Pー6は一見同じスタイルをしているように見えますが、総勢73両の内訳は全鋼製と半鋼製、クロスシートとロングシート、両運転台と片運転台車など、意外とバラエティが豊富です。
模型では、アダチ製キットを使用して特徴的な緩衝器付きの貫通幌を装備していた20年更新時の少し後の姿で、上記の特徴を再現できる車両を選び、それに元貴賓車の1500を自作で追加した6両編成で製作することにしました。
115 82.5完成 |
全鋼製車の屋根は車体色に塗られていたものと思われますが、上から見る機会の多い模型ではアクが強いので若干グレー系にウエザリングした仕上げとしました。
使用したキットは各部の合いが芳しくなく、その修正にかなり苦労させられました。
115 82.5完成 |
正雀に保存されている116号と同じ経歴・スタイルの電車です。
115 82.5完成 |
正雀車庫で屋根に登らせていただいた成果はこちらです。
138 82.5完成 |
前照灯の支持方法が独特です。
両運転台車を片運転台車に改造しました。
121 82.5完成 |
リベットの数がかなり減った後期型(Pー6B)の一両です。
こちらもキットにないタイプですので、制御車を電動車化しました。
1513 82.5完成 |
121号同様、リベット減少型です。
こちらはキットストレート組でできます。
1523 82.5完成 |
こちらはリベットの多いタイプに当たります。
大したことなさそうなこの車両、全鋼製電動車の両運転台⇒片運転台化+屋根のリベットを削る等、見た目以上に手が掛かってしまいました。
1500 82.5完成 |
こちらはキットがなかったので、ペーパー製の自作です。
以上のような内容で実車同様に重戦車のような6連が完成しました。
2 comments:
chitetsu殿、おはようございます。
そろそろ出るんじゃまいか、と思ってたらやっぱりでましたね!
本当にすばらしい。もちろん実物のP-6にも乗ったことがありますが、当時の私には薄汚れたゴッついやつという印象しかなく、chitetsu殿のこのすばらしい作品を拝見し、改めて名車ぶりを認識しました。。。
ぜんぜん違う話ですが、大昔からTMSで胸を打たれた車両作品が3つありまして、そのうちのひとつが1982年のコンペで特選に選ばれた4両の自由形電車でした。で、昨夜これまた偶然、その記事を読みなおし、ふと作者名に目が行ってのけぞったのです(爆)・・・
8620を水道管から作ろうとして5年かそこらで人間こんなすばらしいものを作るようになるのですね(爆)。
ぼくも「53の手習い」でがんばります!またご教示ください。焼酎飲みながら(爆)
イヌどの
P-6は大好きな電車ベストテン!があったら必ずランク入りする電車です。
関西の電車の中では関急1形と阪和のモヨとモタが自分の中では双璧です。
次はモヨとモタを作りたいです。
TMSの件過分なお言葉を頂き恐縮しちゃいますです。
次回も焼酎飲んでお話しましょう。
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