Kaz Sakamoto さんの作品はFB上では何度も拝見しており、その濃厚な密度の作品の現物はやはりわが目で見たかったので、今回は絶好のチャンスです。
作品展を開催されるのも初めてだそうです。
展示風景です |
こちらは展示風景です。
それぞれの作品はA4サイズか、それよりも小さめで全体に小振りですが密度はすごいです。
どの作品も素晴らしかったのですが、個人的にインパクトの強かった3作品をピックアップしてみました。
こちらは廃鉱山をモチーフにした作品。
そのアップです。
さび具合、そのヤレ具合がすごいです。
ご本人がご自分の作品に背景を入れて撮影をパネルが各所に展示されていて、これまたいい感じにの雰囲気を醸しでしています。
私もその真似をして撮ってみました。
萌える光景ですね。
こちらはどこかの林鉄の風景を再現したもの。
屋久島の風景がお好きとのことで、そのあたりもモチーフになっているのでしょうか?
客車のだるまさんが琴線に触れました。
こちらは渓谷沿いを走る林鉄風景。
鉄道はどちらかというと脇役で、大自然の再現の添景のような作風に見えました。
そのあたりも普段鉄道レイアウトで見るスタンスと違った切り口で、新鮮でありました。
こちらは同作品を反対側から見た様子です。
岩の再現、様々な植生の再現、食い入るように見てしまいしばし時間が経過するのを忘れてしまいました。
密度の濃い作品群の数々、ほんとうに見飽きない作品展でした。
4 件のコメント:
こりゃすごいです!鯨川ブラザーズが大喜びですね。
Cedarさん
そうですね、これは鯨川ブラザーズの範疇ですね、
通常の鉄道模型の考えとスタンスが違うので、新鮮でした。
数日前にたまたま職場の図書室で本を見ていたところ、「さび」を特集した本を見つけました。「さび」は素材としての「鉄」の強度を落とす重要な要素のため、金属工学の方面でもいろいろな参考書が出版されています。この本を読んだところ、どのようなところでさびが発生するか詳細に記述されており、実用的な方面では屋外の建築物の劣化への対処に参考になるとともに、模型の方でも「さびの表現」をより実感的にするのに参考になるのではないかと思いました。
目にする機会が多い例として、「波板のさび方」がありました。簡単な実験としては、くぎを真ん中で曲げて、さびを促進する液体(塩水)などに沈めておくと、どこからさび始めるか、という記述がありました。まず、
釘の先端等、とがったところは周辺との電位差が生じやすいためにさびが始まりやすいのとともに、「曲げたところ」がさび始めます。これは、曲げたことによって「結晶構造」が破壊され、構造の弱点となってさび始めるものです。このため、プレスで作る波板では、波の「山」と「谷」のところからさび始めます。
原口さん
なるほど、至極納得です。模型の参考にもなりそうですね。
コメントを投稿