古い建物や街並みをめぐる紀行・地方電化私鉄以外の駅関係の写真については兄弟ブログ(「古い建物と街並みをもとめて」・アドレスは右側の兄弟ブログらんの「古い建物と街並みをもとめて」をクリックしてください)にアップすることにしました。  こちらも是非ご覧下さい(但し、こちらのブログは駅の写真以外は鉄分ほとんどありません。悪しからず)。

2013年8月23日金曜日

一畑電車の南海ズームカー

南海のズームカーは御存知のように大井川鐵道に2編成と一畑電車4編成が嫁ぎました。
大井川鐵道のズームカーは譲渡時にわざわざ試験塗装からオリジナルカラーに戻すリクエストを大井川側がしたという話があるぐらいなので、基本的にオリジナルカラーで活躍を続けています(こちら⇒大井川鉄道の南海ズームカー)。
片や一畑電車のズームカーは、微妙なカラーリングに塗られて活躍を続けています。
しかしながらいよいよ先が見えて来たようで、来年からは某電鉄のステンレスカーがここにもやって来てズームカーは真っ先に淘汰されそうな勢いです。
そんな折(だからこそでしょうが)、南海オリジナルカラーが一畑電車でも復刻されることになりましたので、これも最後の晴れ姿を見ておきたくなりました。


デハ3018 13.8.17 川跡ー高浜
今回の夏休み親子旅・デハニ運転体験では南海と京王線の復刻カラーの姿を見ることができるのも楽しみの一つでした。
幸いにも訪問初日は南海ズームカーが大活躍してくれましたので(京王線カラーは松江しんじ湖温泉で夕方まで昼寝でした)、ズームカーのダイヤに合わせて行動をしました。
正面の丸いサボが無いのでちょっと間抜けたような顔つきになってはいますが、やはりオリジナルカラーは魅力的ですね。

デハ3018 13.8.16 大寺
こちらは灼熱の大寺駅二停車中の南海ズームカー。
熱風の吹き抜ける待合室で一時間後の電車を待つのはそれなりにしんどいですね。

デハ3018 13.8.16 大寺
大寺駅を後にするズームカー。

デハ3018 13.8.16 一畑口
映画でも有名になったスイッチバック駅の一畑口駅に停車中のズームカー。
線路の奥に廃線跡を道路にした道が遠望されます。


デハ3008 13.8.16 松江フォーゲルパークー秋鹿町
最近の一畑電車には矢鱈と長い駅名が多くなって困ります。
松江フォーゲルパークは家族連れで賑わっていましたが、こちらは線路際で日干し、脱水状態です。

デハ3016(左)、デハ3018(右) 13.8.16 松江しんじ湖温泉
暮れなずむ松江しんじ湖温泉駅に佇むズームカー2本。
左の電車はデハニ運転講習用にやって来た電車です。

デハ3018 13.8.16 松江しんじ湖温泉
南海カラー、ばたでんカラーと見比べるまでもなく、やはり格好いいですね。

デハ3018 
13.8.17 松江しんじ湖温泉ー松江イングリッシュガーデン前
翌朝の出雲市からの一番電車もズームカーでした。
暑い一日の始まりです。

デハ3018 13.8.17 雲州平田
デハニ運転前にやって来たズームカーを雲州平田で押さえました。

駅に貼ってあった『お客様のご意見』らんにこんな記載がありました。
ご意見:『3000系を残して欲しい』
ご返事:『老朽化が激しいのでご勘弁を・・・』
     『平成26年度から車両更新を行う予定です・・・』
のようなやりとりが書かれていました。

運転講習で頂いたテキストにはばたでんの電車諸元が掲載されていました。
その製造年を見ると1960年から1962年、特に南海カラー復刻車は最長老の1960年製で既に53歳を迎えているわけです。
実車を見るに付けもうやむを得ないかな・・・というぐらいの状況まで老朽化は進んでしまっていることを感じさせました。



2 件のコメント:

Cedar さんのコメント...

一畑にも某電鉄のステンレスカーって、まさかアレじやあないですよね。

chitetsu さんのコメント...

Cedarさん
某電鉄のまさかのアレじゃないかと思います・・・。