左から クモハ73、クハ55、クモハ60平妻と半流 |
取り敢えずは、手を付け易い車体のディテール工作から手をつけました・・・・
というか、面倒な工程が終わって一番楽しそうな作業の手前で工作放棄していたので、再開時は美味しいところからできるというのも好都合です。
それでは若干のディテール工作を追加した状態での姿で、一先ずは各車のプロフィールを。
クモハ60ノシルノーヘッダー車 |
トップバッターは半流、ノーシル・ノーヘッダーのスマートな車体に埋め込みヘッドライトを維持したクモハ60形です。
車体は飯田線のクモハ54のキットを利用してシル•ヘッダーを貼らないことで容易に作れます。
半流+埋込みヘッドライトを維持した車両は少数派ですが、模型にするならこのスタイルにしたかったということで選択しました。
上:クモハ60001 67.9.29 西明石 下:クモハ60018 70.2.1 富士 知人撮影 |
実車画像は友人からのプリント画像です。
自分の知る限り晩年まで埋込みヘッドライトだったのは60001、60006、60008、60018の4両で、それぞれ表情が微妙に異なりました。
クモハ60001は上の写真の翌年に京阪神緩行線から阪和線に移って、紀勢電化まで残った車両で、どこかのタイミングで助手席側窓もHゴム化されています。
偶数車は3両確認しており、60006はほぼ同じ姿で阪和線、60008は大糸線、60018は片町線から身延線に転属・低屋根改造で60800になっています。
模型では特定番号ではなく、60001と60018の良いトコ取りで作ることにしました(らしいです←8年前そう考えたと思います・・・たぶん)。
クモハ60、平妻クモハ41改造車 |
こちらはクモハ41平妻車にパワーアップ改造を受けたクモハ60形。
このタイプは全て阪和線所属でしたので、是非とも作りたい一両でした。
車体は飯田線に行ったクハ68のキットから改造したハズです。
クモハ60157 76.3.22 鳳 |
このタイプは阪和線に集結していました。
全て奇数向きで、各車の細部は微妙に異なります。
写真のクモハ60157はオリジナルの全面通風器を残しながら、車体腰板部分に大鉄形通風器を追加した変則車です。
模型については、ベンチレーターの位置や貫通扉形状から60151か60153にしようと思います。
3M1Tの基本編成に2連を併結した6連で、これをみて3M1Tで作ろうと思ったのだと思います。
クハ55平妻原形 |
こちらは原形クハ55平妻車です。
車体は関西型改造てんこ盛りスタイルで、すべての固定窓がHゴム化されています。
こちらは関西から転属した飯田線のクハ68のキットからの改造です。
クハ55007 73.12.14 津久野(知人撮影) |
知人撮影のプロトタイプ、クハ55007です。
いかにもな関西型国電の姿、そのままいただこうと思います。
クモハ73600番代・奇数 |
この編成の異端児、クモハ73600番代・奇数車です。
首都圏の73系転出で先頭車不足でモハ72から改造されたクモハ73形で、奇数は前パン装備・偶数は後ろパン装備です。
クモハ73621 77.3.23 鳳 |
クモハ73600番代の改造車は基本正面部分にキャンバス押さえがあるのですが、阪和線配属の
73619、73621、73623の3両はキャンバス押さえがありません。
前照灯の位置も微妙に高いようです。
2 件のコメント:
全て運転席窓がHゴム化されている、いかにも関西仕様の電車たちですね。
オリジナル平妻モハ41は、戦災廃車や戦後のモハ51およびモハ60への改造で消滅しました。一方、モハ40を片運化改造した平妻クモハ41は長いものでは80年代始めまで残りました。
それから、クモハ73621は関西型球形通風器を装備していませんね。
クモハ73の近代化改造車には、装備した車両がいました。
ところで、日車のガソリンカー改造電車は、旧型国電の待避待ちでしょうか?
元・いきもの部長さん
関西仕様の電車は独特の雰囲気があって好きです。
クモハ73に関西型通風器が付かなかったのは何故でしょうね?
日車ガソリンカー、本日進捗アップしました。
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