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2012年7月6日金曜日

京福電車の気になる駅 7 鷲塚針原と本荘

三国芦原線にある二つの駅、どちらも同じデザインで設計されていますが、沿線の他の駅とは一味違うものになっています。
どちらの駅も有形登録文化財に登録されています。

この二つの駅は前身の三国芦原電鉄が建設した駅舎で、車寄せが洋風デザインの押し出しの強いデザインで建物全体がちょっと腰高な印象です。この辺りは別会社である京都電燈が建設した越前本線の駅とも共通点が見いだせます。

2003年に訪問した時に取材したものですが、2003年は例の連続列車衝突事故以後列車運行停止中で、ようやくえちぜん鉄道として運行を再開する目途が立って施設を整備中でした。
そのあたりの様子を見たくて訪問した時のものです。
そのため、幸か不幸かじっくり駅舎を見ることが出来ました。

03.4.17 鷲塚針原
駅舎正面の姿です。
新生えちぜん鉄道としての準備か出来上がりつつありました。

03.4.17 鷲塚針原
駅構内を福井側から見る。
線路は当然錆びています。
綺麗な駅舎と錆びた線路、誰もいない駅。
なんだか不思議な光景でした。

03.4.17 鷲塚針原
駅舎線路側です。
差し掛けが一般的な高さよりもかなり高めです。
ホーム上家はレールを利用したシンプルなものです。

03.4.17 鷲塚針原
同じく駅舎の線路側反対面です。
普通は陰になってよく見えない差し掛けの下のディテールも白い塗装のおかげで良く見えます。

03.4.17 鷲塚針原
駅構内、三国港側から見ています。

03.4.17 本荘
類似デザインの本荘駅舎です。
やはり車寄せ部分のデザインが凝っています。
こちらはまだ駅名サインが未装着です。

03.4.17 本荘
駅舎線路側です。
支柱類に古レールが多用されています。
張り出し室は残念ながらサイデイングで塞がれてしまっています。

しつこくアップしてきた京福電車、これにて終了です。

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