古い建物や街並みをめぐる紀行・地方電化私鉄以外の駅関係の写真については兄弟ブログ(「古い建物と街並みをもとめて」・アドレスは右側の兄弟ブログらんの「古い建物と街並みをもとめて」をクリックしてください)にアップすることにしました。  こちらも是非ご覧下さい(但し、こちらのブログは駅の写真以外は鉄分ほとんどありません。悪しからず)。

Tuesday, April 30, 2013

『ホリデー快速むさしの奥多摩号』を見に行きました。

良い天気に恵まれた連休前半の最終日(4月29日)は、大学時代の友人と今や貴重になった115系・山スカ車使用の『ホリデー快速むさしの奥多摩号』を撮りに青梅線に行ってきました。

13.4.29 所沢
休日しか見れないこんな電車を見たりしながら、所沢・小川・拝島経由で目的地を目指します。

13.4.29 奥多摩
先ずはロケハンを兼ねて終点、奥多摩まで行きました。
奥多摩まで行ったのは私のリクエストで、久しぶりに山小屋風の駅舎を見て見たかったからです。
昔はホーム右側に4本以上の貨物線が広がってED16が動き回っていましたが、今は一面二線だけのシンプルな駅になってしまいました。

13.4.29 奥多摩
連休中とあって、青梅線沿線にも多くの人出、奥多摩駅もハイキングのお客さんで賑わっていました。
これだけ見るとなかなか盛況ですが、統計を見ると1992年の平均乗降人員約1600人が今は約900人にまで落ち込んでいるのも現実です。
この奥多摩駅舎、戦争真っ最中の1944年の奥多摩開業に合わせて建てられた駅舎で、戦時中のゆとりの無い時に建てられたとは思えない観光地らしいデザインの駅舎であることが特筆されると思います。

クハ115-398 13.4.29 白丸ー鳩ノ巣
下りのホリデー快速はこちらで多摩川と新緑を入れて撮ります。
115系スカ色でも唯一の貫通編成のM40編成を使ったホリデー快速、定期列車のむさしの号から引退した後、久しぶりに見ました。

クモハ115-318 13.4.29 白丸

たくさんあった奥多摩駅の貨物側線を撤去してしまって、留置のできなくなった奥多摩駅からは直ぐに折り返して拝島まで回送されます。
臨時列車が行楽シーズンに運行されるのは昔からだったのですから、奥多摩駅の線路を剥いで駐車場にするような愚挙に及ばなければこんな無駄な回送など必要ないのに・・・と思いつつも、そのおかげで撮影チャンスが増える訳ですから、ちょっと微妙です。
それを白丸駅のホームから狙いました。

クハ115-398 13.4.29 白丸
目が覚めるような新緑の中を走るスカ塗り電車は良く風景に馴染みます。

御嶽の蕎麦屋さん 13.4.29
この後は、夕方の戻り電車まで随分と時間が余るので、ゆっくり昼食。
場所を御嶽に移して昼食タイムとしました。

御嶽の蕎麦屋さん、内部 13.4.29
多摩川の渓流を見下ろすロケーション。
窓の外の新緑が目に染みます。

大盛りせいろ 13.4.29
出てきたお蕎麦は美味でした。
ビールを飲んでゆっくりと昼食、閉店まで粘っちゃいました。

その後、拝島で昼寝していた115系の送り込み回送を軍畑の鉄橋で待つことにしました。
軍畑の鉄橋は1977年以来37年振りになります。

クモハ73518 77.8.10 軍畑ー二俣尾
昔の記憶を頼りに駅からの道を歩きます。
この写真付近に行ってビックリ。
鉄橋の真下に立派な道路が突き抜けていて、こんな写真は撮れそうにありません。

クハ79478 77.8.10 軍畑ー二俣尾
仕方は無いので、鉄橋脇から撮ることとします。
ここも木々がそれなりに伸びて、こんなふうには撮れなくなっています。
13.4.29 軍畑ー二俣尾
鉄橋脇の山によじ登って、現在の定番ポイントに到着。
115系の送り込み回送の前に定期列車で練習です。
手前の影の行方が気になります。

クハ115-398 13.4.29 軍畑ー二俣尾
光線はバッチリ・・・のハズが見る見る陰りだし・・・肝心の115系がやってくる時には手前側が日陰に・・・
仕方なく、こんな感じになりました。

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最後の光線はちょっと残念でしたが、気持ちの良い春の陽射しを浴びて一日森林浴を出来たのは良いリフレッシュになりました。

