
以下、それぞれの建物に同様にLEDを仕込んで行きました。
すべての建物にLED装着後、建物をモジュールベースに接着しました。

ベース裏側の配線作業
ストラクチャーをモジュールベースに接着後、配線作業に取り掛かります。
写真はベース下部の配線作業をしているところです。
この作業は既にストラクチャーがついているモジュールをひっくり返すわけにはいかないので、これまではモジュール本体を手で支持しながらの非効率というかアブナイ方法で配線作業をしたりしていましたが、今回は写真のような角材とLアングルで仮固定をして作業性を良くして行いました。

電車庫夕景 試し撮影
配線後に通電確認を行いました。
毎度ドキドキする瞬間です。
今回は全部プラスマイナスを間違えることもなく、無事点灯してまずは一安心です。
そこでついつい夜景をとってみたくなり、取り敢えず撮ってみました。
まずは車庫を両側から撮ってみました。
光量的にはこんなものかな、という感じです。

電車庫事務所 
こちらは電車庫事務所です。
事務所内部がほんのりと浮かび上がります。
ちょっとご満悦です。

電車庫手前の踏切付近
呑んべい横丁の踏切付近です。
これはやっぱり酔っぱらいオヤジを配備せねばなりません。

角の飲み屋、右手にスナック
角の一杯飲み屋から踏切方向。

駅前商店街イメージ
駅前商店街の雰囲気。
ちょっと一杯・・・という気分になりましたか?
Which do you like better ,大衆酒場 or snack or 怪しいバー?