「Steam Dummy」という言葉、みなさんご存知だったでしょうか?
私はつい最近まで知りませんでしたが、要はスチームトラムと同義語のようです。
物の本によると、馬車時代に馬車を止めて蒸気動力化するにあたり、馬をびっくりさせないために客車と似たような車体をかぶせたことから「Dummy」という言葉がついたそうです。
蒸気動車とは性格がちょっと異なり、結局は箱型車体付き蒸気機関車ですが、そのゲテモノ的スタイルにどこか惹かれるものがあります。
以前からTMSの昔の記事で見ていたものが目に焼き付いていたからかも知れません。
先日、新額堂さんでグラントラインのOn30のSteam DummyのボディキットがGrantlineから久々に再発売されたとの話を聞いて、ついつい購入してしまいました。
お買い物明細 |
関係のないものも混ざっていますが、Grantlineのパーツの繊細さ、マニアックさはどこか惹かれるものがあり、価格を見てつい手を出してしまいます。
写真奥の箱が当該キットで、右側に中身を出して写真を撮りました。
これだけ見るとトラムのキットみたいです。
基本的には車体キットで、下回りは別途調達することになっています。
下回りは背景に写っているポーターが餌食となりました。
この製品のプロトタイプがポーターですので好都合です。
パーツ切り取りと車体組立 |
見る限り、どこに使うのか分からいパーツが多く、随分と余りそうです。
良く分からないならランナーから切り離さなければ良いのですが、癖で全て最初に切り取ってしまいます。
屋根まで付けた車体とバックマンのポーター |
ダブルルーフの構成がちょっとマニアックです。
車体の合いは良好で、あっという間に箱になりました。
窓枠は一個ずつ別張りになっていたので、一部の窓を開けてみました。
下回りには軽便祭りで爆安価格4000円也で購入していたバックマンのポーター0-4-0を利用しました。
ポーターのキャブは頑固にしっかりと接着してありましたが、力ずくで強制的に剥がしました。
箱になった車体(傾いています) |
前後で高さが異なるようで、そのままでは写真のように傾いてしまっています。
これは後日の調整です。
トラムらしい下回りを保護するカバーを付けてみましたが、折角の機関車のメカニズムが見えないのは詰まらないことと、画像検索すると実車は下回りが露出しているものの方が圧倒的に多いようなので、カバーは撤去しました。
車体高さを調整 |
こちら側がキャブ側ですが、バック運転ができるように前照灯はどっちにも付くものらしいです。
実車の知識がないので、キットの説明書と色々な画像からの類推ででっち上げていきました。
妻面には乗降デッキを付けました。
4 件のコメント:
これは素敵です!
こりゃまた渋ネタです。グラントの超繊細なモールドは取扱注意ですね~
穴熊さん
評価いただいて、嬉しいです。
Cedarさん
コメントありがとうございます。
昔から模型雑誌では紹介があったものの、余りに遠い存在でしたが、手元に置くと可愛いです。
グラントのモールドは日本上陸時にモールドが折れてるのとか結構ありますよね~。
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