クハ4010 13.4.29 所沢
そして、帰り道。
所沢で目に入ってきたのは・・・なんとT急のヒカリエ号、小手指行き。
もう走り出していたのですね。
カメラの放列を浴びていましたが正直、このデザイン・・・ちょっと引いてしまいました。



Monday, April 29, 2013

鉄道コレクション第17弾・京阪350形

鉄コレ17弾インプレッション、二回目は京阪電車京津線350形です。

両運の351
350形は両運のタイプと片運のタイプがありましたが、両運車がモデル化されています。
こちらも良い出来ですが、片方の350には盛大なゴミが!!
この辺りは相変わらずで・・・これはジョーカーを引いたと思うしかないのでしょうか。
返品したい気分です。
それはそれとして350形、これはどうしても相方を揃えて二連にせねばなりません。
こちらは二箱あるので順当に二連化、パンタの交換と連結面間隔の調整のみで取り敢えずは満足。

351、パンタ無し側

車体自体は260形後期車以降、京津線電車の車体は基本同一デザインです。
二灯の前照灯が小田急とそっくりなのは偶然?
それとも何か理由があるのでしょうか?

351と609
600形とのツーショット。
このように京津線を一緒に走っていた時代もありましたね。

それでは実物篇です。
350形は本線最後の木造車の800形の機器を流用して、電制の無い石山坂本線専用車として11両が製造されました。
実は機器流用元の800形はその出生に遡ると石山坂本線の前身である琵琶湖鉄道汽船が新造した100形がルーツなので、最後は再び出生地で働いとことになります。

350形は大きくは二つに分類されます。
1次車:351~355 両運転台で製造、後に351以外は片運転台改造。
2次車:356~361 片運転台で製造、300形と同車体。
モデルになった351は最後まで両運転台で残った予備車でしたが、350形が11両と割り切れなかったため、上記片運転台化改造で相方を失い、構内入換や試験用のモルモットになったりしながら結局は邪魔者になってしまい、他車よりも早く廃車になっています。


353 91.12.17 石山寺
今回モデルになった350形両運転台車。
モデルの時代よりも後年の姿で、前照灯のシールドビーム化他正面回りにかなり手が加わって当初の端整な表情が変わってしまいました。
この時は乗務員扉は残っているものの、既に片運転台に改造済みです。

352 91.12.17 石山寺
353の相方の352。
背景の日立の電気屋さんにも目が行ってしまいます。

357 91.12.17 石山寺
こちらは片運車の357のパンタ周り。
石山寺で停車中に撮りました。
ご参考までに。


355 96.8.29 穴太ー松ノ馬場
場所を坂本側に移動します。
こちらは穴太付近を走る355。
若干高台を走っており、昔は琵琶湖を見渡せたのでしょう。

354 96.8.29 穴太ー松ノ馬場
振り返って354。
『あのう』、『まつのばんば』・・・どちらも正確には読みにくい駅名です。

355 96.8.29 坂本ー松ノ馬場
松ノ馬場から坂本間の末端区間は単線でした。
単線区間を走行する354。

350形は260、300形のように全車が車体流用で『更新』されたのとは異なり、二次車のうちの4両が700形に化けた以外は、車体流用をされることもなくに純然たる『廃車』になってしまいました。

Sunday, April 28, 2013

鉄道コレクション第17弾・京阪600形

毎回楽しみな鉄道コレクション通常版、今回の第17弾は私の好きな電車が集中投入!
要らないのが一つも混じっていなかったのは初めてです。
そこで・・・今回は初めて二箱購入の愚挙に出ました(その時のお話はこちら⇒鉄道コレクション第17弾購入)。
鉄コレラインナップ全貌はその時同行したあのオッチャンによってすでにこちらで紹介されています(⇒おっちゃんサイト)。

私は、今回も各形式ごとにレビューをしてゆきたいと思います。

第一回目は京阪電車です。
今回の鉄コレ第17弾の中で話題性が高そうなのは、やはり京阪京津線の電車でしょう。
600形は二両セット、350形は両運車一両という悩ましい構成です。
もしかしたら260がシークレット???なんて思いましたが、考えてみればそれはそれで別口で出したほうが得策ですよね。

609

鉄コレ600形二次車。
いい出来ですね~。
パンタ換えただけで十分満足!

