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Sunday, February 15, 2015

東急車輛と京急

今やJR東の軍門に下った東急車輛。
その工場の中には他では見られない入換車が居たり、京急線からの三線軌条等興味がある場所でした。
本日はその工場付近の風景と逗子迄の専用線を追って見ました。


デハ1053、デワ43・・・ 89.2.19 金沢文庫

文庫の車庫見学を兼ねて現地に行ったのは1989年のことでした。
夕陽を浴びて休憩中の電車たちです。

デト33 89.2.19 金沢文庫

黄色いデトも順光で昼寝中でした。

 89.2.19 金沢文庫

こちらが興味津々の東急車輛への分岐部分です。
分岐する線路は1067mmではなく、デュアルゲージになっています。
結構無理矢理に分岐して道路を渡っています。

89.2.19 東急車輛

こちらは道路を挟んで反対側です。
工場の門から中を覗いたところです。

左は構内入換用のDD119、次に小田急、その次はJR車と車両工場ならではの顔合わせです。
真ん中の小田急電車は車番がかすかに4257と読めます。
4000系の新性能化は1988年度中に終わっていることになっていますので、その最終改造組であったのかもしれません。

DD11 9 89.2.19 東急車輛

左のDD11をアップにしてみました。
今や地方にドサ回りになってしまった211系を引っ張っていました。


11.3.8 金沢八景

東急車両を出た線路はこのホームの奥の線路を通って逗子に向かいます。

デハ474 81.4.2 神武寺ー六浦

神武寺までは京急線を走ります。
画面右手のデハ474が走る線路がデュアルゲージなことが分かります。

デハ505 81.4.2 神武寺

神武寺駅に入る手前で、専用線は京急線から分岐します。
画面左手の上りホームの奥に専用線が存在しています。

デハ1416 11.3.8 神武寺

こちらはオマケ画像。
近年の神武寺駅です。
木造のホーム上屋は改築されています。

11.3.8 神武寺

神武寺駅脇の専用線はヤードを兼ねていました。
線路はかなりヘロヘロです。
過去には東急車両で解体される国電がここで最期の時を待っていたりもしました。

11.3.8 神武寺-逗子

画面奥のトンネルを抜けた反対側はこんな感じです。
一歩間違えれば廃線跡状態です。

11.3.8 神武寺-逗子

逗子方を振り向くとこんな感じです。
住宅街に違和感ありありの専用線状態です。

11.3.8 神武寺-逗子

結構なトワイライト状態です。


11.3.8 神武寺-逗子

もうちょっと歩いたらこんな雰囲気。
結構、萌えます。


11.3.8 神武寺-逗子

さっきまで寄り添っていた京急線とはこんな位置関係になっています。
京急線は横須賀線をオーバークロスするので、築堤を走ります。


11.3.8 神武寺-逗子

そして、JR逗子駅構内に呑み込まれます。

デハ601 11.3.8 逗子

そして、その近所にはこんな電車が保存されています。
随分荒廃していましたが、最近修繕されたようです。


12 comments:

犬ートレック said...

オハ~
ここの専用連絡線ってこんなことなってたのか!
モエますなあ!
以前ご紹介いただいた田浦の貨物線跡と合わせて見に行きたい!!

シグ鉄 said...

素晴らしい。50年前、海水浴に行って、子供なりに疑問を感じた3線部分。完璧に紹介していただき多謝。
小生、豊川ー日車の専用線を見に行ったことがありますが、それよりもひなびた風情に驚きました。

モハメイドペーパー said...

 この頃は工場の正門から中を覗いて撮影しても平気でしたね。今はカメラを剥き出しで持っているだけで注意されるそうです。

chitetsu said...

犬ートレック殿
京急沿線には戦争絡みの遺産が結構多く残っています。
プチハイクには最適でっせー。

chitetsu said...

シグ鉄さん
京急沿線にはデュアルゲージの路線がここ以外にも味の素専用線であったり、戦争中には空港線でも1067mmの線路を引かされたりと興味深い歴史がありますね。
逗子付近の専用線は渋いです。

chitetsu said...

モハメイドペーパーさん
今はそんなにうるさくなっているんですか!
嫌な時代ですね。

三等急電 said...

大師線のデュアルゲージは以前見たことが有りました。
さすがに貨物列車の走る姿は見られませんでした。
そういえば、箱根登山もデュアルゲージ区間が短くなりました。
1067mm区間の専用線の線路もいい雰囲気です。
犬釘に枕の組み合わせは貴重になりました。

chitetsu said...

元・いきもの部長さん
デュアルゲージの線路は以前に比べても希少になりましたね。
白昼も双方の電車の行き来が見られた箱根登山も今や入出庫だけですね。

Cedar said...

デュアルゲージで印象に残ってるのは、京急大師線から川崎市電に繋がる区間です。C11の貨物列車が市電とすれ違う姿や荒涼とした沿線風景はサイバーパンクな雰囲気すら感じました。

原口 悟 said...

 昨年から京浜急行を通勤で使うようになり、総合車両製作所の横を通過しているのですが、総合車両製作所から金沢八景駅までの沿線の様子は現在でもあまり変わっていません。写真にもあるDD13タイプの機関車も健在です。現在では以前紹介した上田交通より里帰りしたデハ7200形の入替車を見ることができます。
 ところで、現在赤城山麓で復元が行われているデハ3499号車は当時既に東急車両の入替動車だったでしょうか。もしかしたらまだ営業用車だったかもしれません。

 空港線のデュアルゲージは「箱根駅伝」の思い出の場面で出てきます。空港線と産業道路の踏切で、選手が踏切を潜り抜けた背後をEF15型が牽引の貨物列車が通過していき、空港への貨物列車が運行していたことがわかります。

chitetsu said...

Cedarさん
小島新田付近の光景は写真でしか知りません。
見てみたかったです。

chitetsu said...

原口さん
ディーゼル機関車は健在なのですか!
かなりな高齢機関車ですよね。
あの機関車が逗子まで引っ張るのでしょうか?
見てみたいものですが、明るい時には見れそうに無いですね。