トリは鉄コレ改造の3800系、完成画像です。
名鉄他形式は全てリトルジャパン製のキット組みですが、3800系だけは鉄コレ加工品です。
モ3801 |
正面原形、側面更新のスタイルの電車です。
大井川鉄道譲渡車の塗替えでできます。
モ3835 |
鉄コレ大井川譲渡車の車体にウインドウシルを追加して作りました。
モ3818 |
こちらは鉄コレ豊橋鉄道+富山地鉄屋根で構成しました。
晩年まで残った多くの車両がこの高運転台スタイルでしたが、側面にシルが残った車両は少なかったみたいです。
モ3801とク2801 |
インチキ床下もそれなりに組み替えをしました。
モ3835とク2835 |
モ3818とク2818 |
3800系勢揃い |
こんなことできるのは鉄コレのおかげですね。
それでは3800系、実物編です。
3800系電車は戦後の運輸省私鉄標準規格A'形に則って製造された電車です。ただし、この規格自体が従来の名鉄電車の広い幕板と類似窓割りに近いため、他の会社の規格形のような違和感はありませんでした。このスタイルの電車は同じ名古屋に出入りする近鉄名古屋線モ6331形があります。
車体自体は戦前の名鉄電車よりも短く、自重も名鉄オリジナルのAL車より若干軽くなっています。製造時期でベンチレーターが異なり、前期1948年製がガーランド型の2列配置、後期の1949年製が押込式2列になっています。
製造時期が災いしたのか車体更新は早くから行われ、その更新時に多くの車両はウィンドシル撤去、高運転台化工事を行われましたが、施工内容が統一されておらずいくつかのバリエーションが生まれました。また同じ時期に一部車両が扉間転換クロスシートに改造されています。
そして、他系列に先駆けて全体の半分ぐらいの残ったロングシート車のほとんどは富山、豊橋、大井川に譲渡されたり7300系へと更新されて、スカーレット塗装を経験した車両数は多くはありませんでした。
モ3835 79.7.16 堀田 |
車内は転換クロスシートです。
モ3835 80.3.7 東枇杷島 |
モ3830 83.3.1 東枇杷島 |
雨樋の乱れに老いを隠せません。
モ3826 79.7.16 堀田 |
高運転台、側面更新をされたモ3826。
こちらはロングシートです。
モ3831 83.3.1 東枇杷島 |
ク2821 79.7.16 堀田 |
ク2826 80.3.7 東枇杷島 |
ク2830 83.3.1 東枇杷島 |
正面は原形に近いものの、側面は更新されていたク2830。
次は譲渡車です。
モハ14711 80.3.8 稲荷町 |
同系は8編成16両の大量譲渡が行われました。
8編成にはバリエーションがあり、高運転台編成も混じっていました。
台車交換をされたりかなり細かく手を加えられ、本家に残った車両より幸せな人生を送れたのではないでしょうか。
この譲渡には政治的な思惑もあったみたいですね。
モ1721 81.8.30 高師 |
写真は正面改造後の姿で、はっきり言ってキライです。
モハ3829 77.6.5 笹間渡ー抜里 |
本家での活躍は1990年まで、3社で第二の人生を送っていた電車たちも1998年を最後に全て引退しました。
これを以て名鉄電車の『戦後』が終わったのです。
4 件のコメント:
明けましておめでとうございます!
今年も楽しく拝見させていただきます!
年明け3日に青梅鉄道公園に行こうとおもいましたが、
国道16号のニトリの駐車場の渋滞にハマり(しかも二ヵ所!)
結局たどり着けませんでした。
1986年生まれの僕は旧形国電を生で
みたことがないので、一度いってみたい!
それにしてもこの鉄道コレクション、
コストパフォーマンスが最高です。
僕も手を出してみようかしら、
こんなすばらしいものをお持ち込みいただいたのにじっくり見ないなんて・・・
酔っ払ってたとはいえ超不覚です!
こりゃもう高級Nゲージャーですね(核爆)!
ベンチレーターはどうやって塗ったんでしたっけ?
マスキング&吹き付けでしょうか?
それとも筆で一気に?
どっちにしてもめんどくさそー!
でもそれだけの効果がありますね~!
波多野さん
明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いします。
ニトリってそんなに人気なのですか、びっくりです。
16号は混みますね。
確かに1986年では赤ちゃん時代に茶色い電車は無くなっていますね。
今度は電車で行ってみては如何ですか?
途中の街並みもレトロで良いですよ。
鉄コレの名鉄派生バージョンは何故か不人気。好きだったらお買い得です!
超低級イヌゲージャー殿
持っていった名鉄電車、あんま見てもらう時間なくて(場所なくて)残念でした。
ベンチレーターは別パーツなので簡単でひた~。
面倒だったのはランボードでした。
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