そんな質問をしても笑われてしまいそうな話ですが、皆さんは如何でしょうか?
大抵の方は大井川鉄道と言えばSL急行でしょうが、私は古い電車のほうにどうしても目がいってしまいます。
大井川鉄道では結構貴重な電車が居た割には、鉄道側からは使い捨て道具でしたし、ファンからもあまり見向きをされなかった気がします。
この線に行くといつもながら電車が可哀相に思えてきてしまいます。
汽車好きな仲間と大井川に行った1991年の記録です。
まずは神尾駅からです。
モハ313 91.10.20 神尾 |
皆さんの「本命」がやって来る前の山間の小さな駅に古い電車がやって来ました。
クハ2822 91.10.20 神尾 |
待つことしばし、今度は上り電車がやってきました。
こちらは名鉄3800系のお古です。
屋根からベンチレーターが一切なくなっていることに、この時初めて気付きました。
C11227 91.10.20 神尾 |
そして、仲間の本命、汽車がやって来ました。
これだけ離れていると架線もそれほど気になりません。
クハ511 91.10.20 福用ー大和田 |
場所を移動して茶畑を入れての汽車が来るのを待ちます。
待っている間にやって来たのは、私の本命、元17M国電です。
この当時既に17M国電の生き残りは相当に貴重な存在でした。
クハ511 91.10.20 福用ー大和田 |
少し右に振ってもう1カット。
中々茶畑の風景にも馴染んでいます。
C11312 91.10.20 福用ー大和田 |
こちらは仲間の本命、汽車です。
編成が短く、補機がないのはやはり絵になります。
モハ6011 91.10.20 抜里ー家山 |
こちらは上りの汽車の前にやって来た、しらさぎ号です。
こちらは里帰りしましたが、あまり良い手入れがされていないのが気になりますね。
C5644 91.10.20 抜里ー家山 |
こちらは次にやって来た汽車。
編成が長い上にバック運転+変なヘッドマーク付きで気分萎え萎えになってしまいました。
モハ1906 91.10.20 新金谷 |
不思議な使われ方だった小田急のデハ1900形。
クハ6051 91.10.20 新金谷 |
意欲的な電車もあまりうまく使いこなせなかったようで・・・・。
91.10.20 新金谷 |
結局は、手前のポイントを右に曲がる線路に連れてゆかれる運命に・・・。
91.10.20 新金谷 |
ここに入ったら二度と戻ってこれません。
電車版三途の川です。
10 件のコメント:
寒中お見舞い上げます。
さて、今回のテーマは大井川ですか。
小生の第一次選択は蒸機なので、ついでに吊りかけも撮るということを積み重ねてしまいました。
しらさぎ号や17M旧国や元西武351も撮っているのですが。。。。。
過去のフィルムは蒸機別に保管しているので、探すのは大変。
あらためて、chitetsuさんの情報整理に脱帽!です。
追伸
今年は1/2に門デフ狙いで撮り初めに行きました。
鉄道系サイトでご承知の通り、C11190が千頭でご機嫌斜めになり、上り102レはウヤ。。。。
欲求不満の正月休みでした。
鉄道が成り立つほどの沿線人口がないのだから、本命は観光用の汽車なのでしょう。
現在の運転本数なら、架線を取っ払って気動車にした方がよさそうです。
maru-ha殿
貴殿は当然蒸気でしょうね。
撮ったネガの保存方法は各人各様でしょうが、これが決定版というのがなかなか見出せませんね。
デジカメになってからは猶更ずぼらになってきました。
永遠の課題でしょうか?
追伸
初撮り鉄でエンコとはご愁傷さまです。
私も以前訪問時に近鉄から来た電車がエンコしたのを見たことがあります。
モハメイドペーパーさん
今の状況を考えると完全に本来の使命は終えて観光鉄道ですからね。
架線柱無くなったほうが喜ばれる?
そんな状況ですね。
電車の博物館という感じだった大井川鉄道、往年の名車たちが使い捨てられる状況は辛いですね。
20年前に訪ねた頃は電車の種類も多く、しらさぎ号+元17m国電に乗れラッキーでした。
沿線人口が少ない大井川鉄道は、SL急行が無ければとっくに廃線されていたかもしれません
厳しい状況は下記URLをご覧ください。
http://toyokeizai.net/articles/-/73517
http://toyokeizai.net/articles/-/73539
架線を取っ払うのは名案ですが、もしかすると最大の障害はSL急行の補機確保かもしれません。
カシオペアが消えると、定期列車で客車+電気機関車の組み合わせが見られるのはここと黒部だけでしょうか。
三等急電さん
20年前ぐらいは色々な懐かしい電車が走っていて楽しかったですね。
編成も結構4両編成も多かった気がします。
今の危機的状況が果たして新しい取り組みで解消できるのか、ちょっと不安ですね。
大井川鉄道には、20年余り前の正月に乗ったことがあり、行きは電車で千頭まで行って寸又峡温泉で一泊、帰りはまず奥泉に出て井川線で終点まで行って折りし、千頭からSL列車、というコースでした。そのときの機関車は「C11 312」だったのを覚えていますが、その機関車は今では廃車状態となり、「備品確保用」として引込み線で雨ざらしになって、まさに朽ち果てる寸前となっているらしいです…。
沿線人口も少なく日常的な利用者も多寡が知れているような現状では、観光鉄道に特化して鬱陶しい架線をはずしたほうが、確かにドラマのシーンなどの撮影にも好都合なのかもしれませんが、電化をやめた鉄道というと、玉野市電、羽後交通雄勝線、名鉄の八百津線と三河線の両末端、くりはら電園…と、全て廃線の運命をたどっているので、大井川もこれをやったらこれらと同じような悲惨な末路が待ち受けているのが見えてくるようで、それを思うと恐ろしく怖い…。
伊豆之国さん
蒸気機関車も部品取り車が出るとは当時思わなかったですね。
もし、観光鉄道特化して架線外したりしたら・・・
行く末が本当に怪しくなっちゃうでしょうね。
大井川鉄道ももうちょっとお金があれば今新金谷の引き込み線に置かれている吊り掛け車陣を復活させて欲しいと思っちゃいますね。
吊り掛けがあればワタクシも行きますが・・・
因みに7200系は本来熊本電鉄にアオガエル置き換えとして行く予定だったそうです。
しかし想像以上にボロボロで、熊電の社員ががっかりしたそうです。
そんな曰く付きの電車を購入してしまったこの鉄道はどうなるんだろうと思ってしまいます。
宵闇さん
そうですね。
お金があれば、色々出来るのでしょうからね。
西武から買った機関車もATS付けるお金が無いのが稼働しない理由と聞いて驚きました。
7200系の件もちょっとビックリですね。
やはり雪国での使用でボロボロになってしまっていたのでしょうか?
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