う~む。 |
でも、わざわざワンマン改造後の醜い姿の型を模型化するとはちょっとびっくり。
どうせなら譲渡直後の姿の方がよっぽど良かったです。
この辺のマーケティング、わかりません。
う~む・・・ |
う~む、格好悪い。
鉄コレならでは、ちゃんと格好悪くなっています!
やっぱり、う~む。 |
ノーコメントです。
ビフォーアフター |
それでは、実車編であります。
南海電車についてはこちらをどうぞ(⇒鉄道コレクション南海1000系)。
原型をとどめていた頃の姿のレポートはこちらをどうぞ(⇒京福電車 朝の電車)。
種々雑多な車両が多かった京福電鉄に昇圧を控えた南海電気鉄道から早くも余剰となった高性能車11001系電車が9両と吊り掛け電車の主力だった1201系電車16両が一気に京福電鉄に嫁ぎ、近代化が行われました。
11001系は2両編成4本(うち1編成は貫通型の初期車)に部品取り車1両を加えた計9両が譲渡されました。
前述のように、この京福モハ3001形は大手私鉄から地方私鉄への譲渡車両としては最初期のカルダン駆動車で、尚且つ両数的にもまとまっていたのは1974年当時としてはびっくりするような出来事でした。
南海電車も昇圧を機に思い切ったのでしょう、車齢10数年の車両も放出の対象になりました。
昇圧改造されて改名された1000系電車は主要機器類を全て6100系タイプのものを新造して交換したとのことですから、必要最低限にしたかったのも頷けます。
譲り受け後はエースとして活躍をしていましたが、後年のワンマン改造後で折角のスタイルが崩れてしまいました。
ワンマン改造では、運転台側の客用扉が移設されたためにかなり側面の印象が変わっただけでなく、前照灯にも手が加えられてしまい、端正な湘南顔にも手が加えられて残念顔になってしまいました。
軽量車体が災いしてか、保守には手を焼いていた模様で、2002年のえちぜん鉄道への経営譲渡の際には引き継がれはしたものの、一度も運用に入ることなく全車廃車・解体されてしまいました。
モハ3001 89.5.14 勝山 |
まだ南海オリジナルのまともな姿を留めていた時代のモハ3001。
勝山駅に到着するところです。
モハ3002 89.5.14 勝山 |
上記列車の折り返しの福井行き。
勝山付近の水を張った田圃をゆくモハ3002。
モハ3003、モハ1102、モハ252 91.11.2 福井口 |
こちらは改造後の姿。
当時の主力電車の勢揃いです。
モハ3003の不細工さが際立ちます。
~嗚呼、可哀相・・・。
モハ3004 91.11.2 福井口 |
均整のとれた外観は何処へやら~残念な姿になったモハ3004。
モハ3001、モハ2115 91.11.2 福井口 |
検修中のモハ3001。
1989年当時の写真と比べてください。
モハ3005 95.10.2 福井口 |
更に気持ち悪いです。
モハ3003 95.10.2 福井口 |
8 comments:
こんばんわ。
今回のモハ3001は、これまで鉄コレで発売
された京福福井のどの車両とも並べられない
(一緒に使用されていない時期の)姿を選択
している様で、せめてワンマン改造前の車体
で出してくれればと思いますね。
もしモハ11001形として発売されるなら、また
難波駅まで買いに行くのですが…
今回の鉄コレは、上信や伊豆急とともに残念バージョンが多いですね。
南海11001系の京福譲渡を聞いた時は驚いたものでした。
地方私鉄への譲渡車といえば半鋼製吊り掛け電車が相場という時代に、製造から15~20年のカルダン駆動クロスシート車でしたから。
主要機器類の交換に冷房化に伴い補強工事が必要ということでは、南海も涙を呑んで?改造車を絞ったのでしょうか。
乗ることは叶いませんでしたが、福井で見かけた実車はえらく立派に感じたものでした。
余談ですが、11001系で1067mmとしては日本で初めて中空軸平行カルダン駆動を採用した南海ですが、6000系以降はWN駆動になり(ズームカー関連を除く)昇圧改造された1000系も駆動方式が変わりました。
近鉄や神戸もWN駆動で、1067mm関西私鉄では中空軸平行カルダン駆動が少数派です。
一方、1435㎜の京阪、阪神、阪急京都線などで中空軸平行カルダン駆動が広く採用されています。
広く言われている軌間と駆動方式の関連も関西私鉄では成立しません。
nnishi1968さん
今回のワンマン改造姿を製品化したのはどうにも不思議です。
鉄コレはこういうのが結構ありますね。
元・いきもの部長さん
仰るように今回の18弾は結構ハズされた感がありますね。
京福の3001形譲渡は私もびっくりしました。
下回り概ね新製では止むなし、なのでしょうか。
カルダンとWN、会社の好みが明らかにあって面白いですね。
えちぜん鉄道で2両セットで売るつもりなんでしょうか。
南海11001、正確には11009は5両編成7本ですから、先頭車14両、中間車21両、6両編成にするなら多くても5本しか改造できなかったというわけです。
6101も7101も下回りは似たようなものですが、一応7101の機器を搭載したようです。
中空軸平行カルダン駆動は、東洋電機の影響が大きいのではないでしょうか。
なにわさん
どんなつもりでこの時代のセットになったのでしょうね?
不思議です。
因みに先週えちぜん鉄道に行ったらMC2101形の鉄コレは窓口で売っていましたが、こちらの3001形は売っていませんでした。
やはり京福時代のことは忘れたい?
昇圧の機器は6100ではなく7100だったのですね。
>京福時代のことは忘れたい?
本当にそうなんです、事故が契機での経営移管ですから。
京福時代の資料や書類もえちてつには残ってない、と聞いたことあります。
Cedarさん
そうですよね。
過去の汚点となってしまったわけですから、イメージを払拭したいのは当然ですね。
福井口の車庫を見ると過去を全て切り捨てたことがよくわかる残骸の山でした。
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