クモハ73001 80.8.25 横川 |
そんな可部線電車の各車の記録からまとめてみました。
本日まずはクモハ73形です。
左から クモハ73027、クモハ73383、クモハ73041 80.8.25 横川 |
それぞれに独自の表情をしています。
先日車窓から確認したら、この電留線もいつの間にか綺麗さっぱりなくなっているのですね。
正直その変貌ぶりにはびっくりしました。
クモハ73041 80.8.25 横川 |
運行番号窓が2桁の車両は少数派です。
クモハ73041 77.12.19 横川 |
このクモハ73041は妻面がイレギュラーな電車でした。
ご覧のように妻面だけノーシル・ノーヘッダーでした。
どのタイミングでどのような理由で改造されたのかは不明です。
クモハ73061 79.3.18 横川 |
右側2個をHゴム改造されたのは東鉄によく見られた改造手法でした。
クモハ73128 77.12.19 横川 |
重々しいDT14装備のクモハ73128の妻面です。
クモハ73313 79.3.18 横川 |
クモハ73313 79.3.18 横川 |
こちらも同じです。
クモハ73383 80.8.25 横川 |
似たようなスタイルをしてDT15台車を履いた仲間は仙石線にも多く在籍していました。
仙石線はこちら(⇒仙石線のクモハ73)。
クモハ73001 80.8.25 横川 |
クモハ73001 80.3.18 広島運転所 |
クモハ73009 79.3.17 横川 |
埴輪顔のクモハ73009。
クモハ73259 79.3.17 横川 |
しかしながら、細かい部分を見てゆくと結構差異があります。
クモハ73021 79.3.18 横川 |
6 件のコメント:
DT14台車ってなんとなく雰囲気が京王のTS101台車に似ていますね。
この台車を付けたクモハ73はどこか更新前の相鉄3000系を彷彿させるような気がします。
最後の近代改装車、自分が小学校時代憧れの電車でした。あの頃よくグリーンマックスのペアキットを組み立てた事を思い出しました。
宵闇さん
DT14は独特の重々しさがある台車ですね。
見た目はスハ43の台車とそっくりですが、相鉄の元ロクサンの換装台車も似ていますね。
個人的には好きな台車です。
こちらでは初めまして
鉄道模型運転会ではお世話になりました。
クモハ73041の妻面のノーシルノーヘッダーですが昭和46年から47年にかけての工事です。昭和45年の呉線電化で73系が転入した当初は3段窓の原型だったのですが、すきま風の激しさ等、室内環境に問題があったので、昭和46年からアコモ更新が始まりました。この時に1:2のアルミサッシになったのですが、元モハ63形のクモハ73、モハ72形は貫通扉が無く貫通路が吹き抜け(両側の妻窓が開閉窓)の車がいました。貫通扉の無い車へは貫通扉を取り付けることになり、この時に戸袋を付けるために妻板に大規模な工事が行われた結果、シル、ヘッダーが無くなったと考えられます。
可部線に残った5両の原型クモハ73形では、041と169の2両が妻面ノーシルノーヘッダーでした。73061は東鉄時代に貫通扉取付工事が行われたという記録があり、73313, 383はクモハ73形の最末期の工事で最初から戸袋が付けられていました。
原口さん
こんにちは。
コメントありがとうございます。
流石、詳しいですね。
理由、納得であります。
63タイプの貫通扉については未施工を含めて随分バリエーションがあったみたいですね。
最初に見たときは事故復旧かと思ったり、???でした。
もう1つ、情報を追加します
クモハ73128の写真がありますが、この車は写真撮影のときは事業用車代用でした。元々は呉線電化当時に転入した車で、当時はMcMTc'とMcTMc'の3両編成で使われていました。この車とは別に事業用として確か昭和47年に京阪神緩行線からクモハ73345が転入しました。この後、呉線から可部線に73系が転用された時、クモハ73128はクモハ73345の相棒になる形で残されました。この後、昭和54年にクモヤ90100台が投入され、クモハ73345とともに置き換えられています。
原口さん
追加コメントもありがとうございます。
クモハ73128は向きも偶数向きですし、営業用に使われている雰囲気では見た時もありませんでした。
クモヤ90の代用だったのですね。
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