古い建物や街並みをめぐる紀行・地方電化私鉄以外の駅関係の写真については兄弟ブログ(「古い建物と街並みをもとめて」・アドレスは右側の兄弟ブログらんの「古い建物と街並みをもとめて」をクリックしてください)にアップすることにしました。  こちらも是非ご覧下さい(但し、こちらのブログは駅の写真以外は鉄分ほとんどありません。悪しからず)。

2018年8月31日金曜日

荒川駅時代の思い出

今となっては懐かしい付近の京成線の荒川駅付近の情景です。

93.7.27 荒川ー四ツ木 

架け替え前の荒川鉄橋は水面に近く、仮設のような柵など、大手私鉄らしくない鉄橋という印象がありました。
93.7.27 荒川ー四ツ木

ここを渡る京急車はちょっと違和感が何時もある気がしていました。

デハ1049 18.3.2 四ツ木

架け替え後の対岸、四ツ木駅で1000形を撮ってみました。

デハ1056 18.3.2 四ツ木

立派な駅になったものです。

2018年8月29日水曜日

野上電鉄 野上中駅

野上中駅は田圃の中に佇む小さな駅です。

野上中駅舎 93.6.26 

模型化したくなる可愛い駅です。

野上中駅全景 93.6.26

梅雨空の中電車がやって来ました。

クハ104 93.6.25 野上中

到着した電車が発車すると、カエルの鳴き声だけがこだまする静かな駅。
阪神の小型車が良く似合う駅でした。

2018年8月28日火曜日

JAMで気になった作品 モハモハコンペ編

JAMで気になった作品、最後はモハモハコンペ編です。




懐かし金属製組線路で構成したレイアウトに阪神間の電車たちが疾走するというものです。
高架線側は二か所の単線区間を含んだ線路配置で、それをキャブコンで運転するもので、うっかりすると正面衝突してしまうという、運転には気力と技術が必要な構成でした。




昭和のクソモケーというコーナーがありました。
そこにあった健太郎Tさんのボンネットバス。
高校生時代の作品で、あのエコーモデルの製品発売前のものです。
東海バスのロゴも何と手書き。
クソモケーとはとても言えない作品でした。



前から見た伊豆の踊り子号。
前照灯、室内灯がつきます。



スイッチは何と予備タイヤを回すことで行うというアイデアものです。
凄い人は昔から凄い、ということですね。



若かりし日の皆さんの作品。
若い頃の情熱が伝わってきます。



ゆうえんさんの40年前の作品。
古さを感じさせません。
早く塗りましょうね(笑)。



こちらは阪神間を走って電車たちコーナーです。
私は対象車種なく、リタイアしました。



でも、飛び入り参加。
阪神間、まったく関係ない地鉄電車です。



見事すぎる阪神・山陽お電車オンパレード。



ペーパースクラッチの阪神3301形。
こちらは阪急キチガイの竹村さん作品です。




ペーパーの原設計をした岡本さんの同じ車輌。
どちらも素晴らしいです。



夜の大宴会ではその竹村さんのビスタカーを拝見。
阪急以外もたくさん作っているのですね。
温厚な竹村さんとの会話、楽しかったです。



作り掛けの近鉄車。
久々に様々なペーパーモデルを見ながらの模型談義も楽しかったです。

これにてJAMレポート終了であります。




2018年8月26日日曜日

Kumaさんの吊り掛けサウンドを見・聞きする

JAMで気になった作品、番外編です。



こちらはNGJのメンバー・Kumaさんが作ったクモハ12です。
ご覧の通り、KATOベース、に加工をした作品です。
外観の加工が美しいのももちろんですが、この作品の一番の売りは「音」です。
この作品にはドイツEZU社のサウンドデコーダーが入っており、あの吊り掛けサウンドが再現されています。



車体裏側です。
上の方にスピーカーが内蔵されているのがわかるかと思います。



その音を聞かせてもらいました。
車掌さんの笛が鳴って、ドアが閉まり加速します。
途中でノッチオフすると、ちゃんと吊り掛け音も止まります。
途中で減速、再加速もします。
そして制動時はあの鋳鉄の制輪子の音がして最後にキキッ~と音がして停車します。



会場では廻りがうるさく聞き取りにくいかもしれませんが、その音をほんの一部ですが、どうぞ。



その日の午後にはKATOの関さんの旧型国電クリニックもありました。
私も関さん、葉賀さんと一緒にお話をしました。




折角なので、ここでもお越しの皆さんにこの吊り掛けサウンドを聞いていただきました。
詳細は改めてRMMで紹介したいと思っています。

2018年8月25日土曜日

JAMで気になった作品 軽便以外編

JAMで気になった作品、軽便関係以外の部です。



最初は会津ヨシ!さんの立て掛け形レイアウトです。
こちらは普段は家の壁にインテリアとして飾れて、外して横にするとレイアウトになるというもの。
各桝毎に表現されている世界が違うものの、全体で見ると美しい木工作品になっているという優れものです。



写真奥の組木細工の裏側を見せてもらいました。
丹念に角材を組み合わせて接着後に美しく磨き上げられていて、思わず欲しい!と行ってしまう作品でありました。



そのお隣の鉄ちゃん倶楽部ブースではKATOのユニトラックを使って、小さな世界をつなげてゆく新しい提案が。
これまでのレイアウトの発想とはかなり方向性が違うこの提案、面白いと思いました。



