またもや記事掲載です。
人間の記憶力は悲しいかな限界があるもの。
楽しい記憶も段々と、と言うかかなりの加速度を付けてフェードアウトしていってしまいます。
既に一か月前に訪れたばっかりの町の名前が覚束ない所も出てきている始末です。
そこで、今回は自分自身の旅の備忘録を兼ねて・・・
➀帰国後にまとめた旅の記録
と、
②もしかしたら一部の方に役立つかも?な資料編
です。
興味のある方は、見てください。
そうでない方にはこの先はツマランです(いつもツマランって?・・スミマセン)。
まずは行程を整理してみました。
今回の行程表 |
こちらが、今回の行程です。
ベルリンから始まって北ドイツ、ぐっと下りてハルツ、右に飛んでチェコのボヘミア地方、そこから下に下がってオーストリア、更に下がって北イタリア、そしてスイスとあっち行ったりこっち行ったりしています。
赤丸が宿泊地です。
旅行前にもこのような全体プランを作っておきましたが、ドイツ部分についてはあとで書きますドイツ版駅すぱあとのおかげで、行程が大幅に変更になりました。
また、当初予定にはハルツの蒸気列車は入れていませんでしたが、色々なサイトを見て行きたくなり予定を変更して訪問しました。
このあたりが自由旅行の良い所ですね。
これにはホテルの直前ネット予約ができたことも寄与していると思います。
次はお土産編です。
おみやげ その1 |
おみやげ、その1。
荷物を機内持ち込み範囲内で絞ったために、あんまり嵩張るお買い物はしていません。
紙以外の自分へのお土産はこれだけ。
さすがに、最終日のチューリッヒトラムミュージアムではちょっと欲張りました。
右上はそこで買った87分の1のトラムのモデル。
これが一番のお土産です。
左側にあるトラムのペンダントや溝付きスライスレールや写真には無いトラム絵葉書や本数冊も買いましたが、トラムのモデルを買ったら全てサービスしてくれて、感激!
トラムモデルの下の汽車はフルカ山岳鉄道のミニチュアです。
おみやげ その2 |
おみやげ、その2
こちらは嵩張らないので、あちこちで買いました。
絵葉書は豊富に売られており、見出すとあれもこれも欲しくなるので、困ってしまいます。
おみやげ その3 |
おみやげ、その3
こちらは綺麗な街並み編です。
左と下はチェコのチェスキークロモノフ。
右と中央はスイスのグアルダ。
上中央はドイツのヴェルニゲローデ。
です。
切符類 |
切符類です。
上左:イタリア・ボルッアーノの天空電車のゴンドラとの共通券。
上中:チューリッヒトラムミュージアム。
上右:リューゲン島の子供回数券。
中左:プラハのトラム・バス・地下鉄共通24時間券。
中右となり:チューリッヒトラムミュージアム入館券。
中右:イタリア・ミラノの一日券。
下左:オーストリア・ツィラタール鉄道の車内券。
下中:ベルリンの空港バス。
下右:ドイツ・モーリー鉄道、HSBの硬券。
以上であります。
ホテルのリーフレット類 |
宿泊したホテルのリーフレット類。
フロントにリーフレットがあるところは必ず貰いました。
後で見ると懐かしいものですね。
リーフレットの中で上段の
モーリー鉄道のドーベラーナーホフ : 路面区間の駅前
ベルニゲローデのホテルアルトラ : 機関区の前
ツッタウのホテルBB : 駅前
はどれも既に多くの汽車好きが泊まっているホテルで、汽車好きには堪らないホテルです。
下段は左から
プラハのホテル(イマイチ)、チェスキークロノモフのホテル(町中心部でなかなかgood)、マイヤーフォーフェンのホテル(ホスピタリティーいっぱいで感激)、スイス・グアルダのホテル(一泊じゃ勿体なかった)、そして一番右がディセンティスのホテル(こちらもGood)
です。
これらは、プラハ以外(これは日本の旅行会社で予約・高いくせに大したことなくて失敗しました)後述のBooking.comで現地予約しましたが、基本ハズレ無しで快適に過ごせました。
マップ類 |
買ったり貰ったりした市街地のマップ類。
今回の旅ではガイドブックは嵩張るので一切持っていきませんでした。
本と言える唯一のものは時刻表のみとしました。
また、サイトでブックマークできないようなもので、最低限必要な事前情報はガイドブック等のページをスマホに撮って済ませ、地図は基本グーグルマップで対応、市街地だけ上記のようなマップを現地調達で活用しました。
次は今回の旅の資料編です。
<切符のこと>
今回の列車のチケットは日本で手配しました。
手配したのはお馴染みのユーレイルパスのフレキシータイプとスイスパスです。
こちらです 上がスイスパス、下が4か国パス |
ユーレイルパスは使う日が自分で当日でも選べるフレキシータイプのもので、ドイツ、チェコ、オーストリア、イタリアの4か国10日タイプにしました。
このフレキシーパスは一等しかないのが玉にキズ。
