とでん、こと土佐電気鉄道は魅力的なトラムです。
何が魅力的かというとそのインタアーバン的な路線が今も全線維持されており、両端区間は昭和な香り満載な鉄道風景が今なお展開していること、そしてそこに懐かしい電車が走っていることです。
とさでん交通になって塗装の変更も進んでいるので、今年様子を見に出かけてきました。
21.4.27 後免町 |
高知竜馬空港からとでん後免町駅は距離的には近いのですが、公共交通機関では行けないというのも残念。空港バスはみんな御免の町はスルーして高知市内に直通してしまいます。さらに路線バスさえもほぼ皆無状態。
仕方ないので、タクシーで後免町に向かうのにも慣れてきました。
到着した後免町駅には駅舎は無く、コンビニが駅舎代わりに。
そのためか、コンビニが電車テイストになっています。
複線の路面電車と広々とした田んぼの組み合わせは全国探しても意外と無いのではないかと思います。
一応道路とは別れた専用軌道ではあるものの、その境い目は実にファジー。
この雰囲気、堪りません!
新塗装なのが残念ですが、一時間待って旧塗装は来ませんでしたので、これで良しとします。
本当はここで200形を撮りたかったのですが、どんな運用になっているのかわからないのでやむをえません。
まあ、こんなもんですね~。
道路にただ安全地帯だよ、という線が書かれているだけで、とても安全に電車を待てない状況なのは昔から変わりません。
電車を降りたお客さんは車と電車に気を付けないと怖い目に遭います。
9 件のコメント:
とでん、のアノ風景。やはり魅力的ですね。後免東町のタクシー会社が無くなったという気になる情報はあるものの、途中の風景はかわっていないようですから、ほにゃらら宣言など無視していっちゃおうかなと思います。
Cedarさん
とでんは今一番好きな路面電車です。
古い電車が元気になるこれからが訪問には良いシーズンですね!
鏡川橋~伊野間は単線なので、もっとローカルな雰囲気になりますね。200形には路面電車では珍しいOK台車付きがまだ残っているはずです。
懐かしい思い出といえば、社会人に成り立ての頃に高知出身の先輩が「東京にも『とでん』があって驚いた」と言っていたことでした。
名鉄美濃町線が姿を消してしまい、田舎路面電車はここくらいになりました。
同じように路面にただ白線を引いただけの、車に対して無防備な「なんちゃって安全地帯」でも、岐阜は無残な最期を遂げた一方、土電では今も健在なのは、偏に行政の対応に天と地ほどの大差があったからなのでしょうね。
道路の片側に寄った、路面なのか専用軌道なのかはっきりしない複線のレール、「玉電」の桜新町・瀬田界隈の、まだ宅地化が進んでなく、のどかな田園地帯だったころの光景も、似たような感じだったのでしょうか。
「土電」名物?の、ひらがなで「ごめん」「いの」と大書した前面の菱形の表示板、今も健在だったのですね…。
モハメイドペーパーさん
伊野側単線区間はまた別の雰囲気がありますが、個人的には後免側の方が好きです。
三等急電さん
当地のひとからするとそうなりますね。
とさでんの昭和風味は美濃町線亡き後、今や唯一の存在になりましたね。
伊豆の国さん
義父は可哀相でした。
その悔し話は鉄道ピクトリアル誌にも現場の方が書かれていました。
とさでんがこれからも頑張ってくれることを期待したいです。
コメントを投稿