こちらはM8の久原さんの展示。
大興奮だった香港の作品を含めて歴代作品が並んでいました。



今回の新作はこれ。
安藤広重の絵に出ていた箱根のシーンに登山電車を組み合わせた作品です。



こちらは吉村さんの北海道の炭鉱駅の風景。
何とも言えない北海道らしさが再現されている作品と思いました。



こちらは初参加のTSUKURIBITOの集合レイアウトから。
メンバーの女性が作られた温かみのある北海道のシーンです。
建物はフルスクラッチだそうです。



そして今回一番刺さったのがこちらの作品。
既にSNS上で製作過程は発表されていた斉藤さんの作品で、手間を惜しまない工作で素晴らしい世界が展開していて感動しました。



全体はこんな感じです。
現代版「蔵本村」ともいえる作品ですね。



TOMIXの農家が化けたとは思えないかやぶき屋根の農家をはじめ各部非常に作り込まれています。



背景にあるススキをここまで再現した方は初めてではないでしょうか。
ススキだけで一週間作り続けたそうです。



こちらはその脇にある異次元の世界。
保科さん作の廃墟の風景。
やってみたくてもやっちゃう人はまずいないでしょう。

凄い作品、いっぱい見れました。




2018年8月24日金曜日

JAMで気になった作品 軽便編

JAMで気になった作品をちょっとまとめてみました。
毎日行っていたのに、意外と見落としがあるのはほかの方のSNSを見て感じております。
なかなかちゃんとは見れていませんので、私なりに見た感想であります。
まずはお仲間、NGJからです。




こちらはウェールズ汽車旅に一緒に行ったTさんの展示。
実際に見たポーツマドッグの異なる軌間のクロッシングを切り継ぎで再現していました。



こちらは毎回お馴染みの楽しいパイクシリーズ。
私にはどうもこういうセンスは無いようで、作れない世界です。




こちらは中村精密のリオグランデK-27をいじって地獄にはまったCJMさんの作品です。
初日はショートして、またもや地獄落ち・・・。
苦労の甲斐もあって後半は元気に走っていました。




こちらはU太さんの開拓時代を思い出させる機関車列車。
チャンとおしゃべり機能がついていました。



毎年恒例のからくりラボさんのレイアウト。
毎年ブラシュアップして登場しています。
ストラクチャー・シーナリー共にすべて固定されておらずコンパクトに収納されます。




こちらはNGJ近くのブースにあった鉱山のジオラマ。
この完成度は目をむきました。




作者とお話がしたかった作品でした。










2018年8月23日木曜日

模型紙成塾 「みんなで西武の赤電を作ろう」

今年のJAMのチームおやびん・紙成塾のお題は「西武の赤電」でした。

今年のお題、担当でした

今年の講師の指名を受けたのは私でした。
昨年のJAMでおやびんから打診を受けた際は正直戸惑いました。
理由は、紙成塾はトレイン誌の企画で、私は立場上ネコ社のスタッフです。
競合相手の企画に参加して良いものか・・・と躊躇したわけであります。
しかしながら、いつもお世話になっているおやびんのお願いはお断りできるわけもなく・・・。
あとでネコ社に仁義切れば良いかなと思い、お請けしました。
そのうえ、打診を受けた翌日には講師指名・お題発表だそうです!
慌てて一晩考えてお題を「西武の赤電」としました。

赤電、大集合!
紙成塾のパワーは物凄いです!
こんなにも赤電が集まりました。
型紙自体は応用可能性が一番高い国電タイプの311/371系電車としましたが、いろいろな西武電車がこの世に生まれました。
西武電車好きとしては嬉しい限りです。
では、集まった車輛たちをダイジェストでご紹介します。




こちらは私も縁の深かったクハ1411形と451系6連です。

レギュレーション違反か?

こちらは、城北の浦野さんの作品。
ご覧のように真鍮ベースの車体の表側の皮だけペーパーというハイブリッドモデルです。
実車にニセスチールというのがありましたが、これはニセペーパーというべき存在。
こんな模型、これまで見たことありません。
レギュレーション違反の疑いも濃厚です(笑)。

f.babaさんの作品

西武の模型と言えばこの人、F.babaさんも参戦。
予想通り、いやそれ以上の素晴らしい作品を作られていました。
さすがとしか言えません。



張り上げ屋根の311形は人気がありました。
どなたのかわかりませんでした。

渋い!

これは予想外の301系(右)です。
西武からの引退は早く、この模型が出てくるのは想定外でした。


ぽんキチ西武電車

何時も手が早いぽんキチさん。
今回も圧倒的輌数を短時間で完成させています。
そのパワフルさに脱帽です。

31系タイプもあります

こちらは国電31系タイプの311系とクモニ。
期待を裏切らないネタです。



型紙のタイプを作っていただいた作品3題。
みなさん、それぞれの個性が出ていますね。



こちらはヘボ職人製国電50系妄想タイプと大久保さん作の63タイプの401系電車。
予想より国電による参加が少なかったのが意外でした。

電気機関車も

こちらは大熊さんのペーパー製E31形。
市販モデルはなぜかえらく高価で手が出ないモデルです。
吊り掛けモーター✖4のハイパワーで、スピードコンテストでも疾走していました。


今年のお題、応用編

こちらは応用編です。
各地に居た西武の仲間や、ルーツが近い車輌たちです。
左側3つが西武から大井川に行った電車。
右はTQから定山渓に行った電車です。

応用編、その2

こちらはその2です。
左2作は相鉄の仲間、国電可部線、弘南に行った仲間です。

レジェンド作品

こちらはレジェンド・箕川さんの相鉄電車。
本厚木に乗り入れていたことから、しっかり小田急縛りです。



相鉄2000形は様々な車輌の寄り合い所帯でした。
その中で2輌だけいた50系戦災復旧車の旧塗装・更新前の姿です。

今回講師をして様々な方々の作品を拝見できて非常に楽しかったです。
そして、私はある大御所を次回の講師に指名いたしました。
乞う、ご期待です。