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2013年2月3日日曜日

TOMIX73系 小細工完成しました 2

TOMIX73系電車小細工第一弾、ぶどう色電車10両がひとまず完成したのは昨日の報告(⇒こちら )しましたが、各車両を形式写真風に撮って並べてみました。
各車両共通の小細工は・・・
・床下配管の追加
・一応、フルレタリング
・テカって気になる樹脂のままの部品に塗装追加
・パンタの碍子とシューにタッチアップ
・配管に色差し
・貫通扉の塗り分け・渡り板色差し
などを施し・・・

クモハ73屋根周り
一応、こんな感じです。
配管削っての引き直し行為や手すり別パーツ化は泥沼入り必定なのでスルーすることにしました。
前照灯のステーが抜けていないのも気に入りらず、銀河製に交換も検討しましたが、折角点灯するものをもぐのも忍びないので、黒に色差しするところで我慢しました。
空気管は途中からゴムホースに変わって黒色になるので、そこは塗り分けました。
パンタ鈎外し装置がモハ72にあって、クモハ73に無いのが解せません。もしかして、忘れちゃったのか??

良くなったような、変わらないような・・・

正面から見えるところでは、
・エッチング製サボ受け取り付け
・ジャンパ栓の追加(奇数車のみ)・・・閉じた表現のジャンパ栓はそのままなので良く見ると微妙ですが、どうせ老眼で見えませんので良しとします。
・ワイパー追加
・床下ジャンパ栓の数適正化・・・何故かTNカプラーのジャンパ栓は左右1個なので、奇数・偶数に合わせてジャンパ栓受けを左右どちらかに一個追加しました。

それでは各車、形式写真です。
クモハ73289
ロクサンの面影を随所に残す、東鉄型クモハ73です。
京浜東北線の先頭に立って活躍している姿が瞼に焼きついていますので、京浜東北線イメージです。
車番はおおよその調べはしましたが、どうせ細部までは加工できないので忠実ではありません(以下同様)。

クモハ73345
対照的な京阪神緩行線のクモハ73です。
大鉄得意のHゴム改造がされていて、そのバリエーションは大変豊富です。
その中から、運転台窓だけ小さいHゴムのスタイルを二種選択しました。
こちらは奇数向きのクモハ73345です。
正面スタイルと車番は合致しています。

クモハ73345
クモハ73345の1位、空気側です。
大鉄特有の配管色差しは是非再現したいもの。
銀河のパーツを空気側は少し上にあげて実車同様電気側二本に対して一本にしています。
厳密に言えば管の太さが違うのですが、うるさいことは言いますまい・・・。

クモハ73084
こちらも大鉄型クモハ73です。
こちらはHゴムが二個のタイプです。
一応偶数向きですが、こちらも厳密に行くと床下をひっくり返さねばならないので、気分重視でスルーしました。

クモハ73029
クモハ73の近代化改造車クモハ73029。
商品は鶴見線用のクモハ73500ですが、500番台かどうかは種車がもともとクモハ73かモハ72だったかの違いからの区分ですから、500番台に拘ることはありません。
実車資料から車番わ決めました。
近代化改造車は方向幕の有無、HゴムのRの大小、側面窓のRの有無やベンチレーターのつばの有無等、一見同じようでいてバリエーション豊富です。

モハ72202
ロクサン改造モハ72は配管周り中心の加工です。
実車は70年あたりを堺に荷電やクモヤ90改造などで急速に姿を消しました。

モハ72925
全金のモハ72920。
こちらも一見同じようでいて、ロットで微妙な差があります。
良くできていると思いますので、無難な加工だけを行いました。

クハ79250
ロクサン改造クハ79は東鉄タイプで、Hゴム改造を受けた姿を選びました。
こちらは原則全て偶数番号車になっていました。
晩年お世話になった南武線のグループラストナンバークハ79250を付けました。

クハ79936
全金車クハ79920です。
こちらの印象把握もばっちりですね~。
車体はいじるとこなし、下回りは920番代のみの特徴の両栓構造をジャンパ栓と空気管の追加で表現しました。
方向幕はガラスの内側になるように、分解してから貼りました。

サハ78230
特徴のないサハ78。
ところが・・・です。
これはもし一般的なサハ78で設計していたとしたら、エラー商品です。
というのは、大半のサハ78は最初からサハ78として新造された車両で占められていますが、新造サハはドアが中央から両側に向けて引き分ける設計になっており、クモハ73の同一方向へ引く設計とは異なっています。
説明するより実車の写真見たほうが早いですから、

サハ78220 77.3.14 豊田
これが実車、青梅・五日市線配属のサハ78220です。
ドアは中央を堺に両側に引く構造になっています。

扉は中央から左右引き分け
アップで見て頂くとと袋窓の位置がよくわかると思います。
細かいところではあるものの、これは気になります。
一応、実車にも電装解除した300番代があり、こちらは模型同様ドアは一方向へ揃って引く構造ですので、模型とは一致します。
型の問題等、分かった上でのことかも知れませんが、それならインレタも揃えるべきでしょうね。

サハ78368 79.3.29 宮城野原
こちらがその300番台です。
アコモ改造でサッシ化されているので解り易いですね。
但し、300番代は飛び番で、実際の両数は多くありませんでした。

サハ78156 79.3.29 陸前原ノ町
こちらがオリジナルサハ78・アコモ改造車です。

でも、車番は敢えてオリジナルのサハの番号にしました。
楽しく模型をやってナンボですからね。


3 件のコメント:

マシュ さんのコメント...

chitetsuさん、こんばんは。

手早く工作してますね。
この調子だと72・73系全路線を模型化する勢いでは?

クモハ73偶数車も作ってやってください。

マシュ さんのコメント...

補足

原型偶数車です(汗

chitetsu さんのコメント...

マシュさん
コメントありがとうございます。
気軽に完成品加工でいじれるNゲージの怖さをちょっとずつ感じつつあります。
おっしゃるような事態が発生する予感を自分も感じております。
やっぱ、床下機器いじって偶数車をちゃんと作らないといけないかも・・・ですね。