毎年年末恒例の京急上大岡事業者限定鉄道コレクション、今年は個人的に期待していたデハ230形が発売されました。
当日の様子は昨日アップしましたので、本日は模型と実車編です。
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230形、買えました |
出るべくして出た感じの230形。
今年はもしかして600形の冷房改造後のタイプが出るのかな?と思っていましたがこちらが来ましたね。
やはり前回の似ていないお面に懲りたのでしょうか?
ブーイングのほとぼりが冷めた頃合で、
きっとお顔を直してのリリースに期待しましょう。
さて、デハ230形です。
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正面の印象 |
正面の印象です。
うーん、こんな感じですかね。
ちょっと柱が全体的に太い気がしますが、これは実車の細さを再現する限界もありそうだと最初から想定していたのでその想定範囲でしょうか。
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特徴的な屋根周り |
ベンチレーターが無い特徴的な屋根周り。
パンタグラフは仮設してみましたが、製品そのままの適合品が無いので何かしらの改造をして装着したいと思います。
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ライトはやっぱりいじらなきゃ。 |
別パーツになっている最近の前照灯はたいてい変な方向を向いていますね。
まあ、このあたりは簡単に直るので別に許容範囲ですが、相変わらずのクオリティではありますね。
それでは、実物編です。
実車の現役時代は残念ながら大師線での活躍しか見ていません(こちら⇒
一回しか見られなかった京急230形)。
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デハ266 77.8.2 産業道路
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大師線を走る230形4連。
この当時は旧形国電命で、南武線に行った『ついで』で行っています。
今考えると随分と失礼な扱いをしたものです。
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デハ272 77.8.2 産業道路
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下り線は味の素の1067mm専用線があるため三線になっています。
真夏の230形がのんびり走っていました。
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デハ259 77.8.2 産業道路 |
産業道路を渡ってホームへ進入。
デハ230形は翌年の1978年3月で引退、京急線から姿を消しました。
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Cedarさんサイトから |
現役時代の画像がプアーなので、Cedarさんサイトから許可も得ずに勝手に転載します~。
正月だけ走った川崎大師行きの初詣急行、通称『だるま急行』です。
この方向板のデザイン、痺れますね~。
今回買った鉄コレにもこのサボを付けたいです・・・・がやっぱりシールには入っていませんでした・・・。
保存車の部に移動です。
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デ1 03.5.25 久里浜工場 |
最初はご本尊に安置されている湘南デ1形のお見苦し画像です。
京急ファンフェスタにはこの電車撮りたさで行ったのですが、結果はこの通り。
やはりこのようなイベントでちゃんと撮るのは難しいですね~。
初代のトップナンバーにあたるデハ248を復元したものです。
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デハ236 89.11.18 西川口 |
こちらは西川口駅へから10分ほどの青木公園に保存されているデハ236。
この当時は綺麗に整備されていた感じでしたが、近年はかなり状態が悪くなっているようでこの先がちょっと心配です。
逗子のデハ601の様に再整備されると良いのですが。
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デハ236 89.11.18 西川口 |
こちらは反対側です。
現在は車内に入る階段が無くなっているようです。
背後の蒸気機関車はちゃんと屋根の掛かった車庫に保管されているのとは随分な差別ですね。
なんで汽車に比べて電車はこういう扱いを受けちゃうのでしょうか?
毎度ながら憤りを感じちゃいますね。
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デハ268 89.6.14 関水金属 |
こちらはお馴染みのカトーの店頭にあるデハ268です。
せっかく実物があるのに、未だに商品化しませんね。
鉄コレに先を越されてしまいました。
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デハ268 14.5.16 ホビーセンターカトー |
ご近影はこちら。
やはり、窓柱もアルミサッシュも細いですね。
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31 81.3.9 瓦町 |
230形は大挙して7編成14両が琴電に渡りました。
琴電では最初の二両だけ一時75形を名乗りましたがそれは暫定策で、30形を襲名しています。
ことでん30形はオリジナル電車が一代目、阪神の喫茶店が二代目で京急のデハ230形は三代目の襲名になりました。
両数が増えて30番台が塞がってしまった後は番号が20番台に若返っています。
こちらはオリジナルの面影をよく残した31。
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32 81.3.9 房前ー塩屋 |
琴電では片方の相方についてはパンタを外してTc化されていました。
台車も軽量化のため手持ち品を転用しています。
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38 81.3.9 房前ー塩屋 |
こちらは後半に増備されたグループで、正面に貫通扉が増設されて随分と不細工になってしまいました。
これは行先サボの交換を容易にするためだそうで、確かにその交換作業を見ていると納得はできました。
30形は1998年から名古屋地下鉄の電車で代替が始まりましたが、途中のことでん自体の民事再生法申請などのアクシデント発生で一時中断、最終的には2007年まで生き存えました。
来年はきっと琴電バージョンが出そうですが、果たして上記どちらのタイプが現れるのでしょうか?