そのデ300形を見に1983年にちょっとだけ神戸電鉄に立ち寄りました。
デ301(左)、デ1115(右) 83.3.11 鈴蘭台 |
鈴蘭台の駅に着いて間もなくして、そのデ300形がやって来ました。
残念ながら手前に下り電車が居てこんなカットが一枚撮れただけでした。
デ302 83.3.11 鈴蘭台 |
新開地に行ったデ300形を待ちます。
それを捉えたのがこの写真ですが、何ともな影が入った情けない一枚となりました。
中間には増備形式のデ310形を組み込んでいますが、スタイルが全く異なっていて違和感が拭えない編成になっています。
この後は時間の関係で撤収、結局はこの2カットがデ300形を捉えた全てとなりました。
デ1122 83.3.11 鈴蘭台 |
デ300形を待つ間にほかの電車も撮りましたが、どの電車も同じ顔をしていて、自分には未だに区別がつきません。
こちらはデ1100形、1122号です。
デ1075 83.3.11 鈴蘭台 |
こちらだけは扉の数も違う両運車なので区別がつきます。
荷物電車みたいだなんて話、もっともな気がしますね(こちら⇒青春Mさんの神戸電鉄)。
因みにMさんの感想
「やばっ、この車輛なんだぁ? クモニか? 両開き3扉で扉間に小さい窓がふたつ、そうか、道理で少し暗いはずだ」
う~む、なるほど。
デ1309 83.3.11 鈴蘭台 |
デ1309、こちらはデ1300形だそうです。
デ1100形と見分けがつきませんが、回生ブレーキが無いための形式区分だそうですから、見た目じゃやはりわかりませんね。
床下の抵抗器がいかにも山岳電車らしいですね。
デ1123 83.3.11 鈴蘭台 |
こちらも同じ顔です。
デ803 83.3.11 鈴蘭台 |
これも同じ顔です。
ただし、こちらは吊り掛け駆動の機器流用車になっています。
16 comments:
最近、あちこちのブログが神鉄ネタを取り上げてますね。お写真の時代の電車が多く残ってるせいでしょうか?
経営状態が心配ですが、日本唯一の通勤登山電車として頑張ってほしいです。
両運の1070形はせめて扉間の窓幅を広げれば、もう少しましなスタイルになると思うのですが、窓サッシの標準寸法に拘ったのでしょうか。
形式区分は1100がサハを入れた3連で1M方式、1300が2Mのユニット車となり、いずれも2扉。これをベースにした3扉車がそれぞれ1150、1350となります。
あああ・・ありがとうございます! うれしいです
右側ラベル「神戸電鉄」がありませんでしたので、ひょっとして・・・と思いましたが、やはり撮られてましたか。(あ、ちなみにワタシが何か書く時は必ず参考にさせていただいてます。おせわになりまーす)
デ300は1枚しか撮ってません、しかも増備車・・・つまり同じ顔・・
前から見れば区別つかない神鉄ですが、ちょっとはまりつつあります。音いいですよー
Cedarさん
神戸電鉄は他の私鉄とはちょっと違う雰囲気の鉄道ですね。
今回調べたら準大手から地方私鉄のカテゴリーになっちゃっているんですね。
モハメイドペーパーさん
1070形はもう少し何とかならなかったのか?という感じですね。
まるで改造車のようですね。
他の車種もご教示いただき、随分分かりました。
青春Mさん
いつもご愛読、ありがとうございます!