折角なので一等をなるべく使いましたが、編成のどこにあるかを確認するのが結構面倒で、席数が少なすぎて場違い感を感じるときは二等車に乗車しました。
スイスパスは8日間・二等の一般的なものにしました。
以前は対象外だったはずの区間も網羅されているし、ポストバスからトラムまでカバーしており、たいへん重宝しました。
<宿泊のこと>
ホテルの予約は到着日と帰国前日のみ日本の旅行会社で手配して、あとは全てBooking.com
でネット予約をしました。
利用前に口コミを見ると予約のトラブルなどが書かれていて不安になりましたが、私の場合は全てノートラブルで快適にチェックイン・アウトができました。
予約画面イメージ |
今回利用して感じたことは・・・・・。
➀日本語で検索・内容確認・予約ができる。
②価格比較も当然容易。
③ホテルの様子が確認でき、評価や利用者の声で概ねの判断ができる。
④地図で場所がちゃんと確認できる。
⑤現地語で予約内容がプリントアウトできる。
⑥駅に着いたら、携帯で予約マイページを開くとホテルまでの道案内ができるので迷わない。
など、至極便利です。
日本で楽天トラベルとかでいつもやっているのと全く変わらないレベルで世界のホテルを予約できるのは凄いですね(って、自分が知らなかっただけでしょうが・・・)。
以前は街についてからインフォメーションで宿探しをしたり、直接ホテルを回って交渉しましたが、そんなのが嘘のような感じがしました。
<インターネット環境のこと>
今回は初めて海外にPCを持って行ってブログを書いてみようと考えました(←今更と笑われそうですが、自分にとっては冒険です・・・)。
今回は友人の勧めで携帯会社の海外パケット定額サービスよりローコストな海外WifiレンタルのグローバルWiFiを使ってみました。
結論から言うとこちらは・・・
➀コスト面では : ○
②通信環境面では : 微妙 何故かLINEが非常に不安定で画像がなかなか送れませんでした。
という感じでした。
ホテルでは一部を除いて基本的にはホテル無料WiFiのほうが快適でした・・・。
こんなのです |
ハルツの客車の中で |
<列車検索のこと>
列車の検索は基本的には毎度おなじみの赤いヨーロッパ鉄道時刻表で行ないましたが、ドイツについては広範囲の移動が何度かあったので、選択に悩みました。
もしかして、あちらの国にも『駅すぱあと』みたいのがあるのでは?と探したら、下記のようなサイトを発見、活用しました。
ドイツの『駅すぱあと』 検索結果例 |
イメージ的には『駅すぱあと』のドイツ版というような感じで、様々な条件検索ができて重宝しました。
地理感覚が日本と違って無いので、自分が時刻表で考えたのとは全く違うルートが早かったりして結構目からウロコでした。
発車、到着共に発着番線まで記載されているのも有難かったです。
このようなサイトは他の国でもあるようでした。
また、ドイツの駅では切符の自販機自体にこの検索機能がついていましたので、即興でも検索ができるようです。
これは無人駅でも用意されていて、大変スグレモノのようです。
駅で貰える時刻表各種 |
現地に行くと大抵は無料の方面別時刻表が駅で手に入れられるので、最終確認はそちらの時刻表で行いました。
こちらは概ね夏・冬で二回発行されるようで、季節列車掲載は勿論のこと、イベント列車などが掲載されていることも間々あり、便利に活用させていただきました。
この辺りは、日本よりよっぽど便利です。
<参考になったサイト>
今回の旅のうち、主にドイツのナロー蒸気路線の情報入手で大変参考になったサイトをご紹介します。
これらのサイトが無かったら戸惑ったことは多々あったと思います。
記事を書かれた方に感謝の意を表したいと思います。
➀ DRFC-OB デジタル青信号の中のドイツ紀行➡http://drfc-ob.com/wp/archives/49912
ドイツのナロー各線の紀行文が地図を含めて詳細に書かれていて、大変参考になりました。
この記事はモーリー鉄道ですが、それ以外にもハルツやリューゲン島のローランドも記事が
あります。
② 編集長敬白➡http://rail.hobidas.com/blog/natori/archives/2010/10/post_50.html
お馴染みのこちらのサイトでも北ドイツのナローとしてモーリー鉄道、リューゲン島のローラン
ドが紹介されています。
③ 愛煙家のページ➡http://www.geocities.jp/lenhartzstrasse/STEAMLOCO.htm
こちらのサイトにドイツのナロー路線各線のガイドがあり、宿泊情報や周辺のプチ観光スポ
ットなどの記述もあり、参考になりました。
最後は今回見学した都市のトラムの地図です。
今回の旅行で情報が取りにくかった筆頭にトラムの路線図があります。
