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Sunday, June 3, 2018

ウェールズ汽車の旅 その4 スランベリス湖畔鉄道とスレート鉱山

ウェールズの汽車旅、今回からが本番です。
最初に訪問したのはスランべリス湖畔鉄道(Lianberis Lake Railway・LLR)
です。
路線延長は4Km、軌間は597mmです。


スランベリス湖畔鉄道路線図

こちらがその路線図です。
現在は湖畔を走る・4Kmぐらいの区間だけですが、以前は海辺までスレートを運ぶ鉄道であったようです。

18.5.6 Chester

チェスターのホテルを出て、古い市街地をちょっとだけ見学。
ハーフティンバーの美しい建物が並んでいました。

18.5.6 Gilfach Ddu

スランベリス湖畔鉄道に到着です。
始発駅から一つ行ったGilfach Ddu駅の方がメインの駅のようで、スーベニアショップ、レストランからスレート博物館もあり、駐車場も完備していました。
いま日本ではほぼ絶滅した腕木式信号機も健在です。

18.5.6 Gilfach Ddu

湖をバックにした小さな汽車と小さな客車。
色合いや美しく整備された姿はまるで模型のようです。

18.5.6 Cei Llydyn

この列車で全線を一往復しました。
客車の車内からはその走りが手に取る様に観察できます。
天候にも恵まれ、気持ちの良い汽車旅です。

18.5.6 Cei Llydyn

基本的に一往復乗車で、途中下車できないようです。
帰り道に途中駅で小休止。
線路に降りて写真をとっても怒られません。

18.5.6 Gilfach Ddu

Gilfach Ddu付近はもともとがViyian採石場というスレート産出の現場でした。
付近には当時の施設が何気なく残っています。
これはトロッコの転車台。
土に埋もれそうになりながら残っていました。

18.5.6 Gilfach Ddu

こちらはインクラインです。
横の道を歩けば上の方まで見に行けるようです。


18.5.6 Gilfach Ddu

スレートを運ぶトロッコはこのような形で移動をしていたようです。
ディスプレイもその様子を再現されています。
ちょっとビックリしたシーンです。

18.5.6 Gilfach Ddu

インクラインはもう一か所保存されていました。
こちらはスレートを重ねて路盤を作ったもので、見事な状態で保存されています。
産業遺産に対する考え方もしっかりしているようです。

18.5.6 The national Slate Museum

こちらは、Gilfach Ddu駅に隣接の国立スレート博物館です。
昔のスレート工場をそのまま博物館にしたような感じで見どころいっぱい。
ちゃんと見だしたら、一日あっても足りません。
そして、なんと無料です!
工場内にはスレート搬出用軌道も残っており、鉄から見ても魅力的。
画面左側の車輌が写っているところは今もこの鉄道のメンテナンス工場として機能をしているようです。


18.5.6 The national Slate Museum

スレート博物館で一番感動したのはこのような工作機械がほぼそのままいっぱい残っていることです。
少しだけ展示されている例はあるものの、ここはほとんどそのまま残っている感じで、おなか一杯になりそうな迫力でした。
こんな部屋が延々と続くのです。




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