カワイモデルの鉄道模型。
子供のころは憧れの模型でした。
交通博物館の帰り道にお店に行った時も眺めるだけ。
子供向けにはとても買ってもらえないような高価な模型でしたので、カタログだけを買ってもらった記憶があります。
家で、飽きるほど眺めたのはカワイモデルとメルクリンのカタログ。
どちらもカタログとしてではなく、絵本として眺めて楽しむような存在でした。
しかしながら歳が増すにつれて目が肥えてきました。
そして、憧れだと思ったカワイモデルの鉄道模型はどれも似ていないし、その割には大げさな広告。。。
いつしか自分の視野からカワイモデルは消え去ってゆきました。
カワイモデルの前を通っても、お店に入ることもなくさらっと通過。
しかしながら、最近になってその模型が何となく愛おしいような気がして来ました。
リアルを追い求めるだけが模型趣味ではないという気が漸くしてきたのです。
鉄道模型の世界のレジェンド的な存在として、再び手元に少しはあっても良いかなという気になっていました。
そんな折、Cedarさんさんが鬼越ゾンビーズ発掘品(*ご実家の倉庫埋蔵品のことです)のカワイモデルのロクサン電車を譲っていただけることになりました。
これを改造して。。。とかの目的ではなく、この時代のゾンビ化された模型として手元にあったらそれはそれで楽しいのではないかと思ったのです。
この時の話はこちら
⇒https://cedarben.blog.ss-blog.jp/2020-03-04-1
更に!
先日同様にCedarさんからED14も譲渡頂いちゃいました。
これまたかなりの年季もの。
これは、レストアしようかと考えて譲渡頂きました。
そして、、、、
ついに、オクでぽちってしまいました。
そしてやって来た70系ゾンビーズ。
出品者のコメント通り、かなりなジャンク状態でヤニが超強力に付着しているうえに、カビまで生えている、本格的ゾンビーズ。
シンナードボンせざるを得ないかと思いましたが、容赦なく中性洗剤でゴシゴシしたら、往年のカワイ的スカ色が蘇ってきました。
この何とも形容しがたい垂れ目の湘南顔、以前は大嫌いでしたが。。。。
これはこれで一つの造形として愛おしいモノ(意見には個人差あります)として受け入れられるようになりました。
気が付けば、この半年で結構なカワイモデルのコレクション誕生です。
こちらは唯一のオリジナル所蔵品。
不動品になってから45年以上。
これまで文鎮代わりのモノとして使っていました(笑)が、改めて調整したら轟音を立てながらも動くようになりました。
こちらは、さきほどのED14形。
近江鉄道をイメージして塗ったカラーリングが渋くてお気に入り。
これからレストアして現役車輌にしたいと検討中です。
その時もこのカラーリング踏襲しようかなあ。
ゾンビからちょっとだけ復活した横須賀線電車。
意外に奇麗になったので、再塗装はせずオリジナルカラーを維持しようと思います。
インサイドギヤのプリミティブな駆動装置も、意外や実にスムーズにしかも静かに走行してビックリ。
これは中学生時代に作ったものの生き残りです。
無理して配管や手すりの増設などやっていますが、その前にドアぐらいちゃんとまっすぐに半田付けしろよと、当時の自分にクレームです。
スワップミートで4両中3両は売れたのですが、これは色のせいか売れ残りました。
もうどうでも良い粗大ごみ扱いで、裸で棚に突っ込んでいましたがこれからは大事にしようかと思うようになりました。
Cedarさんから頂いたこちらは、敢えて弄らずこのままゾンビコレクションにしようと思います。
コレクター趣味があるわけでないので、ひとまずカワイモデルコレクションはこの程度で充分なラインナップと思っています。
12 件のコメント:
地鉄さんにお荷物ずいぶん託しちゃいましたね~!
自由で楽しい活用を期待しております。
Cedarさん
いえいえ、色々自由に楽しんでみたいと思います!
カワイと鉄道模型社、これはスケールモデルという枠を超越して、それぞれ独自の世界を作り上げています。カワイのカタログにはやたらと実用新案申請中の文字が目立っていまた。
みなさんこんにちは。
カワイモデルはキハ35系がよく出来ていたように思いますね。うちにレストア車も含めて4輌位あります。ちゃんと500番台も模型化されていましたっけ。
103系カインドキットは、革命的アイディアでしたが、あまり売れなかったのか、後が続かなかったのが残念でした。あれも72系970番台の種車なんかには絶好だと思うのですがねぇ。
「実物の塗料を模型に塗っても実感が出ない・・・」これはおっしゃるとおりですが結果があの色ではねぇ。。湘南色はまだマシな方だったので111系の塗りボディを買った事がありましたが、裾部分が塗りすぎでタレていたのにはトホホでした。。
見れば見るほどすごいですねぇ。
当時は何の疑いもなく、カタログに見入っていたものですが、
後年になって実物と比較してみると・・・。なんともはやの
カワイモデルです。
モハメイドペーパーさん
カワイモデルと模型社製品は良くも悪くも独自性が強い製品群でしたね。
少年時代実用新案って何だろう?と思いながら見ていました、えほんですから笑。
すぎたまさん
キハ35はカワイ製品群の中ではリアルでしたね。
私も一輌持っていましたが、手放しました。
カインドキットはびっくり商品でしたね。
通りすがりの64さん
まさに、その通りですね。
外で見るのと部屋で見るのの違い、大きさの違い、これは結構なものがありますね。
このあたりで蘊蓄語る人がいますが、私はパスです。
イワキ鯨川さん
少年時代は、それでも格好良いと思っていたんですよね。
どういうふうに設計するとあんなお顔が出来上がるのか、聞いてみたい気もしますが。
今となってはトホホ顔が可愛らしいです(笑)。
アメリカのモデラーも年を重ねるとライオネルへ戻るとか。カワイモデルは日本の16番モデラーにとっては、そんな存在かもしれません。
かくいう私もカワイにハマって何十年、全製品コンプリート目指していますが、まだ8合目くらいです。
最近モーターのみ最近のモノに換装してインサイドギヤで走らせていますが、カワイのウォームギヤが静かなのには驚きます。車体はアレですが、動力装置は意外と真面目に作ってありました。
E.NUKI NA さん
原点回帰みたいなものなのでしょうね。
今となれば別のものとして見ることができるようになりました。
動力装置はいかにもうるさい音出しそうに見えるのに、静かでスムーズなのは新発見でした。
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