古い建物や街並みをめぐる紀行・地方電化私鉄以外の駅関係の写真については兄弟ブログ(「古い建物と街並みをもとめて」・アドレスは右側の兄弟ブログらんの「古い建物と街並みをもとめて」をクリックしてください)にアップすることにしました。  こちらも是非ご覧下さい(但し、こちらのブログは駅の写真以外は鉄分ほとんどありません。悪しからず)。

2022年9月28日水曜日

軽便祭のごあんない 

ご案内です。

久しぶりのリアル開催となる10月2日の軽便鉄道模型祭には、初参加のグループ

『B級建築設計事務所』として出展いたします。





B級建築設計事務所とは大袈裟な名前ですが、著名建築では無く街角のB級の看板建築を中心とした建物群を4名のメンバーで製作して、モジュールとして走らせてはどうであろうかという趣旨で結成されました。

スケールはOスケールで、走行する車輌はOn3,On30になります。

このB級建築設計事務所のメンバーはOナローで素晴らしい作品を輩出している石井伸明さんが旗振りとなって、Oナローの味噌汁系軽便モジュールで同じく素晴らしい作品を輩出し続ける今井貴裕さん、森林鉄道系でとみに有名なモデラーである須々木裕太さんと私という4名で展示をします。

石井さんから様々な建具類から建築部材などが次々とレーザーカットで作られたものが、メンバーに届けられ、効率的に製作を進めることができています。



モジュールの大きさは455mm角の画材用木製パネルを規格サイズとしています。

私のモジュールには看板建築2棟と、以前から作りたかったものの躊躇していた出し桁造りの酒屋さんの計3棟を建築しました。



同時にそこを走るOn30の市電も作って(加工して)みました。

こちらはバックマンのOn30のトラムを日本風に改造したもので、そこに同じくバックマンのHOのPCCカーのデコーダーなどを移植しています。このPCCカーは通常の鐘などのサウンドのみならず、ポールのスパークする状態LEDで光らせるのがポイントで、それを実現すべく移植を試みたものですが、LED破損やトラム内蔵のLEDで電圧と異なって焼いてしまったりと思ったよりも苦戦してしまいました。



当日は会場の6階にて展示をしますので、お越しください。



また、同じフロアにKBMCも出展予定で、そちらにも拙作の下北南部電鉄の駅モジュールを同時に出展いたします。




2022年9月24日土曜日

ノーブルジョーカーの展示会

 ノーブルジョーカーさんの展示会に行ってきました。

ノーブルジョーカーは学生時代に結成されたグループで今年50周年を迎えられるそうです。

それを記念して池袋の芸術劇場で9月24,25の両日開催されています。



会場の様子です。

地下のアトリエの一室を使っての展示は圧倒的です。


Oスケールの呉服店。
内部まで素晴らしいです。


日々進化する13mmの情景付き組み立てレイアウトの軽井沢駅にはレンガの機関庫が新築なっていました。



壁面を飾る写真は2枚を除いて全て模型の作品を被写体としたもの。
新しい切り口で、写真だけでも見応えがあります。



植生に拘った地面ものの作品が多いのも特徴です。


1:30の凄まじいまでのディテールの客車。


雨の基隆。
こちらは軽便祭などでお馴染みの作品です。



植生と樹木へのこだわりが凝縮した大竹さんの作品。

どれをとっても素晴らしい作品ばかりです。

明日時間のある方は行かれてはいかがでしょうか。

2022年9月22日木曜日

九州の白い電車が終わりだそうですね。

 九州の白い電車が終わりだそうですね。

18.4.24 小倉


ミトーカ電車氾濫の九州島内で唯一国鉄形として頑張っていましたが、ステンレス電車残して無くなるとTwitter見ていて知りました。


以前は本州まで足を延ばして宇部線にも走っていました。

この当時は当然ローズピンクでした。

03.12.21 豊前松江

それほど九州に行く機会は多くはないものの、常磐線などが無くなっている中頑張っていたので、いつ無くなってもおかしくないはずで、出会ったら撮るようにしていました。

18.4.24 黒崎

2014年には関門区間を乗車しました。

14.7.26 下関


手前の電車も懐かしいカラーですね。
こちらの電車も余命僅かでしょうか。

14.7.26 門司



関門海峡を越えられる電車は415系だけなので、形式消滅はまだ先なのでしょうが、いまさら交直流電車は作らないでしょうから、デンチャみたいのになるのでしょうね。

お疲れさまでした。


2022年9月19日月曜日

大目玉電車 交直流急行型 その3

三回目の交直流の大目玉電車は北陸編です。


91.6.29 長浜

JRに転換前後からあちこちで実施されたのがフリークエントサービス。
これまでの長編成での運転から短編成・頻繁運転に改められていきました。
当時はそれをPRするヘッドマークも各地の電車でついていました。

一気に飛んで九州です。


89.5.5 肥後田浦
 
こちらは九州・鹿児島本線です。



それから時を経て2006年の日豊本線です。

06.11.10 加治木~隼人



この日の夕刻、明るさ的に限界の明るさとなった時に、かすかに期待していた復刻色が走り去っていきました。
この時が交直流急行型を見た最後ではなかったかと思います。


2022年9月12日月曜日

上田交通の外様ふう電車

 上田交通は東急の息がかかっている鉄道ですので、代々東急の車両が投入されています。



デハ3310。この電車は譲渡ではなく貸与の形で上田交通に入線しています。そのこともあって東急カラーのままでした。
彼杵正式譲渡されましたが、最後まで上田色には変更されませんでした。



相方のクハ3661。
こちらは後に選手交代してデハより早めに引退しています。



途中でクハだけがこの全金製の車両に入れ替わりました。


上田原車庫で休むクハ3772です。

この東急カラーの2両はパワー不足で別所温泉の坂を登れずに、中塩田までの区間運転にしか使えなかったこともあって、終始外様感が拭えない車両でした。

2022年9月3日土曜日

長野電鉄の古豪、まさかの転身。

長野電鉄オリジナルの戦前の古豪電車、長野駅地下化でご用済みとなりました。

その時点で既に車齢が50年を超えているものもあったので,

天寿全うと思ったのですが。。。


何と、一部の仲間は同じ長野の上田交通に嫁いで第二の活躍を始めたのには驚きました。


昭和初期の川造形の600形は4両中3両が上田に。
そのうちの2両が整備されて昇圧まで活躍しました。



最古参の100形も何と1両が嫁ぎました。
さすがにこれは電動車ではなく、制御車となりました。


200形も1両がそのままの姿で再起しています。


長野の電車、合計4両がまさかの余生を送れたのは幸せなことでありました。