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2021年8月18日水曜日

不意に落札してしまった模型

 やめれば良いのに。。ついつい見てしまう、ヤフーオークション。


スクロールしていたらこんな可愛らしい電気機関車が出ていました。

何となく遊び心で最低価格を入札。どうせ最終日に高値更新されるであろうとタカをくくっていました。ところが、ひょんなことからそのまま競合無しで落札してしまいました。

あらあら~。


そして、数日後に現品が届きました!


台車部分には『MADE IN OCCUPIED JAPAN』の刻印が。
この刻印があったのも札を入れた動機でありました。


落札するとはあまり思わず札を入れていたので、結構見落とし箇所がありました。
パンタグラフは片方シューが無くてひもで結んでいます。
まあ、ちゃんと見ないで応札しているので何も申せません。

そして、早速分解してみます。



台車とか各部のねじが失われてガボガボでしたので、部迂回しながらも一部は組立をして全体の姿を一旦復元してみます。
ねじは通常使用しているものよりも系の大きいもので、JISねじですので子供のころからいろいろなものを分解しては貯めておいた使い道殆どゼロのねじジャンクが役に立ちました。



肝心のモーターは存在しない心臓なし機関車です。
この辺りもあったので他に応札が無かったのかもしれませんが、自分にとってはあまり走行することは重視しない三線式のOゲージなので、観賞用と割り切っていましたので問題はありません。


デッキの手摺の大半は失なわれていたので、真鍮線で補修しました。



ところで、この製品はどこの製品なのか、製品にも刻印等は無く元箱なんか当然ありませんので、皆目わかりませんでした。

でも、ヤフオクの常で一個出品があると続きが現われます。その商品説明を見ていたら阪井模型店というところが作っていたらしいことが分かりました。

さて、どこまでレストアするか、これからが楽しみです。


8 件のコメント:

Cedar さんのコメント...

これはむか~し小学生のころ、お大臣のクラスメートの家で観た記憶があるような気がします。確か3軸だったような記憶がありますがそれは間違いかな?台枠見るとEBですね。

chitetsu さんのコメント...

Cedarさん
色々調べるとEBだけでなくEC?もあるのは確認思案した。ほかに先台車が二軸の組み合わせもあるようです。
色々なバージョンを出していたのでは無いでしょうか?

モハメイドペーパー さんのコメント...

 この模型は昭和30年代前半くらいまで出回って、デパートではカツミのEBよりもシェアが大きかったようです。丸みのついた車体が特徴で、車軸配置はいくつかのバリエーションがありました。参考写真の車両はEC(3軸)ですね。

chitetsu さんのコメント...

モハメイドペーパーさん
カツミのEBより普及していたとは意外ですね。私は初めて見ました。

匿名 さんのコメント...

 はぐるまや模型店 の web-site に2種類掲載されています。
https://www.ne.jp/asahi/bunkasyo/hagurumaya/hagurumaya/omake02/sakai_el.html

chitetsu さんのコメント...

匿名さん
ありがとうございました。

E.NUKINA さんのコメント...

阪井模型店と酒井製作所はよく間違えられて、アンティーク関連の出版物でも混同されています。
で、この製品は、酒井製作所の方ですね。
阪井模型店はカツミの代理店でしたので、純粋な鉄道模型としてのOゲージを色々と出していました。

ちなみに酒井製作所は、この後HOにも進出して、プラ製車体のこだま型などを出していました。この製品もヤフオクではオリエンタル製と間違えられるなど、ややこしいメーカーです。
どういう訳か、模型雑誌には広告出していなかったので、手広く販売していた割には、記録に残っていないメーカーです。

chitetsu さんのコメント...

E.NUKINA さん
阪井模型店と酒井製作所ですか。
いやはや紛らわしいですね。
製品を見る限り、おまおちゃテイストが残っていた製品ですし、模型誌に広告掲載しないということは独自の路線で歩んでいたメーカーであったのですね。
ご教示ありがとうございました。