鉄路が減ることは本当に残念です。
さて、話は再び中学生の国電巡りの旅の話に戻りたいと思います。
片町線スピード訪問の後、京橋から再び環状線で大阪へ。そして111系の播州赤穂ゆきで岡山を目指します。
何時頃どんな行動をしたかの記憶は全くありませんでしたが、当時の時刻表を見てみると大阪発14:17の播州赤穂行きにマークがついていました。播州赤穂着16:29。すぐに接続する折り返し岡山行きが目的の電車です。
わざわざ播州赤穂回りにしたのは、この赤穂線の茶色い電車に会いたかったために他なりません。
播州赤穂までの車内の記憶も限りなくゼロ。途中の明石電車区にはお役御免直後の72系電車が昼寝をしていたことは後で知ったこと。この時私は電車の中でうたた寝を貪っていたに違いありません。
クモハ51(車番不明) 76.3.22 播州赤穂 |
途中日生で同じく茶色い電車と交換。岡山には薄暗くなる頃到着しました。
少年二人の長い一日はようやく 終了。岡山では初めてのユースホステル宿泊です。学生卒業までYHには随分とお世話になりました。今回改めてスタンプの数を数えてみたら70泊でした。
この数が多いか少ないかは別にして、どのスタンプを見ても当時の事が思い出されて懐かしい思い出です。
ところで、慣れない旅で眠くてしょうがない二人はすぐにでも寝たかったのですが、全員参加の夜のミーテイングが待ち受けていました。後で知ったのですが、そういうことで有名なYHだったのでした。
クモハ51055 76.3.23 岡山 |
いかにも関西型のクモハ51型が眼前に止まっていました。車体もピカピカで美しかったです。
Hゴムのお顔については賛否両論意見の分かれるところですが、私はそれなりに受け入れられるスタイルと思っています。
この電車には翌年福塩線で再会しています。
岡山の茶色い電車も終焉間近であったのですね。当時の私は知りませんでした。
知ってればもっと撮っていたのでしょうに・・・
サハ57057 76.3.23 岡山 |
写真手前側の窓が2個ずつになっている部分が元「ロ」室部分です。
次の車はなんと張り上げ屋根!気になりますが・・・
サハ58050 76.3.23 岡山 |
しかし、車両は貴重な第二次流電の中間車の成れの果ての中でも唯一張り上げ屋根で残った車です。横須賀線時代に増設した中央扉が惜しい・・・
サハ48027 76.3.22 岡山 |
おまけです。茶色いサハ48。
前日の岡山に到着時に撮りました。かなり薄暗い夕方の手持ち撮影なので随分と眠たい画像ですが、原型サハ48自体が全国でここ岡山と豊橋で合計4両のみしか現存していませんでしたので、これもまた貴重な写真ではあります。
岡山からはひたすら80系電車を乗り継いで一路西へ、厚狭まで向かいます。
次は福塩線を目指します。
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