伊予鉄道 モニ３０形

昨日、３０万アクセスを達成いたしました！
いつも見ていただいている方、たまたまググっていらした方・・・

ありがとうございます！

因みにあのおっちゃんのライバルブログも同日３０万達成です（こちら⇒鉄犬ニュース）！

そこで、今回は『３０』に因んで伊予鉄道のモニ３０形です。
伊予鉄道のモニ３０形は３０と３１の二両が在籍していましたが、その姿・形は全く異なるものでした。

モニ３０　８１．３．６　古町

まずはモニ３０です。
モニ３０は不要になったブリル２１Ｅ台車に箱型車体を載せて１９５２年に竣功した電車で、当初の目的は構内入換用ではなく、車両回送用の牽引車で、国鉄の「クモヤ」みたいな使われ方だったようです。
当初は車体も戦後製ながらも木造のもので、集電装置もビューゲルであったようです。

モニ３０　８１．３．６　古町

訪問時は当然ながら鋼製車体に交換後、集電装置もＺパンタのスタイルでした。
実車を見るにつけ、どことなく愛嬌のあるスタイルをしています。
模型誌でこの車輌の存在を知り是非とも見たかった車両で、８１年の冬の四国電車巡りにてようやく見ることができました。

モニ３０　８１．３．６　古町

反対側にはドアのない二枚窓の外観ですが、何故かドアもなければ前照灯もありません。
恐らく夜は活躍の場が無さそうな用途なので、困らないのでしょうが・・・。

モニ３０運転台　８１．３．６　古町

案内していただいた職員さんにこの電車の車内を見たいとお願いして、入れさせて頂きました。
マスコンとハンドブレーキしかないスパルタンな運転機器です。
この時に直接制御のマスコンは凄い重くて大変だとの話をお聞きした上に、実際に操作して見ろと言われてマスコンを回させて頂きました（もちろんパンタは下がっています）。
実際、びっくりするほど重くて、これは肩が凝ると思ったのも懐かしい思い出です。
これを平気な顔で運転している方を見ると、そのギャップの大きさにびっくりです。

モニ３１　８１．３．６　古町

こちらはモニ３１。
モニと言っても実態は花電車で、同じ四国の土佐電３００形を譲り受けたものでした。
実際は花電車としての運転機会は少なかったようで、あまり活躍することなく２００６年に廃車になっています。