神戸電鉄は三木とか粟生とかでしょぼく何回か撮ってますが、同じ顔なのですぐ飽きちゃうんだですねー。
困ったものです。
神戸電鉄があるから、第三セクターの三木鉄道なんか要らんぜ。廃止だぜ。
って言って廃止したら。
神戸電鉄が1時間3本だったのに、1本に減便されちまうという。
すさまじく…。
三ノ宮駅東口のバスセンターから、三木市中心部への直通バスが運行されてたら、勝負にならんか・・・。
Mu.さん
経緯にはとんと疎いですが、三木鉄道廃止の頃とその後では随分乗客数に落差が出たのでしょうね。
このクラスの鉄道でも苦戦を強いられる時代なんですね。
私は電車の設計をやってまして、紳鉄の旧車の冷房改造の設計をしたことがあります。
釣り掛け改造も含め、1000系から以降の何形式かの車体は全部同じ図面で作られていますので、同じ顔は当たり前ですね。
1070,1150,1350等は新設計ですので、少しくらい違うところがあるかもしれませんが、元々興味の範囲外ですので、詳しく調べたことがありませんが、2両にまたがる抵抗器や手ブレーキ等、思い出深い車両たちです。
クラーケンさん
こんにちは。
実務に携わった経験話、ありがとうございます。
関東から見に行った一見さんにはこの系統の電車はどれも同じに見えてしまいます~。
図面一緒なら当然ですよね。
詳細の区別は難しいです。
つかぬことをお伺いいたしますが、chitetsuさんはデ300形と機器流用吊り掛け車のどちらが御贔屓でしょうか(笑)
神戸電鉄と言えば、粟生線の前身である三木電気鉄道では電化が開業に間に合わずに芸備鉄道からガソリンカーを借り入れて強引に開業しました。
これは補助金受領のためにどうしても期限に間に合わる必要があったからだそうです。
このうちの1両が芸備鉄道買収後に和歌山鉄道に譲渡されTcとして活躍しました。
地方私鉄1960年代の回想で紹介された貴志川線の片ボギー電車と言えばお分かりでしょうか。
元・いきもの部長さん
御質問の件、吊り掛け駆動と言えども量産車と同じ顔の800形より湘南顔の300形のほうが御贔屓ですね〜。
開業時のエピソードは知りませんでした。
あの片ボギー車は模型にしたいです。
貴志川線の片ボギー電車、CABからペーパーシートシリーズを発売してほしいですね。
三木電気鉄道時代の画像が見つかりました。
http://kai-ko.underthetree.jp/index.php?plugin=attach&pcmd=open&file=k_010_2802mikasa%2B3kiha_%B9%AD%CC%EE%A5%B4%A5%EB%A5%D5%BE%EC_193700_lpr.JPG&refer=%A5%B7%A5%F3%A5%C6%A5%C4%C5%C5%BC%D6%CA%AA%B8%EC%8E%A5%8E%A5%8E%A5%BB%B0%CC%DA%C5%C5%C5%B4%A4%CE%B3%AB%C4%CC%A4%C8%BD%AA%C0%EF%A4%DE%A4%C7
写っているのは、最終的に小湊鉄道ハフ50となる同形のキハ4の方です。
蒸気機関車は建設用に鉄道省から借用したと思われるスイス生まれの2800形です。
なお、このHPは復旧作業中らしく写真に関する説明文は見られませんでした。
この片ボギー車は生まれにも興味深いエピソードがあります。
詳しくは、以下のリンクを御覧ください。本文の下の方にある湯口徹氏のコメント欄に記述されています。
http://drfc-ob.com/wp/archives/13023
芸備鉄道の両ボギー(?)キハ1~2は、最終的に北陸鉄道能登線コハフ3001と尾道鉄道キ61になりました。
4両とも60年代まで残り、先輩方によってその姿が記録されています。
最後に一言、ブリル風の台車は製造時からのオリジナルです、
元・いきもの部長さん
リサーチ、ありがとうございます。
この気動車、尾道鉄道でお馴染みのやつですね。
両ボギーで納品されて返品食らってからなぜ方ボギーになったのでしょうね。
興味深いです。
ありがとうございました。
ただでさえ割増運賃なのに。
湊川から先、新開地の乗換えで初乗り運賃追加なので。
観光バス投入でも十分勝負になるのでしょう。
いちど、三木駅に昼間に行くことがあって調べたら。
1時間に1本!! と驚きました。
同じ三木市内ですが、志染までは3本かな。
神戸市北区内で折り返しができないからだったような。
さて。
鉄コレ21弾は、デ1353+1354だそうで。
どう考えても…。
シークレットドボンは神鉄だろうなぁ。
両運転台で。
Mu.さん
鉄コレ21弾に神鉄が入るのですか!
現行塗装なんでしょうね、きっと。
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