古い建物や街並みをめぐる紀行・地方電化私鉄以外の駅関係の写真については兄弟ブログ(「古い建物と街並みをもとめて」・アドレスは右側の兄弟ブログらんの「古い建物と街並みをもとめて」をクリックしてください)にアップすることにしました。  こちらも是非ご覧下さい(但し、こちらのブログは駅の写真以外は鉄分ほとんどありません。悪しからず)。

2013年8月31日土曜日

夏休み親子旅~関西5大私鉄早回り~後編

関西5大私鉄早回りの旅、後編は南海電車からです。

西九条からは初乗りの阪神なんば線で大阪難波へ。
西九条を出た電車は高架線を折角走るのに、曇りガラスのようなものにシールドされて外が見えません。
こりゃ、ちょっと残念。
下車予定の近鉄難波・・・駅名が変わってたのを知りませんでしたので、新しい難波駅が近鉄難波の手前に出来たのかと焦ってしまいましたが、息子が『駅名変えたんだよ・・』とドライな解説。
へえ~、そうだったんですね。
近鉄電車も阪神電車に気を配ったのかな?

それにしてもこんなこと、息子に教わるようではいけませんデス。
息子には勉強しっかりしろ、としょっちゅう言っているのに自分も予習不足です。
さて、その大阪難波で下車、南海電車に移動しました。

焦らずとも買える7000系

南海なんば駅では鉄コレ7000系2両セットを購入予定です。
構内をうろうろして、無事サービスセンターであっけなく鉄コレ7000系を購入(そこのレポートはこちら⇒鉄道コレクション南海7000系 in なんば)。

モハ6302 13.8.18 なんば

折角なので7000系と鉄コレを撮ろうと待つとこれが意外と来ません。
やって来るのは7100系ばかり。
どうしたんだろう・・・
思ったより廃車が進んじゃったのかな・・と思って待つこと40分。
やっと7000系がやってきましたが、そちらは先ほどの鉄コレレポートで報告済みです。

まあ、おかげで結果的に色々な南海電車を息子に見せられました。
こちらは高野線のステンレス車軍団。
青のストライプ、要りませんね。

モハ7049 13.8.18 今宮戎
特急サザン、最古参の7000系が頑張っていました。
1960年代の片開き扉の電車が現役特急車として活躍していること自体が結構貴重ですよね。
頑張ってほしいものです。
左手のトウキュウ8000系も全然元気です。
東の同等品は既に伊豆を走る過去の車両ですもんね。

8701、7049、7165 13.8.18 今宮戎

そして、今宮戎に移動をすると今度は7000系が立て続けにやって来ました。
かなりムラのある運用なのか、共通運用なのか良く解りませんが、撮れたのでまずは満足。

モハ6016 13.8.18 今宮戎

先日鉄コレを買った6000系も元気に活躍しているところを見れました(鉄コレ6000系はこちら⇒事業者限定鉄道コレクション南海6000系)。
こちらは全車両現役バリバリ!
大したもんです。

モハ7053 13.8.18 新今宮

新今宮での7000系。

新今宮では阪堺電車にちょっと心が揺らぎましたが、既にかなり時間が押しています。
環状線で鶴橋を目指します。
鶴橋のホームの端はいつ行っても何人か同業者が居ます。
それに混じって近鉄電車を撮影。

モ8617 13.8.18 鶴橋

お馴染みの近鉄顔。数は減らしているのでしょうが相変わらずの大活躍です。

ク2510 13.8.18 鶴橋

こちらは2+2の4連。
こういう編成、楽しいですね。

9210(左)、2711(右) 13.8.18 鶴橋

阪神電車で近鉄電車を見たのですから当然ですが、こちらでも阪神電車がやって来ます。
・・・やっぱりしっくり来ませんね。
阪急同様に頻繁に電車がやって来るので30分も居れば結構お腹いっぱいになります。

ク9727 13.8.18 鶴橋
こちらのシリーズ21は近鉄の走ルンです、でしょうか?