609

正面がちにちょっとアップにしてみても、印象把握は実に良いですね。
屋根の隙間、押したはずなのに見えてますね。
肉眼と違って写真はモロアラが出ますので怖いです・・・。
これは接着しないとダメかもです。

80形と600形

事業者限定の80形との並び。
こんなに大きさ違うんですね。

それでは、実物篇、スタートです。

600形20両は4次にわたって新造されました。
書類上は『新造』ですが、実態は260形と300形の車体流用で、普通の解釈では『更新』に当たると思います。
2000形スーパーカーも同じ手口で2600系に『代替新造』されています。
このあたりの京阪の考え方、よく分かりませんが何か法的に有利なことがあるのでしょうか?
バカな私は記事を信じて『260形とよく似た新車というのも変だな』的に思っていた時代がありました。

さて肝心の600形ですが、4次に分かれて『更新』されています。
1次車:601~608・・・・300形車体流用、正面窓フラット
2次車:609~612・・・・260形車体流用、正面窓パノラミックウインドウ
3次車:613~616・・・・260形車体流用、正面窓パノラミックウインドウ、妻面丸妻と切妻混在
4次車:617~620・・・・260形車体流用、正面窓パノラミックウインドウ、妻面切妻
妻面が切妻の車両は元両運車の改造車のようです。

618 92.5.5 蹴上ー九条山
九条山の坂を駆け下りる4次車、618。

608 92.5.5 日ノ岡ー九条山
こちら最初に改造された正面窓フラットな一次車、608。

610 96.8.29 穴太ー松ノ馬場
今回の鉄コレのモデルの二次車、610ー609編成。

278 81.2.22 京阪三条
こちらが上の写真の610の改造前の種車、278。
どこをいじって、どこはいじらなかったのかが良く解ります。
やっぱり、これは『更新』であって、『新造』と言えないのでは・・・と私個人は思います。
この260形の取り付け式前照灯タイプの姿、大好きです。

612 91.12.17 浜大津
こちらも二次車の612。
浜大津付近を三条に向かいます。

617 92.1.14 三条ー東山三条
暮れなずむ東山をゆく617。
600形、路面走行が似合いますね。

Saturday, April 27, 2013

鉄道コレクション第17弾、予定通り買いました。

本日は出生地の有楽町線でも滅多に見なくなったこの電車で・・・

7027 13.4.26 祐天寺
ここに到着。

13.4.26 祐天寺
そして・・・

13,4,26 祐天寺
目的地はこちら。

鉄コレ南海6001@鉄犬殿特製
店内レイアウトでこんなので遊ぶ犬殿と待ち合わせ、ドバっと鉄コレ17弾を購入しました。
そして購入したのはこちら。

鉄コレ第17弾
今回のラインナップはどう考えても2両ないと困るものが3つはあったので、鉄コレ購入史上初の箱買い×2の暴挙(愚挙)に及びました。

そして・・・

品評会場@祐天寺
こちらで鉄コレ品評会。

帰ってきてお楽しみの箱を開けたら・・・

シークレット、琴電345
来ました!、シークレット!

京阪がシークレットで来るとの噂は実しやかに囁かれており、自分もそう思っていましたが、考えてみるとシークレットネタはきっと事業者限定で出すような気もしてきており、その予感は当たりました。
このシークレットは無難な選択かも知れませんね。

『大・小』345

大小345を並べて記念撮影。
部分的には『大』を上回るモールドさえ有り、良く出来ています。
リベットも粒の均一性に難はあるものの、良い感じです。

次回から各車輌のインプレッションをアップしようと思います。

Friday, April 26, 2013

新潟交通 味方

新潟交通各駅停車の旅、今日は味方駅です。
味方駅は中ノ口川の川沿いにある駅ですが、駅舎は風情のあるまとまりをしていました。

99.4.4 味方


90.9.8 味方
木に囲まれた駅舎、冬と夏の風景です。

99.4.4 味方
駅舎の反対側です。

99.4.4 味方
駅舎脇にあった詰所。

99.4.4 味方
土手から見た駅舎、県庁前方から。

99.4.4 味方
同じく駅舎ホーム側、燕方から。


モハ19 90.9.8 味方
駅に進入するモハ19。

Thursday, April 25, 2013

新潟交通 七穂

しつこく展開する新潟交通シリーズ、一部駅は通過しますが、燕まで順に参ります。
本日は七穂駅です。
七穂駅は松に守られたような駅でした

クハ48 87.9.26 七穂
元小田急車体同士の二連。
駅の雰囲気に良く似合います。


モハ24 98.11.23 七穂
日車標準形同士の交換風景。
松に囲まれた落ち着いた雰囲気の駅でした。


98.11.23 七穂
県庁前側から燕方向を見た駅全景です。
右手には渋い保線詰所もありました。

98.11.23 七穂
これが、小さな保線詰所です。
二灯式の信号機も地方私鉄らしいです。