ク201 92.5.6 山ノ内 |
形態は従来のモボタイプの電車を踏襲しておりますが、こちらは戦後製の増備車です。
ポール時代は運用の都合からポールも装備しており、見た目は片運のモボ見たいに見えました。
ク201 89.5.13 三条口 |
三条口に停車中のク201。
戦後の混乱期の製造のためか、楕円形の車番プレートはなく、直接車体に車番は書かれています。
何故か形式に電動車に付いている『ボ』がつかないのも不思議です。
ク201 89.5.13 三条口 |
連結面側です。
当然ながら非貫通。
ジャンパ線が屋根上で継っているのも特徴です。
ク202との連結面 92.5.6 蚕ノ社 |
連結面の状況のアップです。
上下にジャンパ栓があります。
ク203 92.5.6 山之内ー蚕ノ社 |
併用軌道区間に進入しようとするク203。
ク202 89.5.13 三条口 |
三条口付近をゆくこちらはク202。
ク201 89.5.13 三条口 |
少し前まではここで京都市電とクロスしていたのですね。
6 件のコメント:
路面電車のTcは例が無いですね。戦時中に阪国金魚鉢がモーター無しで登場したのがあったとか。
外国ではトレーラー牽くのは一般的ですが。
Cedarさん
日本では路面トレーラーは本当に事例が無いですね。
法的な問題も影響したのでしょうか。
何かにつけ大らかでは無いお国柄ですし。
他に日本での路面トレーラーといって思い出すのは、実質Tc同様だった末期の名鉄モ520くらいでしょうか。
ところで、なぜMcが「モボ」なのにTcが「ク」なんでしょうね。
出来ることなら、ポールを上げて走る姿が見たかった!
元•いきもの部長さん
日本の路面電車では海外では普通に見られるトレーラー連結と言うのが見られないのは不思議ですね。
お役人が色んな難癖をつけるのが原因ではないかと個人的には思うのですが。
路面電車のトレーラーと言うと、札幌市電の「親子電車」もありましたね。この「子」の車両、調べてみたところ「こちらにも1台だけモーターがあったが、単独では走れなかった」そうです。「子」のほうは早々と引退して保存されていますが、「親」のほうはいまだ現役だとか。
「嵐電」には、何度か乗ったことがありますが、最初に乗ったときにはもうポールではなくなっていました。同じく古都を走る「江ノ電」とよく比較され、姉妹路線にもなっていますが、乗ってみると沿線の雰囲気の違いも興味深いものがあります。
それにしても山ノ内駅(と言うより電停)の「安全」地帯のあの恐ろしい狭さ。慣れている地元の人は歩道で待って、電車が来たのを見てホームに向かうのでしょうか。「西院」の読み方が嵐電が「さい」、阪急が「さいいん」と違うのは、「さい」のほうが本来の読みで、どうも阪急のほうが「賽の河原」に由来するという「さい」の読みを避けて読み替えた、と言う話を聞いたことがあるのですが、どうなのでしょうか。太秦の広隆寺門前の短い路面区間、御室の駅舎なども印象に残る風景です。
伊豆之国さん
そういえば札幌市電にはそんなユニークなトレーラーがあったんですね。
自走できないけどモーターがついている・・・
まるで模型ですね。
昔の電停は本当に狭かったですね。
名鉄の岐阜市内線もとても怖くて電停で待っていられませんでした。
コメントを投稿