今受験生を抱える親の身分となってこの行動を見ると、何を考えているんだろうということになりますが、まあ・・いい気分転換になっていた、とかメリハリをつけていたということなのでしょうか、自分では言い訳を考えながら電車を見に行っていました。
この年の1月は首都圏旧型国電の最期の牙城、鶴見線73系がついに101系に置き換えられて終焉を迎えたというタイミングでした。
受験生とはいえ、この状況は看過するわけにはゆかず、さよなら運転も見に行っております。
そのさよなら運転を行った二日後にその時の編成が廃車回送で山手貨物線を走るということで、またもや万難を排して(全然排していない?)見に行きました。
今回はその時の記録です。
デハ3452 80.1.22 目黒 |
山手線越しに東急目蒲線が見えます。まだ目蒲線が坂を上って地平ホームに発着して居た頃です。
電車も当然、緑の3000系です。
背景のドレスメーカー女学院の建物も昭和を感じさせます。
この道をもう少し下ったところには今毎年軽便祭でお世話になっている目黒さつき会館がありますが、当時は確か動力車会館という名前で、近づき難い雰囲気の施設でした。
EF15 45 80.1.22 目黒 |
山手貨物線がまだ「貨物線」として機能していた時代です。
EF15 45 80.1.22 目黒 |
目蒲線の対向式ホームをつなぐ地下道や山手線と接続する跨線橋の関係等がわかります。
山手線の目黒駅も今は大きなビルが上にのしかかって薄暗い駅になってしまいました。
クモル24011 80.1.22 目黒 |
山手線外回りを行く配給電車。当時で車齢50年以上を経た古豪です。
デハ3474 80.1.22 不動前 |
今なら電車に乗ってしまいそうですが、良く歩いています。
クハ79392 80.1.22 目黒ー恵比寿 |
場所を恵比寿側に移動して山手貨物線の踏切付近からアメリカ橋をバックに光線は芳しくありませんが狙ってみました。
二日前に大勢の人に見送られたお別れ運転の時と同じ編成のままの回送でした。
クモハ73029 80.1.22 目黒ー恵比寿 |
丁度山手線と山手貨物線が交差する踏切付近です。
ここの風景は今も変わっていませんね。
クモハ73029 80.1.22 目黒ー恵比寿 |
右手のエビスビールの工場にはまだ貨車が居て、貨物扱いが続いていました。
クハ79392 80.1.22 目黒ー恵比寿 |
茶色い電車が長らくお世話になった東京を後に大船に向かって帰らぬ旅路につきます。
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