翌朝まず向かったのはウエリッシュハイランド鉄道(Welsh Highland Railway ・ WHR)です。軌間は597mmで、延長は結構長く41.4Kmあります。
ただ、その全線が運行されるようになったのはごく最近で、復活への道のりは随分と長かったようです。
また、文化遺産を大事にしている国という印象ですが、地元では鉄道、特に蒸気機関車の復活には結構否定的な意見の人もいるらしく、現在の運行もいろいろな条件付きでの運行らしいです。
上辺だけ見ると平和そうですが、実際は結構大変なようです。
こちらが路線図です。
こちらの路線の見どころはやはりガーラット形機関車です。
18.5.7 Porthmadog |
早朝のポーツマドック・ハーバー駅です。
実に気持ち良い夜明けでした。
そして腕木式信号機が美しい形で立っているのも印象的でした。
18.5.7 Porthmadog |
ポーツマドックハーバーステーションのすぐ横はこんな感じのカレンダー的風景が展開しています。
初めて見たガーラット |
こちらは初めて見たガーラット機関車です。
当日運転の列車は2輌のガーラット型機関車で運用されていました。
18.5.7 Caernaforn |
こちらは終点カーナフォン駅で発車待ちの様子です。
18.5.7 Caernaforn |
ガーラット型機関車は南アフリカから戻ってきた機関車で、銘板もそれを示します。
18.5.7 Porthmadog |
当日は、最初にポーツマドック駅を発車するガーラットを撮りました。
ここは一見併用軌道風ですが、橋の部分だけ道路と線路が共用する犬山橋のようなところです。
列車走行時は橋の手前で車は停止するので、長い踏切という扱いなのでしょう。
18.5.7 Pont Croesor-Nantmor |
朝のガーラットを見た後は一回、ウェリッシュハイランドヘリテイジ鉄道を見た後の2便目を車で追っかけを開始です。
まず最初は山に登る前の平坦区間でパチリ。
後でも書こうと思いますが、イギリスでは線路に近づいてこのような写真を撮るのがビックリするほど難しいです。
理由は神経質なまでに敷地が柵か生垣でブロックされているからです。
客車に比べるとガーラットがずいぶん大きいことがわかります。
18.5.7 NantmorーBeddgelert |
ガーラットはのんびり走ります。
次の駅間でも追いつきました。
川に沿って走る美しい場所をゆっくりと通過してゆきました。
夢のような風景です。
18.5.7 Meillionen-Rhyd Ddu |
途中の交換駅、Rhyd Ddu駅手前でサミットを越えます。
羊がのんびり線路を歩いていたのを追い払いながら走ります。
羊もおバカさんで、すぐに線路を良ければよいのに、線路をずいぶん走ってから横にそれました。
羊がのんびり線路を歩いていたのを追い払いながら走ります。
羊もおバカさんで、すぐに線路を良ければよいのに、線路をずいぶん走ってから横にそれました。
18.5.7 Meillionen-Rhyd Ddu |
ちょっと先の駅で列車は交換しますので、朝ポーツマドックで見送った列車を待ち受けます。
18.5.7 Rhyd Ddu |
そののちにカーナフォンまで車で行った後に、追っかけ組と列車乗車組に分かれました。
私はガーラット初体験なので、乗車組にしました。
車内販売もちゃんと来るので、ここはしっかりとビールを頂きます。
18.5.7 Snowdon Ranger-Rhyd Ddu |
ガーラットを眺めながらのんびりとウェールズの汽車旅を堪能しました。
2 件のコメント:
この煉瓦ブロック敷きのプラットフォームの風景は、典型的な英国国鉄の田舎の駅の風景ですね。
スコットランドのローモンド湖の近くを走るローカル線の駅も、このように牧歌的で良い感じでした。
私の在英当時、SL列車は保存鉄道と、何らか記念日に運行されるものの他に、主にスコットランドの湖水地方や観光地を3泊位かけて巡る、SL牽引のクラシックな豪華観光寝台列車(ハリーポッターの汽車みたいな外見)がTVで取り上げられていましたが、これはJRQの「ななつ星」と同様なコンセプトの列車で、非常にお高い列車でした。
正確な値段は忘れましたが、確かこの豪華観光列車の3泊分の料金が、大型客船キャンベラ号(昔は横浜にもよく寄港したので、40代後半以上の人なら知ってる人もいると思います)の、英国とその周辺国を1週間~10日位かけてウロチョロする、大衆向けクルーズの最低料金がほぼ同じ位でした。イギリス人の知り合いは皆、こんなクソ高いクルーズ列車に乗るくらいなら、キャンベラ号のクルーズの方が全然マシだと言っていました。
ジモティーさん
今回は英国国鉄の名残を伝えるような路線や蒸気列車まで行けなかったのが残念です。
ハリーポッターに出てくる蒸気列車は行く数日前にも走っていたようでした。
豪華列車なんて、縁がなさそうですが見てはみたいです。
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