出来ました! |
こんな表紙の本です。
企画趣旨は下記のようなものです。
国鉄鋼製電車は車体長17M級の車体でスタートしています。その後、製造技術の向上に伴って国電の車体長は20Mが標準になりました。
17M級国電はその歴史的経緯から山手線をはじめとした首都圏にその多くが集中的に配置され戦前戦後のひっ迫した首都圏の輸送を担ってきました。
しかしながらその車体長が災いしてその後の輸送力増強の必要性から、17級電車は車齢とは無関係に次第に地方線区に追いやられて20M級電車より早く淘汰の対象となり、昭和45年ごろまでには大半の17M級電車は姿を消しました。
そのような17級国電の中で両運転台の旅客車のクモハ12形と荷物電車のクモニ13形については例外的に生き延びた仲間が多く存在しました。
その理由は、需要の少ない時間帯や線区で効率的な単行運転ができることや、構内入換えや牽引車として利用が可能という使い勝手の良さが買われたためで、結果的には旧型国電晩年まで生き残った仲間が多かった。特にクモハ12形は東日本エリアでは旧型国電の営業車の殿を務めることになったのも皮肉と言えば皮肉な話です。
先日KATO からそのクモハ12とクモニ13が発売されました。
その発売に合わせてバリエーション豊かな二形式の詳細と模型の事例を紹介する冊子を企画しました。
内容は模型的な視点を重視しながら下記のような構成になっています。
・各形式概説、変遷、運用の様子を解説
・各形式のバリエーション、部分詳細、運転風景を画像中心で紹介
・車歴表や形態分類表も掲載
・HOとNの模型で再現したモデルの紹介
などです。
実物の車輛解説本を手掛けたのは初めての体験で、試行錯誤でありましたがなんとか形になりました。
月刊誌発売日までには店頭に並ぶ予定です。
最近月刊誌を買っていない貴殿も・・・・・
是非、お手に取って自宅までお持ち帰りください!!!
14 件のコメント:
うわー 出版おめでとうございます
買います買います!(ジローさん調で読んでください)
RMMも買いますし、今月は「トレイン」もでしたっけね〜!!
きましたねー!
おつかれさまでした!
これ買って読むとまたモケー屋にKATO買いに走らなあかんわけですね。。。
クソー!
ご活躍の様子、頼もしいです。
オイラもそろそろ次のこと、って思う今日この頃なんです・・・。
青春どMさん
ありがとうございます!
是非是非よろしくお願いします〜
7cm級わんわん殿
ようやく来ました!
是非お手にとってお持ち帰りください!
Cedarさん
いえいえ、まだよく分からん状態で右往左往しています〜。
いざとなるとなかなか自分の思いをまとめるというのは難しいですね。
地味だけど奥の深い形式ですね。特にクモハ12はいろいろな形式の集合体だから、結局はモハ30・31・50を語ることになります。台枠の分類だけでも頭が痛い!
モハメイドペーパーさん
おっしゃる通り、クモハ12は17m級国電各形式から集められた雑居形式ですので、バリエーション豊富で語ることが多いですよね。見た目は似てても台枠が違っていたりとちょいと面倒です。
2枚目のクモニ13+73系4連は横浜線大口ー菊名間にあるトンネルの菊名方出口付近からの俯瞰でしょうか?そこであれば現在はこんな緑はなく人家が建て並んでいます。4連で輸送が成り立っていたのんびりした時代でした。
toboさん
2枚目の撮影場所はご指摘の場所です。
今は随分変わっているのだろうなとは思っていました。
菊名の駅近くでこんな風景だったことも、こんな短編成の電車が走っていたことも今となっては信じられないですよね。
早速買います。
これはKATOファンだけでなく
模型社ファンも必携ですね。
KATOのクモニ13を購入したので、本も買わないと。
クモニ13は、都区内の国電区間から旧型国電が消えた後も活躍が見られました。
長いホームに茶色い電車が1両だけ停まっていた姿が懐かしい。
E.NUKINAさん
ありがとうございます。
モデラー向資料として役立つのが一番と考えて作りました。
三等急電さん
クモニ13形は、ある年齢以上で都区内に居た人にとっては馴染みの深い電車ですよね。
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