神田神保町と言えば本の街。
昨日で神保町の本屋さんがまた一つ無くなりました。
15.9.30 駿河台下 |
閉店したのは、駿河台下交差点に建つ書泉ブックマートです。
最初、書泉が閉店、という噂を聞いてびっくりしました。
確認したら、流石に鉄道本の聖地の書泉グランデでは無いものの、姉妹店の大きな本屋さんが無くなるのは寂しいことです。
昨今の出版不況を考えると仕方ないのかもしれませんが、どんどん本屋さんが減っているのはどこか危機感を感じますね。
15.9.30 神保町 |
そして、この鉄道物の古本の聖地のようなこのお店も近く閉店とのことです。
店主のおばさんは既に齢90を越えていらっしゃるそうで、後継者は居ないし、年齢が年齢だけにお店を続けるのは辛くなったそうで、今在庫を3割引きで整理中とのこと。
年内には・・・との話でした。
学生時代から35年間、良く覗いたお店だけに、ブックマート以上に寂しいです。
15.9.30 神保町 |
神保町の通りにもシャッター店舗が増えてきています。
お買い物しました |
店内は既にめぼしいものは漁られて無くなっていた感じでしたが、記念にこんな本を買ってきました。
1963年秋発行の『世界の鉄道1964年版』です。
阪堺電車 |
この号は世界の路面電車特集号。
中を開けると現役車輛のラインナップが凄い!
阪堺電車は木造のアメリカンなモ101も元気!
福井の電車 |
鉄コレが出ちゃうらしい福井の連接車も新鋭車です。
上の写真の小型電車が良いですね。
新幹線も工事中 |
巻末のトピックでは、東海道新幹線の工事状況が掲載されています。
1963年秋の発売ですから、まだ新幹線は開通一年前ですね。
もう既に50年以上も前の本、懐かしく読みました。
時間を越えての出会いがあって、楽しめるのが書籍の良いところですね。
6 件のコメント:
書泉ブックマート閉店とはびっくりですね。学生は本読まないし、なんチャラオフみたいな業態がはびこるしで、神保町で本漁りして、珈琲屋で休憩なんてのは過去の景色になっていくのでしょうか?さみしいです。
ちなみに用賀SBSの大きな本屋が先週末で閉店しました。DT線沿線に本屋の無い街がまたひとつ・・・バカヲ駅は2年前からです。
Cedarさん
大きな本屋だからって安心出来ない時代になって来てしまいましたね。
沿線に模型屋の無い街どころか本屋までなくなっちゃうのは世界に誇れないですね〜
私の住んでいる町でも書店、古書店がだんだん減っています。チェーン店ならありますが個人経営の店は採算割れや通信販売の影響で赤字になるので儲けにならないそうです。
特に古書店がないと参考文献としての本の購入ができないこともあり、頭の痛いところです。
「世界の鉄道」は1963年版を持っています。新幹線の建設状況が数ページにわたってでてました。
taiitisさん
個人経営の小規模な書店は生き残るのが厳しい状況ですね。
チェーン店はラインナップがワンパターンで表面的な品揃えで本を探す楽しみがないですね。
そのチェーン店でさえ無くなったりしているというのも何ともです。
1963年版は鉄道90年の特集でしたね。
こんばんは~
昔は、鉄道の本を買いあさりに神保町に行っていました。
最近は、手元にない本は通販やヤフオクで落札しているので、神保町は行かなくなりました。
篠村書店は、鉄道の貴重な本を高額で売っていましたね。
高校時代に見た交友社の「30系から80系 国鉄電車の歩み」をずっ~~と探し求めていましたが・・・
このお店で見つけましたが、あまりに高すぎたので買わないでいましたが・・・
諦めきれず・・・
後日買に行ったら売り切れていたことが一番強く印象に残っています。
高齢者の個人経営店が、どんどん無くなっていきますね。
昨日、鶴見市場のはやぶさが閉店となりました(泣)
KAZUさん
以前は古本買うなら神保町でしたが、今はネットで買えますから足が遠のいてしまいますよね。
篠村書店は他店よりかなり高めで、欲しいのがあっても指咥えるだけという経験ばかりでした・・。
鶴見のはやぶさ、閉店ですか〜。
寂しいですね。
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