15.3.15 屋島山上 |
前回は以前から見たかった、屋島ケーブルの屋島山上駅舎を興奮して見ているうちに、最終便のバスに乗り損なったところまでを紹介しました。
人の気配の全く無い夕闇迫る屋島山上に取り残されて街に戻る手段を失った私は、流石に焦りました。
でも、そのままうろうろしていては雨も降っているし、どんどん暗くなってしまいます。
そこで、意を決してケーブル脇の階段を降りて街に戻ることにしました。
15.3.15 屋島山上 |
屋島山上駅のホームです。
ホームを出た所すぐにトンネルがあります。
15.3.15 屋島山上 |
反対側から見たホームです。
15.3.15 屋島山上 |
トンネル入り口から見た駅全景です。
15.3.15 屋島山上ー屋島登山口 |
いよいよ意を決して下っていきます。
こちらはトンネルの下り側を見上げた所です。
15.3.15 屋島山上ー屋島登山口 |
更に下ったところです。
山頂からこの辺りまでは靄がかかっていて、ミステリアスな雰囲気。
15.3.15 屋島山上ー屋島登山口 |
中間の交換所です。
この辺りまで来るころには足がガクガクになっていました・・・・。
途中では動物が逃げて行く物音がしたり、余り気持ちの良い体験ではありませんでした。
そして、漸く屋島登山口駅に辿り着きました。
15.3.15 屋島登山口 |
二台のケーブルカーが繋がって留置されていました。
15.3.15 屋島登山口 |
ボロボロだった塗装は塗り直しをされていました。
このケーブルカーは、戦争中に不要不急路線として休止していたのを復活するにあたって1950年に製造された車両ということなので、かなり年季の入った車両ということになります。
15.3.15 屋島登山口 |
こんなものが車内にありました・・・・
ちょっと悲しいです。
15.3.15 屋島登山口 |
ホームの脇にはこんな変電所もありました。
ちょっと不気味でさえあります。
15.3.15 屋島登山口 |
こちらの駅舎は綺麗さっぱり無くなっていました。
駅舎は無くなっていましたが、二台のケーブルカーが繋がって留置されていました。
06.5.26 屋島登山口 |
こちらは駅舎が健在であった頃の駅風景です。
市では今後遊歩道などとして整備をする意向があるようです。
これからどうなるのか気になるところです。
15.3.15 屋島登山口 |
何も無くなった駅前では一軒の旅館が営業を続けていました。
薄暗くなった屋島登山口から琴電屋島駅へと歩きます。
15.3.15 琴電屋島 |
屋島の駅に着いたら既に暗くなっていました。
正に、間一髪。
15.3.15 琴電屋島 |
暖かい電車で漸くひと安心。
やっぱり無理はするものではないですね。
ちょっとリスキーな体験になってしまいました。
15.3.15 瓦町 |
街へ戻って来ました。
珍しくこの日は街が恋しくなりました。
うどんで締め。 |
夕食は、やはりうどん!
思わぬ経験をすることになった一日でありました。
しつこく、まだ続きます。
20 件のコメント:
いやあ!
一大冒険記ですねえ~~!
つめたーい空気がにゅるにゅる出てきそうです~
おつかれさまでしたー!
ケーブルわんわん殿
逝ってくださいましたかぁ嗚呼?
久しぶりの冒険でした。
正直、怖かったです〜。
昨日の読後、明日の続きはどうなるのかと思っていたら線路伝いを下りましたか。
きっと周りの動物たちのほうが驚いたでしょう。
無事に戻れなければ、ブログが終わっていた?
いつもとは違うドキュメントを楽しみました。
どうなるのかと思ってましたら、そうくるとは・・・予想外でした!!
このケーブル乗ったことあるはずなのですが・・・ただ、麓の駅あたりの感じだけはなんとなく記憶が。
ふと川口探検隊を思いだしました
つづきも楽しみでーす
Chitesuさんも、いよいと廃鉄歩きにまで手を出したのではなく、脚を踏み入れてしまいましたか?!
い さん
興味半分、怖さ半分、まさにハラハラドキドキの下山でした。
これが天気でも良かったらまた違ったのでしょうが、靄の立ち込める雨降る夕刻だったのがなおさら不気味さを増しました。
青春Mさん
お楽しみ頂きましたでしょうか?
現場での私はお楽しめなかったです~。
足はガクガクなるし、動物が走る音がしたり・・・
まあ、熊はいないでしょうが。
つづきもど~ぞ。
Pleiadisさん
暗くなったら大変なので、分かりやすい選択をしました。
ケーブルカーは必ず全線横に階段があったはずとの記憶を思い出しました。
いや~恐ろしい体験でしたね。
線路脇の階段がもし途中で破損し途切れていたら、戻ることもできず闇夜の山中に遭難でしたね。
無事に帰還できて良かった良かった。
ものぐさCedarには考えられない行動力ですね。
山麓の廃車体?が残っているのも驚きです。
修学旅行の時は山上まで行きましたが、バスで行ったような記憶が…。
Katsuさん
いや〜、怖かったです。
途中で崩壊していたりしたらどうしようかと不安になりました。
木製の階段も抜け落ちないか心配でした。
Cedarさん
さすがにタクシーを呼んでとも言えない場所だったので、自力脱出しかないかと。
あまりしたくない冒険でした。
雨降る黄昏の脱出劇、本当にお疲れさまでした。
壊れかけた木製の階段など、見るだけでも恐ろしい!
お陰様で、自分で見ることはないであろう貴重な光景の数々をを拝見させていただきました。
元・いきもの部長さん
壊れかけた木製の階段は怖かったですね。
ケーブルカーは斜度が半端ないので、下りとはいえ結構足に堪えました。
無事下山して、ホッとしました。
大冒険のさなかでも、しっかり写真を撮っているのは、表彰状モノです。
諸行無常とは全く逆に戦前が立ち尽くしている感じですね。確かに何となく妖気すら感じられる風情ですが穏やかな晴天の日に訪れたら、「強者どものが夢の後」と言ったようなまた違った雰囲気があるのかもしれませんね。
モハメイドペーパーさん
ははは。
そこはやはり興味津々ではありますので・・・。
やっぱり怖くても撮ってました(笑)。
道草人生さん
これで快晴で会ったらまた気分も違ったのでしょうね。
不気味さを加速させるには絶好の天候でした・・・。
屋島ケーブル屋島登山口駅跡に公民館が出来、ここからケーブルカーが見られたのは数ヶ月間だけだったそうです。
詳細は(名取)編集長敬白をご覧ください。
http://rail.hobidas.com/blog/natori/archives/2015/12/10_32.html
三等急電さん
まるで駅舎のような立地ですね。
この先、このケーブルカーはどうなってしまうのでしょうか?
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