救援車は当然ながら営業用でお払い箱になった古い車両が改造されていますので、自分にとっては見たくてしょうがないような車輛ばっかりでした。
その多くは買収国電であったり、17M級の国電であったりしました。
そして、御多分にも漏れず、松戸電車区にも救援車がいました。
その救援車を求めて1978年のどんよりした梅雨の時期に訪問した記録からです。
クエ28001 78.6.28 松戸電車区 |
松戸電車区といえば、常磐線快速電車の一大基地です。
こんな大きな電車区もこの当時は見学させてもらえた大らかな時代でした。
それなりに広い松戸電車区の一番奥にぽつんと置かれていた救援車。
この角度から見ると営業用電車と全く変わらないような姿です。
クエ28001 78.6.28 松戸電車区 |
正面からもパチリ。
物凄く褪色して小豆色になっていました。
クエ28001 78.6.28 松戸電車区 |
カンバスは剥がれて、満身創痍な救援電車の姿になっていました。
クエ28001 78.6.28 松戸電車区 |
反対側の新設運転台側の様子です。
手摺や点検蓋などそこかしこのしつらえが今風になっています。
クエ28001 78.6.28 松戸電車区 |
バックにはいっぱい103系が待機中。
でも、クエ28形以外にはカメラは一切向けていません。
勿体ないことをしたものです。
クエ28001 78.6.28 松戸電車区 |
車内も覗きました。
懐かしい白熱灯の照明が残っていました。
この時は珍しく記念写真を撮っています。
服装を見ると学校帰りに行ったみたいですね。
クハ103-1011 78.6.28 松戸電車区 |
電車区を辞したところで遂に雨が降り出しました。
松戸駅までの帰り道で何故か103系を撮っています。
この電車が千代田線を走ると、かなり手前から103系とわかる唸りが聞こえました。
床からの熱も凄かったですね。
EF15192 78.6.28 松戸電車区 |
EF15の貨物列車も撮っています。
手前の柵、どうにかならなかったのかと今では不思議なカットですが、編成が面白いのでオマケ画像で載せてみました。
8 件のコメント:
まったくの私事なのですが、2カット目のバックの崖上の家は友人の彼女の家でした!
電車見たさに一度だけ強引に訪問したことがあるのですが、ベストアングルはトイレの窓だったのでした。
カメラ持ってトイレに行くわけにいかないし、頻繁にトイレに立ったり長居するのもいろいろ怪しまれる・・ってことでベストアングル写真は無し!っていうまさに糞みたいな話でした。
RM、そろそろ発売でしたっけ?
Cedarさん
それはまた凄い偶然ですね!
今のようにスマホで撮れれば別ですが、一眼レフ持ってトイレはいけませんね~。
RM、あした発売です!
ガ学生時代、常磐線での通学途中に見る電車区景色は、いつも楽しみににしていました。遠目からは、救援車は見えなかったですが、103系以外の車輌も時々いた事を思い出しました。
私のペンネームは、まさに ココ です。
北マトさん
今回はまさに貴殿のペンネームの電車区訪問記でした。
歴史の古い電車区ながら駅に隣接していない点では、戦後開設の運転所のさきがけのような立地でしたね。
この時も松戸駅から結構歩いた気がします。
今改めて地図を見ると北総線の矢切駅の方が近いぐらいですね。
103系1000番台が走っていた頃の千代田線ですが、ぼくは営団(現・東京メトロ)の6000系よりも103系1000番台の方を好んで乗っていたのです。ぼくが小学校時代、新京成線の五香にあった知り合いの家に行った帰りに千代田線直通の常磐線各駅停車に松戸から乗ると、必ずと言っていいほど103系の1000番台に遭遇しました。
生田絵梨花愛好者さん
103系1000番台のお面のデザイン、自分も嫌いじゃないです。
色々いじられながらも未だ西では大活躍中なのが何よりです。
6000の方が日本からは先に無くなっちゃいそうですね。
今更のコメントで恐縮です。
お写真の場所から徒歩数分の所に住んでいますが、現在とあまりにも変わっていなくて驚いています。103系、EF15の走行風景の右端に写っている木造の工場はまだ現役で稼働しております。
みかんさん
ありゃ、そんな場所にお住みなのですね!
この辺りは確かに以前の風景が結構残っていますね。
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