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Monday, April 29, 2013

鉄道コレクション第17弾・京阪350形

鉄コレ17弾インプレッション、二回目は京阪電車京津線350形です。

両運の351
350形は両運のタイプと片運のタイプがありましたが、両運車がモデル化されています。
こちらも良い出来ですが、片方の350には盛大なゴミが!!
この辺りは相変わらずで・・・これはジョーカーを引いたと思うしかないのでしょうか。
返品したい気分です。
それはそれとして350形、これはどうしても相方を揃えて二連にせねばなりません。
こちらは二箱あるので順当に二連化、パンタの交換と連結面間隔の調整のみで取り敢えずは満足。

351、パンタ無し側

車体自体は260形後期車以降、京津線電車の車体は基本同一デザインです。
二灯の前照灯が小田急とそっくりなのは偶然?
それとも何か理由があるのでしょうか?

351と609
600形とのツーショット。
このように京津線を一緒に走っていた時代もありましたね。

それでは実物篇です。
350形は本線最後の木造車の800形の機器を流用して、電制の無い石山坂本線専用車として11両が製造されました。
実は機器流用元の800形はその出生に遡ると石山坂本線の前身である琵琶湖鉄道汽船が新造した100形がルーツなので、最後は再び出生地で働いとことになります。

350形は大きくは二つに分類されます。
1次車:351~355 両運転台で製造、後に351以外は片運転台改造。
2次車:356~361 片運転台で製造、300形と同車体。
モデルになった351は最後まで両運転台で残った予備車でしたが、350形が11両と割り切れなかったため、上記片運転台化改造で相方を失い、構内入換や試験用のモルモットになったりしながら結局は邪魔者になってしまい、他車よりも早く廃車になっています。


353 91.12.17 石山寺
今回モデルになった350形両運転台車。
モデルの時代よりも後年の姿で、前照灯のシールドビーム化他正面回りにかなり手が加わって当初の端整な表情が変わってしまいました。
この時は乗務員扉は残っているものの、既に片運転台に改造済みです。

352 91.12.17 石山寺
353の相方の352。
背景の日立の電気屋さんにも目が行ってしまいます。

357 91.12.17 石山寺
こちらは片運車の357のパンタ周り。
石山寺で停車中に撮りました。
ご参考までに。


355 96.8.29 穴太ー松ノ馬場
場所を坂本側に移動します。
こちらは穴太付近を走る355。
若干高台を走っており、昔は琵琶湖を見渡せたのでしょう。

354 96.8.29 穴太ー松ノ馬場
振り返って354。
『あのう』、『まつのばんば』・・・どちらも正確には読みにくい駅名です。

355 96.8.29 坂本ー松ノ馬場
松ノ馬場から坂本間の末端区間は単線でした。
単線区間を走行する354。

350形は260、300形のように全車が車体流用で『更新』されたのとは異なり、二次車のうちの4両が700形に化けた以外は、車体流用をされることもなくに純然たる『廃車』になってしまいました。

2 comments:

犬コレわんわん said...

おはようございます~
いやー、昨日の600といい今朝の350といい、よくもこんなすばらしい写真を大量に撮っておられたもんですね!
ところで!

>片方の350には盛大なゴミが!!

アレは残念でした。ワタシは案外そんなの気にしない方なので交換差し上げようかともちょっと思いましたがやっぱりアレはイヤです(爆)。
車体側面ならペーパーで削り落せるかもなんですが残念なことに凹んだドア部でしたもんね・・・

>モデルの時代よりも後年の姿で、前照灯のシールドビーム化

ん?モデルもシールドビームだよね?丁度この時代のモデル化のように思えるんですが・・・
オレがやっぱりバカ?

>日立の電気屋

御社のスグ裏にもまだあるやん(爆)

chitetsu said...

犬コレわんわん殿
京阪京津線、楽しんで頂ければ幸いです〜。
350のゴミ&引っ掻き傷、ちょっとムカつきました。
あんなのスルーして出しちゃダメです。
まあ、わんわん殿の窓がオールシルバー塗装品を捕まされたのより良いと思わなければね。
因みに351は白熱灯二灯タイプの再現と私は見えました。