13.8.18 鶴橋
一応、ビスタカー(とはもう言わないんでしょうね:特急車)。
青を塗り忘れたみたいで、どうもこのカラーリングはすっきりしません。

13.8.18 鶴橋駅ホームから

以前から気になっていた下り線ホームから見えるこれらの住宅群、今回はこちらもチェックしてきました(こちら⇒鶴橋の商店街)。

そして京橋に移動、今度は最後の1社・京阪電車です。

8053 13.8.18 野江

京阪電車は塗り替えも完了して、自分的にはてんで食指が動きませんでしたが、息子は結構満足したみたいです。
後追いで特急車を撮っているのを見てもお解りのように既に私はグロッキー。
基本、駅のベンチで眼前を行き交う電車をぼ~っと眺めていました。

2264 13.8.18 野江

今や車籍上最古参の2200系電車。
1964年の誕生ですから、既に結構なお歳です。
派手な整形手術+塗り替えで不気味なお顔になってしまいました。

2624 13.8.18 野江
こちらは車籍上は2200系より新しいものの、実質的な最古参、2600系。
こちらは塗り替えられたものの、先が見えている為かあまり大げさな細工はされていない分、昔の京阪電車のイメージが残っています。
あとの電車は見るだけで、ベンチで休憩。
撮るのは息子にお任せしました・・・。

1930 08.10.17 野江 
京阪電車の新塗装、どうにも馴染めませんので、以前同じ野江駅で撮った旧塗装で画面を埋めます。
こちらは同じ場所での1900系最後の姿。
鳩のマークをつけて最終特急運行で上っていった戻りの電車です。

1756 81.12.30 野江


1809 81.12.30 野江
更に以前の同じ駅での1700系普通と1800系準急。
1700系と吊り掛け・カルダンコンビセットで走っていました。
これがやっぱり私にとっての京阪電車です。

5606 13.8.18 中之島

そして、関西私鉄早歩きの最後は新たな開業区間の中之島へ。
5ドアの5000系、外観はそんなに変化ないものの車内のシートがド派手カラーになっていてびっくりしました。
鳴り物入りで登場した5000系。
途中石ころ置かれて転んだり波乱万丈の人生も既に最初の新製車は45歳を迎えています。

5556 13.8.18 中之島


中之島の京阪お得意の食い違いホームを息子は興味深く見ていました。
以上、中之島駅で既に16:30。
タイムアップです。

21614 13.8.18 淀屋橋

最後は御堂筋線の淀屋橋の立派なホームに親子で『いいね』と眺め・・・

13.8.18 大阪

新しい大阪駅をちらっと見て・・・

N700のぞみ 13.8.18 新大阪

これで帰京しました。
N700は揺れないですね。

以上、2泊3日の電車満喫・夏休み親子旅の日記は終了です。



明日から9月・・・。
・・・何とか夏休みの終わりに絵日記が間に合いました~。

2013年8月30日金曜日

真夏の夜の夢Part2〜G2@西日暮里&鉄コレ南海7000系交換っこ

猛暑(酷暑)も少し落ち着いて、そろそろ季節は秋の空気を感じる8月末の木曜日・・
真夏の夜の夢Part2が正夢になりました(真夏の夜の夢part1はこちら⇒猛暑の上野毛~真夏の夜の夢)。
正夢になった場所はこちら。

13.8.28
『西日暮里下車徒歩3分』。

13.8.29 井堀付近

右を見ても左を見ても線路だらけの西日暮里は井堀付近。
カメラを構えると電車が嫌がったのか?さっきまで右往左往していた電車が一斉に動きを止めたかのようにやって来ません。

走ルンです 13.8.28 尾久ー上野

嫌になって向かった目的地はこちら。

13.8.29 モデルワム

モデルワム!
同行の犬殿(既にヒトをダシにしてアップ済みです⇒真夏の夜の夢part2)は徳永店主には中坊以来約40年振りの再会!!
犬殿がマッハ模型で塗装やハンダ付けのイロハを教わった先生に40年振りの再会したことになります。
今は模型の小売形態も変わってなかなかそうは行かないですが、当時の模型の先生は模型屋のオヤジさんだった方は多いのではないでしょうか?
模型屋のオヤジさんも生意気なガキを相手に良く面倒を見ていただいてくれたものです。
これは趣味人生にとっては大きなターニングポイントを与えてもらったことになります。
これって、その時は即効性が無くても後でボディブローのように効いてくる辺りは、今で言うところのソリューションビジネス?

