聞くところによると手動扉の電車が4両編成で走るらしいのです。
行ってみたいのは山々ながら距離はあるし、年末年始に家を空けての個人行動はなかなかハードルが高い行動です。
しかしながら、そろそろオリジナルの古豪電車たちにも先が見えてきていたので一念発起、家族を説得して了解を得た94年の年末、万難を排して見にゆくことにしました。
今回はレンタカーも3日間借りて、思いっきりその活躍をカメラに収めようと向かったのでありました。
・・・が。
クハ102 94.12.31 高ノ宮ー秋鹿町 |
クハ102 94.12.31 高ノ宮ー秋鹿町 |
クハ102とデハ22 94.12.31 高ノ宮ー秋鹿町 |
デハ22 94.12.31 高ノ宮ー秋鹿町 |
天候は生憎の冬空ですが、幸先良く早速に目的の電車を発見。
秋鹿町付近でやって来るのを待ちました。
相変わらずのかくしゃくとした走りで、目の前を結構なスピードで走り抜けてゆきました。
悪天候を逆手に、少し流してスピード感を出してみたりしました。
吊り掛け電車がバンバン走る姿にはいつもながら興奮するものを感じてしまうChitetsuでした。
折角なので宍道湖畔から出雲市まで足慣らしがてら追っかけてみました。
クハ102 94.12.31 津ノ森 |
ここで交換待ちです。
クハ102 94.12.31 伊野灘ー一畑口 |
デハ22 94.12.31 武志ー大津町 |
ということで、31日は取り敢えず満足の一日でありましたが、
肝心の正月三が日は・・・全く動きませんでした。
平田市の車庫で伺うと、京王からの新車も入り車両数にゆとりが出たので、この年からは正月の混雑時に敢えて手動扉の電車を動かすのを安全面から敢えて避けたとのことでした。
・・・残念無念。
もう一年早く来ていれば・・・。
後悔先に立たず・・・でした。
結局、この時が手動扉電車の現役時代最後の出会いとなってしまいました。
8 件のコメント:
あらら、これは悔やんでも悔やみきれませんね。
今のようにインターネットで情報が得られなかった頃には、現地に着いたら知らないうちに状況が変わってたことがありました。
ところで、正月の運転といえば元鶴見臨港鉄道のデハ301を求めて元旦の銚子電鉄へ出かけたことがありました。
この車両は自動扉でしたがドアの開閉が他車とは連動できませんでした。
総括制御もできないので、真ん中に連結されていても運転手が乗車し駅毎にドアの開閉操作をしていました。
元・いきもの部長さん
そうなんです・・大変悔しい思いをしました。
前年行った友人の話しだけを頼りに行きましたが、今なら事前にわかったのでしょうね。
銚子の電車のお話し、面白いですね。
私も似たような経験を蒲原でしました。
こんばんわ。
今日の写真を見て思い出したのですが、Chitesuさんが撮影された翌日の95年1月1日、私も一畑を訪れていました。
Chitetsuさんと同じく、古い車両目当てで行ったのですが、来るのは元西武の451系ばかり(吊掛車ですが…)で、平田市に並ぶ車両を眺めた後、出雲大社に寄ってから帰途に就いたのでした…
しかし、旅の思い出としては、こういう失敗の多い旅の方が、何時までも記憶に残っているものですね。
94年?ですか。平成6年に雲州には未だ手動扉が残っていたのですね(遠い目)
手動扉に出会ったのはそこから10数年前。親の実家へ寄せていた夏休みに乗った、屋代線の400系と別所線の仲間たち。
それまで都会の電車しか知らなかった私にはカルチャーショックものの車両たちで、ローカル私鉄にぞっこんになったキッカケでした。
模型でも1両くらい、半開き状態で組み立てて走らせてもいいかもですね。
nnishi1968さん
1995年の元旦、私も似たような行動をしていました^o^。
西武の451系は古巣では一生懸命撮っていた電車でしたが、この時ばかりは恨めしい存在でした。
これも今となっては懐かしい思い出ですね。
丸窓鉄道管理局さん
お久しぶりです。
手動扉の長電のデッカー、懐かしいですね。
私にとってデッカーは一期一会の電車でした。
昔は、夏場に貫通扉や乗務員扉を開けっ放しで走る姿を良く見かけました。
写真撮る側からすると、勘弁なのですが、
模型では面白いですね。
もう三十数年前の中学生の頃、当時は客車とディーゼルが好きで「普通列車の山陰号・・・出雲市行きです」に揺られて出雲に到着、ちょっと乗っとくかという感じで一畑電車に乗りました。
急行だったか各停だったかも覚えがないのですが、普段から高速電車には乗り慣れている筈なのに、一畑電車のあの豪快な体感速度には驚きました!
電車もすごいな・・・と認識を改めた思い出です。
さいとうさん
一畑電車、実際の速度よりも随分と早く感じるのもあって、結構興奮しますね。
実際それなりに早く、車での追いかけは簡単では無かったです。
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