大抵の観光ガイドブックでは『トラムもある・・・』程度の記述しかなく、概ね市内地図にもトラムの線路は書かれていないか、良くて線が書いてあるだけでまず運行系統などは分かりません。
ネットでの検索でも中々思うようにそのあたりがちゃんと分かる地図は出ず、それでもなんとか見つけた画像を頼りに、あとは結構行き当たりばったりの訪問になりました。
そこで、そんなネット検索でお世話になった経験から、これから行かれる方にトラムチラ見レベルならもしかしたら役に立つかもな?トラムの地図を載せておこうと思います。
ベルリン
ベルリン中心部 |
こちらはベルリンの中心部です。
こちらはホテルでもらったベルリンマップです。
ベルリンのトラムは旧東側に集中していますので、基本ベルリンの地図の北東方向中心に延びています。
具体的にはDBの路線(地図では中央左右に走る緑の線)のベルリン中央駅から東駅方向の地図上線路の北側に路線網が広がっています。
地図左端がHauptbanhof’(地図の➀)で、ここがトラムの西側スタート地点です。
写真では分かりにくそうですが、茶色のラインのM5,M6などと書かれているのがトラムの路線です。
例えば、左端中央のベルリン中央駅から右方向にむかって走っているM5の茶色い線がトラムです(地図の③)。
Hackescher Markt(地図の②)でのトラムはこちら➡ベルリン半日散歩
プラハ中心部 |
こちらはプラハ中心部です。
こちらは観光案内所でマップを貰おうと行ったら、中国人には間違えられて中文のガイドを渡されそうになるし、タダだと思ったら有料でした。
でも、トラムの電停もちゃんと書いてあるこのマップのおかげで、まる一日トラムを楽しめました。
プラハのトラムは市内全域に140kmぐらいの物凄い路線網がありますが、観光を兼ねてのトラムノの見物エリアは概ねこの範囲が中心だと思いました。
トラムの路線は赤い線で書かれています。
緑の破線は地下鉄A線、黄色がB線、赤がC線、青はバスです。
地図左上の細長い建物の絵が描かれている場所がプラハ城(地図の➀)、そのすぐ下の教会の絵の所のちょっと右側に例のガントレット区間があります(地図の②)。
そしてその右側の橋が有名なカレル橋になります(地図の③)。
右端の中央の線路の書かれているところが、CDのプラハ本駅です(地図の④)。
プラハ本駅からは5系統に乗るとプラハ城の袂のMalostranska電停(地図の⑤)まで行けます(そんなことしなくても地下鉄でも行けますが・・・)。
また、有名なガントレット区間は12,20,22,57の4系統が通過します。
ガントレット区間➡プラハのトラム
チューリッヒ
チューリッヒの路線図 |
こちらはチューリッヒのトラムです。
ホテルでもらったチューリッヒガイドについていました。
チューリッヒでは分かり易い路線系統図が色々な現地の冊子に添付されていました。
この辺りは流石観光国スイスですね。
路線図の2から17までがトラムの系統です(系統毎に色分けされています)。
青い線は一部を除いてバスの路線です。
多くの路線がチューリッヒ中央駅(地図の③)を経由して走ります。
訪問時は中央で束になってリマト川を渡る湖側の束の部分(地図の➀)の路線がすべて工事で分断されていて、トラムに乗るのに結構戸惑いました。
最後の日に行ったトラムミュージアムは地図右下の緑色の11系統の終点近くでした(地図の②)。
今回は工事で途切れていて往生しましたが、11系統は本来ならチューリッヒ中央駅から一本で行ける系統です。
トラムミュージアム➡http://tsurikakedensha.blogspot.jp/2015/08/blog-post_63.html
これにて、備忘録はおしまいです。
これから渡欧される方にちょっとでも役立てば嬉しいです。
4 件のコメント:
こんにちわ
備忘録といいつつもこれから行く人、またプログを見て行きたくなった人にとって
なによりもいいガイドになるのではないでしょうか。
chitetsuさんのやさしさがにじみでてるいい記事です。
見習わなきゃ・・・
青春どMさん
ありがとうございます。
今回の旅行で自分なりにどうしようか?と悩んだものを羅列してみました。
何かしらの参考になったら嬉しいのですが~。
なるかしら・・・。
中学生の頃、旅への期待を高めてくれたのが『時刻表2万キロ』と『鉄道旅行術』で、
私にとってバイブル的存在でしたが、
後者を読みながらの気分の高揚を思い出させてくれました。
ありがとうございます!
低Nさん
今回の旅行を計画していた時、いろろな旅行記を読むのがすごく楽しみでした。
そんな部分の恩返しになれればな・・・と思いました。
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