どちらにしても、初心者の時の先生はいつまで経っても先生。
それも中坊時代の教えは、結構生涯を左右するほどインパクトのあるもの。
これは自分も全く同じです。
本日はそんなほろ苦い(なんてことは無いっか・・・)再会シーンを目の前で見て、ちょっとだけ感動しました。

13.8.29 西日暮里

感動の再会・・・その後は・・・
当然!

13.8.29 西日暮里
乾杯~( ^^)/▽▽\(^^ )!
中学生時代の模型事始めの思い出噺と南海7000系の授与式が挙行されました。

鉄コレ南海7000系4連
犬殿が一般発売初日に苦労して朝なんばのサービスセンターに行ったのに誰も並んでいなかった・・・(こちら⇒夢は南海7000系)鉄コレ7000系の授与式が執り行われました。
自分は関空での先行販売日と一般販売日を勘違いして、あのおっちゃんに催促したりしたので格好のブログネタにされてしまいました。
まあ、いっか。

鉄コレ南海7000、2連
本来は私のGETしたこちらとの交換っこだったのですが、タイミング合わず、先にもらっちゃいました(私のや・は・り あっけなく買えたお買い物報告はこちら⇒鉄道コレクション 南海7000系inなんば)。

どちらが美味しい?

G2相方はこんなものもGET!
80分の1の泥沼一直線です(自分はこのシリーズ6両も買って埋蔵中・・・・)。

13.8.28 西日暮里
以上、緊急招集!真夏の夜の夢Part2報告でした。

2013年8月29日木曜日

日車のガソリンカー改造クハの製作 3

日車のガソリンカー改造クハの製作、三回目です。
今回は車体のディテール工作及び下回りの工作の続きです。

車体ディテール取り付け


スエード調仕上げ後、車体のディテールを一通り取り付けます。
尾灯はちょっと大き目の穴が開けられていたのは、ちょっと困惑。
自分の付けたい骸骨テールにすると隙間がちょっと空いてしまいます。
そこで、少しオーバースケール気味で弾いていたパーツに登場願いました。
ストックがどこで役に立つか分からないものです。
上回りの工作はそんなに多くないので速攻終了です。

台車はちょっと悩みました。
ガソリンカー改造車を強調してオリジナルの菱枠形の台車にするか、晩年の名鉄ク2220のようにTR10系のものを履く姿も考えましたが、結局はBLWにしました。
BLWにすることで、手持ちの余剰台車に振り替えた感じとなり、敢えて電車臭さを助長してみたかったからです。

床下機器準備
台車を仮止め、床下機器との取り合いを確認します。
床下機器は定番パーツでまとめています。
まずは機器類を選択、バリ・ダボ等を取り除きます。
基本はエコー製、エアータンクはエンドウ製、エアーホースはPSCの安価なものです。

ブレーキ機器から工作開始

床下の工作はブレーキシリンダーの位置決め⇒台座の工作⇒ブレーキシリンダーの取り付け⇒ブレーキ引き棒の順番に製作を進めます。

機器取り付け完了

ブレーキ関係が決まってから、他の機器のレイアウトをしてゆきます。
上は一通りの機器類取り付け完了の図です(注:実車の床下機器配置とは全然異なっています)。
これからパイピングに移ります。

