この帰りがけの駄賃は東北地方のローカル私鉄でした。
この日は青函連絡船十和田丸で青森に到着後に南部縦貫鉄道と十和田観光を訪問後、次の目的地栗原電鉄へ向かうために一旦青森に戻って、急行八甲田で一ノ関に向かうところでした。
ED75713,DE101534
82.3.14 青森
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その空き時間の青森駅で見かけた客車列車の画像をスキャンしてみました。
左は奥羽本線の上り最終列車。
右は東北本線の下り最終列車の回送待ちの様子です。
マニ362117 82.3.14 青森
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回送待ちの編成から何両か撮っています。
こちらはマニ36です。
オハフ612616 82.3.14 青森
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次位はオハフ61形。
オハ412101 82.3.14 青森
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そして途中はスハ43系など普通の客車が続きますので画像は割愛して、何両か飛んで何と!オハ41形が組み込まれていました。
オハ412101 82.3.14 青森
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外観は優等車輌だっただけあって優雅です。
オハ412101 82.3.14 青森
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しかし、車内はこんな感じです。
ロングシートなのはまだしも、背ずりもありません。
乗車するのには、酷い客車です。
82.3.14 青森
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そんなこんなしている間に奥羽本線の終列車が青森駅を出てゆきました。
10 件のコメント:
私も青森→仙台間の夜行を利用したことがあります。八甲田か普通かは記憶が曖昧ですが、青森~仙台間にハネ、ハ1両ずつの回転車が連結されていました。
オハ41はもともとオロ36を通勤化改造した車両ですね。
車内はどうも行商人専用と見られても仕方ないようです。
大半はマニ36に改造されているので、旅行者からみれば「がっかりもの」と見られたのでしょうか、
オハ61系はどの普通列車には1両以上連結していたように記憶しています。
見事なオチに吹き出してしまいました。
そして、播但線等で走っていたオールロングシートのがっかりキハ58を連想しました・・・
播但線にいたオハ41でも背もたれありましたので、ここまで簡略されたシート形状は初見です。
座席下のヒーターも必要箇所以外ない様子ですが、寒冷地で事足りていたのでしょうか?
日本にもロングシート・吊り革付きの客レが、かつて存在していたとは今日まで知りませんでした。
東京圏では近郊型電車自体が消滅した位ですから、ラッシュ時のクロスシートは困った存在です。
特に、昔の東海道線には朝・夜の一部に153系使用の列車がありましたが、悲惨でした。
夜の下りなど、東京出発時に空いているからと車両中程の席に座ってしまうと、
途中降りるときが阿鼻叫喚でした。
タイでも通勤用の近郊列車の一部車両に、同様なロングシート・吊り革付きの改造客レが存在しますが、
この車両が、どう言うわけか長距離鈍行に連結されている事がたびたびあります。
今は快速に格上げされてしまいましたが、以前乗ったオールハザの夜行鈍行(走行距離500Km強)に、
ロングシート車が数両連結されているのを見たことがあります。
もしも満席のロングシート車両での移動だったら、大変苦痛な旅になることが想像できますが、
その時は列車自体がガラガラだったため、夜中に様子を見に行ったときには、
ロングシート車は勝手にごろんとシート車になっていて、乗客は皆横になって爆睡していました。
私は直角座席のボックスシート車でしたが、正直車両のチョイスを失敗したと思いました。
モハメイドペーパーさん
そうですね。
以前は青森ー仙台も夜行で移動する時間がかかっていましたね。
東北勤務時代でも在来線特急では結構遠かったです。
今じゃ信じられませんが。
taiitis さん
外から見る分には良いですが、中に入るとがっかりですね。
行商対応という考えはあったのでしょうね。
七尾線でも良く見ました。
みかんさん
キハ58のロングシートは『やられた!』という感じですよね。
よもやと思いますもんね。
12号線さん
背ずりが無いのがびっくりですよね。
まるで戦後の混乱期の車輌みたいです。
ジモティーさん
優等客車の格下げ通勤形客車は結構全国にばらまかれていました。
私が見たのは東北、七尾、播但、山陰の各線でしたが他でも走っていたのではと思います。
地方では通勤通学時の乗降時間が結構かかっていましたが、この客車導入しても出入り口が以前のままですからその点では解決にならなかったのではないでしょうか。
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