箱根登山鉄道のモハ3形は昨年の事業者限定モハ1形発売時(その時の話題はこちら⇒箱根登山と南海鉄コレ授与式in銀座)から解っていたので、その出来を含めて期待をして待っていました。
モハ113 |
前回同様箱根登山鉄コレは鉄コレの中でも出来が良い気がするのは・・・気のせい?
モハ1形が近年の姿を再現したのに対し、モハ3形は80年代ごろの姿を再現していました。
つまり、パンタグラフは菱形のもの、前照灯もオリジナルの取り付け形、そして独特な外観をした台車等々です。
車体周りのリベットも他の17弾商品同様、しっかり再現されていてうっとりしてしまいます。
モハ113、屋根上 |
パンタグラフは一応PG16にしましたが、実車の細身なパンタを考えるとちょっと立派過ぎるかも、です。
モハ1形とモハ3形 |
良いプロポーションですね。
但し、この姿での出会いは無かったはずです。
モハ3形は114号車を除いて1984年には引退しており、モハ1形のこの姿はもっと後年の姿であるからですが、まあ・・どうでもいい気もします。
ちょっとアップ |
モハ1形、2連 |
屋根の色が揃っていないのが残念ですが、他の点では満足です。
モハ3とモハ1の3連 |
それでは、実物篇です。
モハ3形は、1935年の小田原延伸時に増備した車両で、3両が製造されています。
モハ2形までは電装品・台車が輸入品であったのに引換え、川崎車両がスイス製の板台枠台車を参考にして製造された純日本製になっています。
車体自体モハ2形の111,112と同じものです。
モハ3形は他の二形式よりも早く戦線離脱が始まり、114号が台車更新等で比較的長く活躍したものの、他の二両は1984年に引退しています。
モハ1形から3形までの通しの記事はこちら見てください(⇒33年前の箱根登山鉄道の電車)。
モハ113 80.5.14 入生田ー箱根湯本 |
今は入場回送以外にはここは走行しなくなったのは残念です。
モハ113 80.5.14 入生田 |
モハ113外観。
重厚な台車が目につきます。
モハ113 80.5.14 入生田 |
引退後、箱根町内の公園に保存・展示されていましたが、いつしか解体されていました。
モハ114 80.5.14 入生田 |
こちらは程度が良かったのか、東急製の台車に交換されて、その後1997年まで活躍を続けました。
モハ115 80.5.14 入生田 |
こちらも113号同様に引退後、強羅駅構内に保存・展示されていましたが、早くも1992年に解体されていました。
雨曝しの保存は難しいです。
モハ108 80.5.14 箱根湯元 |
大変線の細いパンタグラフであったことが分かります。
ご参考まで。
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