パイピング完了です
手前に伸びている線は配管ではなく、ブレーキシリンダーから伸びる手ブレーキのロッドです。

ブレーキシリンダーまわり

これにて、パイピング完了です。
制御車は床下がスカスカなので、却って電動車よりもパイピングが効果的なシルエットを作ってくれます。

台車の加工

台車もいじります。
プラ角棒でフレームを簡易的に追加します。

排障器追加

運転台側台車には追加したフレームに排障器を取り付けました。
これだけで、前からの印象が全く異なります。

生地完成!
これにて、ひとまず完成、後は塗装を待つのみです。

2013年8月28日水曜日

夏休み親子旅~関西5大私鉄早回り~前篇

8月最後の日曜日も終わり、夏休みの宿題に追い込みをかけなければならない一週間に突入しました。
そこで、私の夏休み親子旅絵日記も慌てて纏めることとしました。
夏休み親子旅、前半は既にレポートした一畑電車デハニ運転体験でした(こちら⇒一畑電車デハニ運転体験)。
こちらは親の都合で決めています(笑)。
そして後半は息子のリクエストで、関西5大私鉄早回りをしました。

制限時間は朝8:00からのぞみに乗る17:50まで、一日勝負です。
移動時間を含めても1社あたり2時間弱。
相当巻いていかないといけません。

3365 13.8.18 正雀

最初は宿泊した岸辺駅前のホテルに近い阪急電車正雀から。
マルーンの電車の嵐に息子は朝から興奮気味です。
車内の伝統的な落ち着いた色合いもさることながら、窓のアルミ製の日除けにビックリしていました。
息子には柵のように映ったようです。

2313 13.8.18 十三

時間の関係で、高架化工事が始まっている淡路の平面クロスはスルーして十三へ。
各線の電車がひっきりなしにやって来るホームを親子で右往左往。

8008 13.8.18 十三

どこか阪急らしさがない8000系。

左から9410、6103、7127
 13.8.18 十三

そこでやはり見たいのは3線の梅田同時発車電車の併走シーンです。
犬殿推薦の神戸線下り線梅田方で目的の電車を待ちます。
同時発車とは言え微妙に時間のずれがあり、訪問時は必ず宝塚線がワンテンポ遅れてやって来ました。
マルーンの電車に予定以上の時間をかけてしまいました。
神戸線の俊足特急体験を兼ねて西宮北口を目指します。

850 80.3.15 西宮北口

西宮北口に下車したのは平面交差時代以来ですので、えらいご無沙汰です。
当時はこんな感じでしたが、何故かこのカットしか撮っていません。
今ならいろいろ撮るのになあ・・・。

947 80.3.15 仁川ー小林
この当時は今津から宝塚まで直通していました。
阪急電車は関西大手の中では京阪と並んで吊り掛け車が晩年まで活躍していた鉄道でした。
920も最後の活躍をしていました。

6110 13.8.18 西宮北口

西宮北口からは今津線で阪神電車を目指します。

阪急の今津は実は初めての訪問です。

5025 13.8.18 今津

阪神電車は時間の関係でここから大阪方面に戻ります。
阪神の今津駅に着いたら早速やってきました、青胴車。
この阪神スタイル電車もめっきり数を減らしてきていますね。
次は高校野球真っ盛りの甲子園で下車。

5009 13.8.18 甲子園
ジェットカーも・・・

5022 13.8.18 甲子園
こちらはお馴染み山陽特急も・・・

5301 13.8.18 甲子園

結構な頻度で近鉄電車がやって来ます。
これは東急線で西武線を見るの以上に違和感を感じました。
長さもドア数も違う電車の相互乗り入れ。
しかも相直でやって来る各社の電車がみんな5000番代!
関東では考えられません!
山陽電車と阪神電車なんて番号が13しか違いません。
・・・いいじゃないですか!コレ!!
無理して合わせなくったて良いんですよね。

 13.8.18 尼崎
尼崎に移動します。
線路配置が関東には無さそうなグニャグニャです。
これは鬼線路の末裔でしょうか?

5302(左)、8239(右) 13.8.18 尼崎
近鉄VS阪神・・・初めて見るものには不思議な感覚です。
その後は不遇をかこってきた西大阪線に向かいます。

1127 13.8.18 伝法

途中の伝法で電車を待ちます。
やって来るのは殆んど近鉄電車!
どこかの空港線同様自社車両率低いですね。

1252 13.8.18 西九条

その後、どう変化したか気になる西九条駅を訪問。

7964 04.4.21 西九条

こちらはおよそ夢物語だろうと思っていた頃に訪れた西九条駅。

後半は南海線から始めます。