緊急事態宣言及び台風明けの清々しい気持ちで向かった銚子電鉄。
ところが前回の記事のように、台風被害の点検で銚子電鉄は始発から何と運休中でありました。
21.10.2 西海鹿島 |
沿線にはあちらこちらで台風の爪痕が。
水たまりや吹き飛んだ建材類が散乱しており、皆さん後片付け中でした。
これはダメだと、市内観光をして様子見をしてみます。小一時間してから仲ノ町駅に戻って駅の方に様子を聞いてみると、徒歩での安全確認が終わってもうじき試運転電車がまずは一往復します、とのお話が。
それなら、せっかくなのでその一往復だけでも撮って行こうと沿線で待つことにしました。
でも、待てど暮らせど電車は全然来ません。
諦めて成田に向かおうとしたら踏切が鳴りました。
お話を伺ったら、踏切ごとに動作確認をしなければいけないそうで無線で保線スタッフと連絡を取りながらの匍匐前進状態だそうです。
線路が錆びているのが良く分かります。
試運転電車がちょうど見たかった色の電車だったのもありがたかったです。
そして、踏切開通合図が来てゆっくりと発車。
いやはや、安全運行のための手間というのは想像以上なのだと頭が下がる思いでした。
折り返しも踏切動作確認しながらの運転なので、時間がかかるそうです。
そこで、私も移動。
次の駅まで行くにも時間がかかるので余裕で先回りできます。
仲ノ町 |
そんなこんなで帰り道もあちこちでお出迎え撮影ができて、結果的には充分満足する撮影ができたという皮肉な結果となりました。
改めて鉄道事業を安全に運行することの大変さを感じさせられた銚子電鉄訪問となりました。
2 件のコメント:
安全運行のために努力されている方々には、本当に頭が下がる思です。
chitetsuさんにとっては、残念な旅になるところが貴重な体験になりましたね。
話は変わって、踏切から撮ったクハ2501を見て思い出しましたのですが、この台車は希少なエアサス長軸台車です。
よくご存知のことと思いますが、京王から伊予鉄への譲渡で改軌する際に付随台車は台車交換ではなく長軸の車軸に交換して対応したためでした。
他に知っているのは、マロネ41をオロネ10と同等にする体質改善工事のさい、乗り心地を改善のため枕バネを板バネから空気バネに改造したTR40Dだけです。
三等急電さん
半日の運休でもやはり踏切の動作確認というのはきっちり行わないといけないというのは今回目にするまで知りませんでした。
電動台車で東急の3500が将来の広軌化を想定して長軸台車にしたのを思い出しました。
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